目次
- 新しい体験を2人で一緒に。愛が深まる「北薩エリア」の旅
- 九州西海岸沿いを走る観光列車「おれんじ食堂」
- 地元から愛される在来線「肥薩おれんじ鉄道」
- 日本最大級の出水麓武家屋敷群を「いずみ観光牛車」で散策
- 出水麓武家屋敷群の歴史と文化を学べる「出水麓歴史館」
- 薩摩藩武士の暮らしを覗き見る出水麓の「公開武家屋敷」
- 西郷どんゆかりの地をガイドさんと回る「西郷どんの足跡を辿るコース」
- 出水の街を「レンタサイクル」で散策
- 出水の冬の風物詩、ツルの飛来を間近で見られる「出水市ツル観察センター」
- 日本で唯一のツル博物館「出水市ツル博物館クレインパークいずみ」
- 日本一大きい鈴と日本一小さい鈴がある「箱崎八幡神社」
- 印染め工房で染色体験「アキノ染色工芸」
- 全国から訪れる名湯「きみよし温泉」
- 阿久根の特産品とクラフトが集まる「イワシビル」
- 鹿児島Colors:4組のフォトグラファーが出かけた4つの鹿児島の旅
- jyota tomonori プロフィール
- misuzu プロフィール
新しい体験を2人で一緒に。愛が深まる「北薩エリア」の旅
九州西海岸沿いを走る観光列車「おれんじ食堂」
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風光明媚な九州西海岸沿いを走り、車窓から美しい海岸線を望みながら、地産地消をテーマにした食事を楽しめる観光列車「おれんじ食堂」。1便ではモーニング、2便ではスペシャルランチ、3便では東シナ海を鮮やかに染める夕日を眺めながらいただけるコース料理。便ごとに趣向の異なる料理は、地元のレストラン等から提供される「おれんじ食堂」オリジナルのメニューで、四季によって内容も変わります。
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工業デザイナー・水戸岡鋭治氏による木の温もりを感じる洗練されたデザインの車内は、座席の配置もゆったり。カップルや家族、友人と談笑しながら食事を楽しめるテーブル席のほか、海側にはカウンター席もあります。
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今回乗車したのは、「3便 サンセット」、川内駅を16時30分に出発します。東シナ海に沈む感動的な美しい夕日と、薩摩川内市内に店舗を構える、1993年創業のパティスリー・ルプレジールが提供する美味しい食事が堪能できます。
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見た目も美しく美味しい料理は、コースの全てに地元の食材が使用されており、舌でも鹿児島を感じることができて大満足。
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車内に流れる音楽、スタッフさんの気配り、料理のサーブも1つ1つ丁寧で、まるで高級ホテルでサービスを受けているかのようなひと時を味わえます。
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沿線の観光スポットや歴史についての車内アナウンスがあるほか、途中一時降車して散策できる停車駅も。
薩摩高城駅(さつまたきえき)では、肥薩おれんじ鉄道の社員さんが雑木林を伐採し整備した遊歩道を歩いて、東シナ海の浜辺まで行くことができます。
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2014年にリニューアルオープンした阿久根駅にも一時停車。水戸岡鋭治氏が手掛けた駅舎にはカフェスペースやホール、キッズルームのほか、歴史書から児童書までずらりと並んだ本棚も。
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カップル旅はもちろん、特別な日の記念や大切な人へのプレゼント旅行などにもおすすめです。
おれんじ食堂 基本データ
<TEL>0996-63-6861(おれんじ食堂鉄道予約センター)
<営業時間>10:00~16:00
<休業日>土日祝日/12月30日~1月3日
<運行日>定期運行日(土日及び一部祝日)
<1便 モーニング運行区間・運行時刻・乗車料>
出水駅7時54分発 → 新八代 駅 9時39分着
大人:4,000円(税込)、小人:2,500円(税込)
<2便 スペシャルランチ運行区間・運行時刻・乗車料>
新八代駅10時40分発 → 川内駅14時46分着
大人:18,000円(税込)、小人: 9,000円(税込)
<3便 サンセット(2021年9月1日~2022年3月上旬)運行区間・運行時刻・乗車料>
川内駅16時30分発 → 出水駅18時16分着
大人:9,000円(税込)、小人:4,500円(税込)
<2号車限定乗車料>
座席指定料金(大人: 1,400円(税込) /小人 :700円(税込))+乗車区間運賃
※おれんじ食堂にご乗車のみでご利用いただくプランです(飲食は含まれません)
地元から愛される在来線「肥薩おれんじ鉄道」
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運賃表示器があったり、運転士さんにきっぷを手渡したりとまるで路面バスのような「肥薩おれんじ鉄道」も、北薩エリアの移動に便利。
