目次
- プロフィール
- インド洋の楽園とも言われている、南の島モルディブ
- 1日目:フェリーに乗ってローカルアイランド「ティナドゥ島」へ
- 10:00 ヴェラナ国際空港のフェリーターミナルからスピードボートに乗る
- ティナドゥ島へのアクセス
- 12:00 ヴァーヴ環礁にあるティナドゥ島へ到着
- 12:10 「Ecoboo Maldives」へチェックイン
- 客室の紹介
- 「ティナドゥ島」滞在中の過ごし方
- 14:00 島を歩いて散策する
- 15:30 海に潜って楽しむ
- 17:00 夕焼けに満ちていく島をふたたび歩く
- 19:45 Bamboo Bistroでディナーをいただく
- 夜の静寂に包まれるティナドゥ島
- 2日目:島での滞在を引き続き楽しむ
- 7:00 早起きして島を歩く
- 8:30 モルディブのローカル朝ごはん マスフニとロシ
- 15:00 ローカルおやつのヘディカと一緒にティータイム
- 17:00 サンセットクルーズへ出発
- モルディブの首都 マレ
- モルディブの海への思いを寄せて
- 映像クリエイター AOIの“再び訪れたくなるデスティネーション”
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プロフィール
AOI
映像クリエイター/コンテンツクリエイター 東京、高知、オーストラリアをはじめとする海外。多拠点生活を送りながら、日常に潜む美しさを独自の視点で切り取り、写真、映像、デザインを通して表現するコンテンツクリエイター。近年は国内外でのワークショップなどを通じて、写真やアートの楽しさを共有しながら活動の幅を広げている。
インド洋の楽園とも言われている、南の島モルディブ
旅の原点となった特別な場所の一つであり、海の底まで見えてしまいそうなエメラルドブルーの海、真っ白なパウダーサンド、そして手つかずの自然が広がるこの美しい島々には、何度訪れても楽しい発見があります。年を重ねていく上で新しい視点を持って、ふたたび自分を創造してくれた思い入れのある場所、モルディブへと向かいました。
モルディブは、ハネムーンで行く憧れの場所というイメージがありますが、ローカル島に滞在することで比較的予算も抑えることができて、ひとり旅や女子旅にもぴったりな旅行先なんです。
素朴な島の暮らしや美しいビーチで過ごしてみませんか?
1日目:フェリーに乗ってローカルアイランド「ティナドゥ島」へ
10:00 ヴェラナ国際空港のフェリーターミナルからスピードボートに乗る
モルディブの旅は、空港を出た瞬間から始まります。
メインゲートである、マレ空港を出るとさっそく眩しいブルーの海がお出迎え。
近年、外国人観光客に向けて開放されて人気のティナドゥ島を目指します。スピードボートでおよそ2時間の船旅です。
1000を超える島々と26の環礁から成り立つモルディブ。
観光客が訪れるリゾート島、地元の人が暮らすローカル島など、多くの観光客がこの場所から、それぞれの目的地へと出発します。
ティナドゥ島へのアクセス
ティナドゥ島はマレ国際空港から南に位置するヴァーヴ環礁にあります。
この島へは、スピードボートでのアクセスが一般的です。
スピードボートはマレ国際空港の船場から、1日2便(10時発、16時発)が運航されています。
片道65USD、往復130USDが相場です。
船の便数は限られているため、飛行機の到着時間に合わせて事前にゲストハウスに連絡しておくことをおすすめします。
滞在するローカル島によっては交通手段がそれぞれ異なります。
あらかじめ滞在する施設に確認しておきましょう。
モルディブ滞在中は、船の移動が基本になります。
スピードボートは揺れるため、船酔いが心配な方は事前に酔い止め薬を服用するなどの対策を忘れずに。
※ 2024年8月情報
どこまでも広がるインド洋を波に揺られてテンポ良く弾みながら、スピードボートで駆け抜けます。
ターコイズブルーに輝く青い海や、吸い込まれるような深さを感じる碧い海。
うつり変わる海のグラデーションを楽しみながらの大航海です。
12:00 ヴァーヴ環礁にあるティナドゥ島へ到着
長いようであっという間の船旅を経て、ヴァーヴ環礁にあるティナドゥ島へと到着しました。
静かでほのぼのとした島の雰囲気に、着いた瞬間から穏やかな気持ちに。
ゲストハウスのスタッフが船場までお出迎えしてくれました。
ヤシの木や植物が生み出す自然のシェードのもと、砂の道を歩いて島へおじゃまします。
12:10 「Ecoboo Maldives」へチェックイン
ティナドゥ島で滞在したのは、「Ecoboo Maldives」というエコロジカルなゲストハウス。
「Ecologic(エコロジック)」と「Bamboo(バンブー)」という言葉を組み合わせたのが名前の由来だそう。
バンブー(竹)を用いた建物をはじめ、施設内ではさまざまなサステナブルな配慮がされています。オーガニックな滞在を選びたい旅行者にぜひオススメしたい、自然と人が調和する、特別な空間です。
この宿は、島での滞在をのんびり過ごしてほしいということから、3泊から予約可能です。
ハネムーンやウエディングの特別プランの提供など、滞在の目的に合わせて事前に問い合わせてアレンジすることもできます。
島での滞在中、手放せなかったのがオリジナルボトル。
ガラスボトルにリゾートのロゴが印字されています。
キャップの部分はバンブー素材。可愛らしくて旅の思い出に。
施設内の給水スポットでいつでも自由にお水を補充できます。
この島では貴重な水を大切にするために、ろ過システムを導入しており、使用済みの水を再利用しているそう。
旅行者として訪れる私たちも、ペットボトルゴミを減らす取り組みに貢献できて嬉しいですね。
客室の紹介
バンブーのぬくもりを感じながら、まるで自然の中にいるような至福のひとときを過ごします。
窓から眺める南の島の景色に心ゆくまでリラックス。
壁には、海を感じさせるアートが飾られていたり、窓から眺める海やトロピカルな風景によって部屋の中からも南の島を感じられることでしょう。
「ティナドゥ島」滞在中の過ごし方
14:00 島を歩いて散策する
15分ほどで島の周りをぐるりと歩くことができるティナドゥ島。
南の島を歩いて一周できるなんて、小さな島ならではの贅沢な時間です。
サングラスがないと眩しいくらいの太陽と白い砂浜、遠浅なビーチを眺めながら島を散策します。
思い描いていた、南の島はここにあったのか、というような風景があちらこちらに。
ローカル島ならではの楽しみ方のひとつとしてオススメなのは、モルディブに住む人々の暮らしも垣間見ることができること。
島を彩るトロピカルな植物をカメラを持って撮影してみました。
15:30 海に潜って楽しむ
モルディブに来たら、忘れずにしてほしいことは、海の中の世界を覗いてみること。
ティナドゥ島はビーチから泳いで、サンゴ群にたどり着くことができます。
他の島では、船を出さないと見ることができない海の中の景色を、この島では手軽にシュノーケリングで見ることができるのです。
モルディブの可愛いお魚たちをじっくり観察することができ、運が良ければ、シュノーケルの最中にウミガメやイルカの群れに遭遇することも。
もっと海を楽しみたい時は、ボートツアーやアクティビティもあるので、ぜひ体験してみてくださいね。
ヴァーヴ環礁には、沈没船スポットがあり、そこを住処としている多くの魚たちに出会うことができます。
カラフルなサンゴやイソギンチャク、時には珍しい生物との出会いも期待できるかもしれません。
17:00 夕焼けに満ちていく島をふたたび歩く
島に戻ると、サンセットタイムに。
島全体がオレンジ色に染まり、時間とともに変わる島の様子が魅力的でした。
私たちが訪れた時期は6月頃、オオハマボウの花が満開でした。
何度か訪れているこの島では、サンセットを眺めたいお気に入りのスポットができました。
だんだんと空が淡いピンク色に変わり、波のたたない静かな海に映り込むその光景は幻想的です。
19:45 Bamboo Bistroでディナーをいただく
サンセットを楽しんだあとは、ディナータイム。
ビーチサイドにあるメインレストラン「Bamboo Bistro」では、地元で採れた魚の料理をはじめとする、バリエーション豊かな食事が並びます。
夜の静寂に包まれるティナドゥ島
ディナーのあとは、ビーチサイドに並ぶチェアに座って、波の音を聞きながら、ゆっくりと思いゆくままに過ごして。
波打ち際には、ナースシャークが遊びに来ていました。
穏やかな性格のサメです。
モルディブにいると、さまざまな海洋生物を身近に感じられます。