熊本県と鹿児島県、沿線の10市町(当時)等が出資し、第三セクター鉄道会社として設立された、地元から愛される在来線です。今なお故郷への愛着を込めて呼ばれている旧国名、「肥後」と「薩摩」の頭文字と、甘夏みかんなど柑橘類の産地を走る鉄道のイメージから「肥薩おれんじ鉄道」と名付けられました。
日本最大級の出水麓武家屋敷群を「いずみ観光牛車」で散策
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武士の時代にタイムスリップしたような「出水麓武家屋敷群(いずみふもとぶけやしきぐん)」。肥後からの守りを強化するために設けられた、武士を分散させて住まわせる「外城制度」は、北の玄関である出水では特に力が注がれていました。出水麓の外城(武士の住居と陣地を兼ねた町)は、 東京ドーム9個分とも言われる広さです。
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出水麓武家屋敷群に着いたら、まずは「いずみ観光牛車」に揺られながら、ゆっくりとその雰囲気を堪能して。1周約1㎞を25分かけて、ガイドさんが街の歴史や見どころを教えてくれます。
いずみ観光牛車 基本データ
<住所>鹿児島県出水市麓町
<TEL>0996-62-1511(ホテルキング)
<利用可能時間>11:00〜14:30
※要予約
<休業日>
・平日(平日でも4人以上の予約であれば応相談)
・雨天時
・年末年始の運休期間
<駐車場>出水麓武家屋
利用料金
大人1,000円 小学生以下500円
行き方・アクセス
<車>最寄り駅「出水駅」から約5分
出水麓武家屋敷群の歴史と文化を学べる「出水麓歴史館」
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国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている出水麓地区は、街全体が博物館のよう。2017年にオープンした「出水麓歴史館」は、その散策拠点とも言えるスポットです。
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出水麓の外城の移り変わりや、武士の暮らしぶりを伝える資料や展示があり、出水麓の当時の様子を縮小復元したジオラマ模型も。薩摩の武士が生きた町、出水麓を知るための重要な知識を得られる貴重な歴史館です。
出水麓歴史館 基本データ
<住所>鹿児島県出水市麓町10番39号
<TEL>0996-68-1390
<営業時間>9:00~17:00
※入館は16:30まで
<休業日>毎月 第3水曜日休館
※休日の場合は翌日
<駐車場>出水麓武家屋敷群駐車場(税所邸前)収容台数普通車32台、軽自動車4台、身障者用1台
入館料
大人(高校生以上)510円 小中学生300円
※上記料金で出水麓歴史館・竹添邸・税所邸の3施設に入館できます
行き方・アクセス
<車>最寄り駅「出水駅」から約5分
薩摩藩武士の暮らしを覗き見る出水麓の「公開武家屋敷」
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出水麓武家屋敷群に現存する約150戸の武家屋敷のうち、ほとんどが現在も住居として使われています。そのうち「竹添邸」と「税所邸」の2つが一般公開されています。
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「竹添邸」は、薩摩藩島津家の一門に生まれた江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室を描いた、NHK大河ドラマ『篤姫』のロケ地としても有名。「旧竹添家住宅」として出水市指定有形文化財にもなっています。
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いろりの裏側から屋外への抜け道や、雨天時の弓の練習場所などが残る「税所邸」は、出水麓では最古と言われる武家屋敷。当時の生活が伝わってくる仕組みや佇まいに見入ってしまいます。予約をすれば、甲冑着付け体験も可能です。
「竹添邸」「税所邸」ともに、案内人が常駐し、年中無休で公開されています。
出水市公開武家屋敷「竹添邸」 基本データ
<住所> 鹿児島県出水市麓町5-17
<TEL>0996-62-5505
<営業時間>9:00~17:00
<休業日>年中無休
出水市公開武家屋敷「税所邸」 基本データ
<住所> 鹿児島県出水市麓町5-11
<TEL>0996-63-6142
<営業時間>9:00~17:00
<休業日>年中無休
西郷どんゆかりの地をガイドさんと回る「西郷どんの足跡を辿るコース」
北薩エリアに行くのならば、幕末から明治時代にかけて活躍した薩摩藩の武士・西郷隆盛を知るツアーに出かけましょう。
薩摩川内市内にある西郷隆盛ゆかりの地を訪ねる「西郷どんの足跡を辿るコース」は、薩摩川内市公認ガイドさんと川内駅で待ち合わせ、4か所を巡ります。
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1か所目は「妹背橋(いもせばし)」です。現在のこの橋の姿は4代目。最初は木造でつくられ、その後、美しいアーチ型をした石造りの眼鏡橋につくり変えられました。この2代目建築の際に、若き西郷隆盛が架橋工事に関わったと言われています。現在はコンクリート橋になっていますが、生活道路である橋に今でも西郷隆盛の面影を感じられるのは、鹿児島ならではです。
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2か所目は、妹背橋近くにある「手水鉢(ちょうずばち)」。18歳から竣工までの3年間、架橋工事に携わっていた西郷隆盛が、朝夕ここで手や顔を洗っていたと言われています。
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3か所目は、西南戦争中に敗走を続けた西郷隆盛が、山田郷の下名集落に立ち寄り休憩した際、腰かけて休んだと言われている「西郷どんの腰掛石」。
英雄・西郷隆盛がここに座り、何を思っていたのか?今も目の前にある、ボンタンの木々を仰いだのでしょうか?想像が膨らみます。
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4か所目は、西郷隆盛が愛した昔ながらの温泉郷「川内高城温泉(せんだいたきおんせん)」。ウサギ狩りや湯治に足を運んでいたと言われています。
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川内高城温泉の泉質は、日本の名湯百選にも選ばれた、無色透明アルカリ性単純硫黄泉の美人湯。トロトロとした肌触りのお湯で、お肌がツルツルになる、温泉王国鹿児島屈指の名泉と呼ばれています。時間があれば、町営の「共同湯」が入浴可能なので、「西郷どんの足跡を辿るコース」申し込みの際に相談を。西郷どんは好んで浴槽の隅っこに入っていた、という逸話が残る温泉です。
ガイドさんのお話を聞きながら西郷隆盛ゆかりの地を行く「西郷どんの足跡を辿るコース」。散策の最後には西郷隆盛に少し近づけたような気分になる、おすすめのアクティビティでした。
コースの所要時間は、タクシーやレンタカー利用の場合はおよそ2時間、路線バスと徒歩の場合は3時間ほど。旅のスケジュールにあわせて予約時に移動方法を相談しておくとベターです。
西郷どんの足跡を辿るコース・薩摩川内市公認観光ガイド 基本データ
株式会社薩摩川内市観光物産協会
<住所>鹿児島県薩摩川内市鳥追町1-1 川内駅2階
<TEL>0996-25-1140
<営業時間>9:00~17:00
ガイド料
2,500円(1時間・1団体)
行き方・アクセス
<電車>最寄り駅「川内駅」から徒歩2分
出水の街を「レンタサイクル」で散策
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出水市内を巡るのにおすすめなのが、レンタサイクル。出水市は、サイクルツーリズム推進協議会もあり、出水サイクリングマップも公開されているほど。自転車観光は推しのアクティビティです。
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自転車は、出水駅徒歩3分、出水駅観光特産品館「飛来里」内の総合観光ステーションにあるレンタサイクル「HIRARIN」で借りるのがおすすめ。駅構内にあるコインロッカーで荷物を預け、旅先でサイクリングが楽しめます。
レンタルできるのは、軽い漕ぎ心地の電池のいらないアシストギア自転車でサイクリングに最適。ふつう自転車・シティサイクル・クロスバイクの3種類から選べます。
飛来里レンタサイクル『HIRARIN』 基本データ
<住所>出水市上鯖淵715-16 出水駅観光特産品館「飛来里」内
<TEL>0996-79-3030
<営業時間>自転車貸出し時間 9:00~17:00
<休業日>年中無休
料金
①ふつう自転車 4時間以内500円
②シティサイクル 4時間以内500円
※①②ともに、4時間以上の利用は1時間延長ごとに100円追加
③クロスバイク 4時間以内700円
※4時間以上の利用は1時間延長ごとに200円追加
行き方・アクセス
<電車>最寄り駅「出水駅」から徒歩3分
出水の冬の風物詩、ツルの飛来を間近で見られる「出水市ツル観察センター」
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世界でも有数のツルの渡来地である出水平野には、例年10月頃より、シベリア方面から1万羽以上のツルが越冬のため渡来します。全15 種のツルのうち、7種のツルと1雑種が出水平野に渡来しており、最も多いナベヅルは世界のナベヅルの8割以上が、マナヅルの約半数が出水平野にやってきます。
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ツルが渡来する冬の時期だけオープンする「出水市ツル観察センター」は、川から水を田んぼに引き込み、人工のツルのねぐらにした保護区域にあります。ツルが安心して過ごせるように保護区の周りには、遮光ネットや防風ネットが。
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出水市ツル観察センターの展望台からは、渡来しているツルたちを間近で見ることができます。