島内には、ローカルマーケットやカフェもいくつかあります。
地元のお店はその場所の日常を肌で感じられるので、ついつい立ち寄ってしまいますね。
2日目:島での滞在を引き続き楽しむ
7:00 早起きして島を歩く
旅先でいつも楽しみなことのひとつが、朝のおさんぽタイム。
トントンと朝食を準備する音、おはようと挨拶をし合う様子。
この島の1日が始まる生活の音が聞こえてきます。
向こう側に見えるのは、お隣の無人島。
朝の干潮時には、より近くに見える気がして、泳いでたどり着けそう。
朝のビーチは潮が引いて、昼間よりも砂浜が広がります。
日差しを浴びながら、ビーチコーミング。静かな海辺で、自分だけの時間を過ごしました。
8:30 モルディブのローカル朝ごはん マスフニとロシ
モルディブ滞在中は、現地の伝統的な朝食「マスフニ」と「ロシ」を毎日楽しみました。
モルディブはカツオの生産が有名。
フレーク状になったカツオとココナッツを混ぜ合わせたマスフニを、小麦粉の生地のロシに包んで食べるのが定番です。
地域や家庭によって味が少しずつ違うので、毎日新しい発見があります。私たちもモルディブ滞在中は、マスフニが定番の朝ごはんに。
15:00 ローカルおやつのヘディカと一緒にティータイム
イスラム教のモルディブでは、宗教上の理由から飲酒することが禁止されています。
お酒を飲まない代わりに、ローカルのおやつ、ヘディカと一緒にティータイムを楽しむのが古くからの嗜み。
モルディブで愛される伝統的なソウルフードです。
カツオのフレークやココナッツ、カレーリーフなどを小麦粉の生地で包み油で揚げて作られます。
甘いものからしょっぱいものまで、その種類はさまざま。
地元の人たちも紅茶やコーヒーを片手に、友人たちとゆっくりとした時間を楽しんでいます。
おやつの時間には、カフェやレストランで売られていることもあるので、見つけたらぜひ味わってみてください。
17:00 サンセットクルーズへ出発
この島に滞在している皆さんと一緒に、サンセットを見にクルーズ船まで小旅行。
ワクワクした気持ちで船場まで向かいます。
ティナドゥ島からボートに乗り15分ほどでたどり着いたのは、海の真ん中に浮かぶ「サファリボート」と呼ばれる大きな船。
ローカル島ではお酒を飲むことができませんが、リゾート島やサファリボートでは、バカンスに来た旅行者へのアルコール提供が許されています。
お酒を飲みながら、音楽と共に、海に沈んでゆくサンセットを楽しみました。
モルディブの首都 マレ
モルディブの首都マレは、南国のイメージとは裏腹に活気あふれる都会的な街です。
マレ空港からタクシーやローカル船で向かうことができます。
高層ビルが立ち並び、バイクや車が行き交う光景は、まるでアジアの大都市のよう。
街中にモスクが点在し、早朝にはアザーンが響き渡るなど、イスラム教の文化が根強く残っています。
マレ国際空港が近いため、多くの観光客が最初に訪れる場所でもあります。
モルディブ滞在中にマレに滞在するプランを選ぶ方も多く、ショッピングや現地の文化に触れることができます。
首都マレにあるビーチ。
地元の人たちも家族で海水浴を楽しむ憩いの場となっています。
肌の露出が制限されるイスラム教のモルディブでは、水着になることが禁止されているエリアも。
観光客向けには、「ビキニビーチ」と呼ばれるエリアが用意されているので、訪れる場所の情報を事前に確認してみてくださいね。
モルディブの海への思いを寄せて
今まで何度かモルディブを訪れ、見てきた景色やインスピレーションを作品にしたハンドメイドジュエリー作品。
ゲストハウスのご好意で展示させてもらいました。
シェルやパールなど海を感じられるパーツが施されています。
日常で出会う機会がなかなかない、いろんな国の人たちとの交流も生まれて至福の時間になりました。
作品はこちらのInstagramアカウントからもご覧いただけます。
これまでも何度かモルディブに足を運び、いくつかのローカル島を巡って来ましたが、それぞれの島によって楽しめることはさまざま。
ティナドゥ島は、知人との再会も楽しみのひとつでしたが、島の大きさ、海の綺麗さもちょうど良く、いつ来ても素朴な島の暮らしに心が安らぎます。
モルディブの人々は、ちょっぴりシャイだけどとってもフレンドリーでお話好き。ぜひ、現地の方たちとの交流も楽しんでみてくださいね。