かん高いツルの鳴き声、飛び立つ姿、何よりも出水でしか見ることのできない1万羽以上のツルは圧巻です。
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訪れるなら、給餌が行われる午前7時ごろか、出水平野全域に分散していたツルが保護区域に帰ってくる夕方がおすすめ。淡く染まる夕暮れの空を飛ぶツルの姿はとても幻想的です。
出水市ツル観察センター 基本データ
<住所>鹿児島県出水市荘2478番地4
<TEL>0996-85-5151
<開所期間>11月1日~3月第2日曜日
<営業時間>9:00~ 17:00
※入館は16:30まで
<休館日>開所期間中無休
<駐車場>収容台数172台 大型バス20台(無料)
入館料
大人 220円、小・中学生 110円
行き方・アクセス
<車>最寄り駅「出水駅」から約20分
日本で唯一のツル博物館「出水市ツル博物館クレインパークいずみ」
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「出水市ツル博物館クレインパークいずみ」は、“ツル・出水・ふれあい”をテーマにつくられた、ツルを代表とする出水の自然について学べる、日本で唯一のツルの博物館です。
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/568/item_images/images/000/120/547/large/aca831a1-07d1-440f-804a-b3d08763e7e5.jpg?1642732187)
それぞれのツルの特徴や生態が剥製やパネルの展示で丁寧に解説されていたり、ツル○羽分と表示される体重計があったり、ツルの鳴き声の聞き分けを体感できたりと、体験を通して楽しくツルについて学ぶことができる施設です。
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建物の外観は、卵を抱いた親ヅルに子ヅルが寄り添った姿をイメージしたデザインです。
ツルの渡来シーズンの日中は、保護区域外の農耕地にツルがやってくることがあり、博物館周辺でツルに遭遇できることも。
出水市ツル博物館クレインパークいずみ 基本データ
<住所> 鹿児島県出水市文化町1000番地
<TEL>0996-63-8915
<営業時間>9:00~17:00
※入館は16:30まで
<休館日>4月〜10月:毎週月曜日(祝日の時は翌日)11月〜3月:無休
<駐車場>収容台数212台 バス5台(無料)
入館料
通常料金大人 330円、大学生・高校生 220円、中学生・小学生 110円
ツル観察センターとの共通券(11月~3月)大人 330円、大学生・高校生 250円、中学生・小学生 120円
行き方・アクセス
<自転車>最寄り駅「出水駅」から約15分
<車>最寄り駅「出水駅」から約7分
<電車>最寄り駅「出水駅」から徒歩30分
日本一大きい鈴と日本一小さい鈴がある「箱崎八幡神社」
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日本一の大鈴がある「箱崎八幡神社」。ツルの里・出水ならではのツルの親子の舞いを浮き彫りにした、高さ4m、直径3.4m、重さ5トンもある大鈴です。また、敬宮愛子さまのご誕生記念に建立された宝物鈴殿には、なんと虫眼鏡で見ないとわからないくらいの、日本一小さな鈴が納められています。
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神社の入口では、出水らしく大きな2羽のツルがお出迎え。そのインパクトに圧倒されます。
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「成せば成(鳴)る。大願成就の大鈴」と言われている大迫力の大鈴の下で、木の御札に願い事を記入し鈴を撫でて奉納を。鈴の形をしたさまざまなお守りも人気です。
箱崎八幡神社 基本データ
<住所> 鹿児島県出水市上知識町46
<TEL>0996-62-2219
<休業日>年中無休
<駐車場>収容台数100台(無料)
行き方・アクセス
<車>最寄り駅「出水駅」から約10分
印染め工房で染色体験「アキノ染色工芸」
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港町・阿久根にある「アキノ染色工芸」は、昭和58年に創業した「印染(しるしぞめ)」の工房です。漁船の進水式で船の安全や大漁を願う“大漁旗”や、神社祭などの祭礼用や五月節句用の“のぼり”のほか、あらゆる「ハレ」の場で掲げることができる「祝旗」を製作。1枚1枚手仕事で、暮らしに寄り添える印染製品を創り続けています。
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工房では、手ぬぐいの染色体験ができます。色に濃淡をつけたり、グラデーションにしたりという難しい技術も、職人さんが優しく丁寧に教えてくれるので安心。体験後、1週間〜10日程度で、仕上げられた作品が自宅に届きます。
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カラフルな染色グッズたちにも、ときめきが止まりません。
カップルや親子も一緒に楽しめる、旅の思い出が鮮明になる特別な体験です。
「アキノ染色工芸」 基本データ
<住所>鹿児島県阿久根市多田3281
<TEL>0996-75-2756
<営業時間>9:00~17:00
<休業日>日・祝日
<駐車場>収容台数2台(無料)
体験料
手ぬぐい 3,000円/人(税抜き、送料込み)
※基本5名~、4名以下は応相談
※所要時間1~1.5時間
※要予約(実施日の2週間前まで)
行き方・アクセス
<車>「阿久根北IC」から約12分/最寄り駅「折口駅」から約2分
<電車>最寄り駅「折口駅」から徒歩で約12分
全国から訪れる名湯「きみよし温泉」
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阿久根温泉にある地元の名泉、創業130年の「きみよし温泉」は、絵に描いたようなレトロで趣のある温泉です。浴槽にもたれていると自然と足が浮いてくるほどの強食塩泉。ラドン含有量も多く、美容と健康に効果があると言われています。
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湯舟は「あつ湯」と「ぬる湯」の2つ。12月から2月の土日・祝日には、阿久根の特産品であるボンタンが入った、ボンタン湯を楽しめます。
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湯上りには、阿久根のボンタン農家の後継者4人が開発したボンタンサイダーがおすすめ。手作業で1つ1つ厚い房をむいて果汁を搾り、ボンタンの風味をしっかり味わえるよう果汁5%にこだわった逸品です。
「きみよし温泉」 基本データ
<住所>鹿児島県阿久根市大丸町60
<TEL>0996-72-1174
<営業時間>14:00 ~ 19:00
※最終受付18:30
<休業日>不定期
<駐車場>収容台数14台(無料)
入湯料
大人 380円、小中学生 150円
行き方・アクセス
<車>「阿久根IC」から約6分/最寄り駅「阿久根駅」から約3分
<電車>最寄り駅「阿久根駅」から徒歩で約13分
阿久根の特産品とクラフトが集まる「イワシビル」
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ウルメイワシ丸干しの産地、阿久根の新しい旅の拠点「イワシビル」。リノベーションしたビルの1階はショップ&カフェ、2階は特産品を加工製造する見学可能なファクトリー、3階はホステル(簡易宿泊施設)になっています。
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1階のショップには、人気の「旅する丸干し」をはじめ、オリジナルの食品・文具・アパレル商品、地元の特産品や器などがずらり。お店のスタッフが、美味しい食べ方やその商品のストーリーなどを紹介してくれるので、購入意欲がどんどん高まってしまいます。
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イワシビルオリジナル商品のパッケージはどれもおしゃれで、お土産やプレゼントにもピッタリ。個性的なデザインの雑貨が販売されていたり、冷凍のイワシが販売されていたりと、見ているだけでも楽しい空間です。
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カフェでは、こちらも阿久根名物である鯛にちなんだ「たい焼き」をいただけます。自家製餡子と生地で、外はカリッと中はふんわりの食感。ボリュームたっぷりで、添えられているクリームは港町らしく塩が入っていて、一緒に食べると甘じょっぱく相性バツグンです。
イワシビル 基本データ
<住所>鹿児島県 阿久根市鶴見町76
<TEL>0996-73-3104
<営業時間>ショップ・カフェ
平日 11:00~ 17:00、土日祝日 11:00~ 18:00
※ラストオーダー 17:00
<駐車場>収容台数10台(無料)
行き方・アクセス
<車>「阿久根IC」から約6分/最寄り駅「阿久根駅」から約5分
<電車>最寄り駅「阿久根駅」から徒歩15分
鹿児島Colors:4組のフォトグラファーが出かけた4つの鹿児島の旅
フォトグラファーのjyotaさんとmisuzuさんが出かけた、2泊3日の北薩エリアの旅。風光明媚な景色と美味しい料理を楽しめる、まるでホテルのようなおもてなしの観光列車「おれんじ食堂」をはじめ、川内市・出水市・阿久根市、それぞれ魅力が詰まったおすすめのスポットを紹介しました。
4組の個性豊かなフォトグラファーが、鹿児島を走る観光列車に乗って、たくさんの”色”を写真に収める「鹿児島Colors」の旅。
他の3組の旅もぜひご覧ください。
jyota tomonori プロフィール
フォトグラファー 大阪府出身。
カメラと植物をこよなく愛し、365日カメラを持ち彼女との日常を写真に収めている。
ウエディングフォトグラファーの経験を生かして、「tsukinami」としてmisuzuと2人で活動している。
misuzu プロフィール
フォトグラファー 1995年生まれ、香川県出身。大学時代に撮影活動を開始し、SNSが話題に。
写真関係の会社を退職後、現在は広告撮影やWEBメディアでの執筆等、フリーランスフォトグラファーとして活動。