目次
- プロフィール
- テーマは「身近な人のポートレート」
- 瞳を捉えて、記憶に残る印象的な写真に
- 髪の毛一本一本の立体感や、肌の美しさまでも繊細に
- その場の空気感ごと写し取る
- 肌色の美しい描写が、ポートレートの魅力を引き出す
- 室内でも自然な光を味方に
- 描写力が、“癖可愛い”世界を際立たせる
- 異なる質感が調和する、絶妙なバランスを楽しむ
- 動く被写体の一瞬の表情を逃さずキャッチ
- 使って実感したEOS R8の魅力
- 【参加者募集】8月30日(土)にFujikawa hinanoさんとEOS R8でポートレート撮影を楽しむイベントを開催!
- EOS R8でポートレートがぐっと楽しくなる
- RF85mm F2 MACRO IS STM
- RF28-70mm F2 L USM
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プロフィール

Fujikawa hinano
写真家 東京都出身。雑誌、広告、映画のスチール、ブランドのルックブックやWEBメディアでの撮影など、表現できる場を大切にしながら幅広く活躍中。日常と非日常の中にある曖昧さ、そして感情を丁寧に表現することを心がけている。

モデル:麗 怜衣(Uruwashi Rei)
テーマは「身近な人のポートレート」
瞳を捉えて、記憶に残る印象的な写真に

「ただのポートレートではない、印象に残る一枚を撮りました。目のまわりを囲むようにオレンジ色の花の前ボケを配置し、鮮やかな色彩で、視線が自然と引き寄せられるよう意識しました。今回の撮影テーマは『身近な人のポートレート』。心の距離が近い相手だからこそ撮れる写真にしたくて、寄りと引きを織り交ぜながら“距離感”を遊ぶような撮影を試みました。この写真は、その中でもっとも近距離で撮影したもの。彼女の強い表現力と美しい瞳に引き込まれていくような感覚を、周囲にあしらった花のグラデーションで表現しています」。
【Shooting point】
「人の魅力がもっとも表れる、目にフォーカスを当てて撮影しました。EOS R8の人物検出は『瞳』に設定。しっかりと目にピントが合っています。被写体にぐっと寄りたかったので、レンズは最短撮影距離0.35mまで寄ってマクロ撮影もできる、RF85mm F2 MACRO IS STMを使用しました。見せたい部分を際立たせてくれる、やわらかなボケ味も魅力。印象的な一枚に仕上がりました」。
髪の毛一本一本の立体感や、肌の美しさまでも繊細に

「日常の風景の中の、ドラマチックな瞬間を切り取った一枚。髪の毛一本一本の立体感や、肌の美しさまでも繊細に写し出す、EOS R8の描写力に驚きました。被写体の一瞬の目線と表情の動きを捉えたかったので、モデルには一度目を閉じてから、ゆっくりと開けてもらいました。その目が開きかけた一瞬に、まるで物語が始まる音が聞こえたような、そんな瞬間を逃さず切り取ることができました。手前にはオレンジ色の花を前ボケとして取り入れ、花の影がモデルに落ちるよう、光の向きも意識。顔はあえてすべてを写さず、余白を残すことで、見る人の想像がふくらむような構図にしています」。
【Shooting point】
「どちらも小型・軽量なEOS R8とRF85mm F2 MACRO IS STMの組み合わせは、肩から下げていても負担が少なく、ロケ撮影にぴったり。EOS R8の『人物検出』機能が、瞳・顔・頭部・胴体を自動で検出してくれるので、被写体にしっかりとピントが合い、撮りたい瞬間を逃しません。安心して撮影に集中できます」。
その場の空気感ごと写し取る

「うだるような暑さと湿度に包まれた、夏の日に撮影。その独特の暑さや空気感、日差しの強さまで伝わるよう意識してシャッターを切りました。撮影の合間に立ち寄ったカフェでの、なんてことないシチュエーション。ガラス越しに店内を覗くモデルの姿がふと目に留まり、はっとするほど美しく、キラキラと光って見えました。ガラス越しならではのぼんやりとした質感も、風がそよいで髪が揺れる様子も、汗で髪の毛が顔に絡みついた感じも、外の緑の木漏れ日も、全てが“なんか夏だな”と思ったのです。ガラス越しに撮影することで、コントラストを抑えられ、反射や質感がほどよいアクセントになっています」。
【Shooting point】
「ガラス越しの撮影でも、EOS R8の人物検出は優秀。ピントが合わせづらいシーンでも、被写体を的確に検出し、しっかりとピントを合わせてくれます。AFボタンを押すだけで、カメラがすぐに被写体を検出してピントを合わせてくれる、という手軽さもポイント」。
肌色の美しい描写が、ポートレートの魅力を引き出す

「人物の顔ではなく、手だけを被写体として切り取ったポートレート。ガラスに触れた手と、その反射の美しさに惹かれてシャッターを切りました。ネイルの青と、背景のガラスに反射したオレンジ色の光。そのカラーバランスがどこか夏らしく感じられ、印象的でした」。
【Shooting point】
「EOS R8は肌の色を綺麗に描写してくれるのも、ポートレート撮影において嬉しいポイントです。撮って出しから色味が自然で美しいのには驚きました。背景を大きくぼかし、反射した光を玉ボケとして取り入れましたが、背景のボケ加減とライトの玉ボケの美しさが、写真の魅力をぐっと引き立ててくれました」。
室内でも自然な光を味方に

「室内の日常感のあるカットを撮りたくて、シンプルなスタジオでの撮影もしました。遊び・日常・リラックスといったイメージを大切に、決めすぎず、ゆるっとした空気感の中で。その中にも、プロップで色を取り入れることでちょっとした遊びを加え、現実と非現実の間のような世界観を表現しました。ゆったりとした光が差し込む夕方に、室内だからこその、気の抜けたナチュラルな表情を残せたのが嬉しかったです」。
【Shooting point】
「室内での撮影のため、寄りにも引きにも対応できるズームレンズ、RF28-70mm F2 L USMを使用。ズームレンズなら、スペースが限られた室内でも、フレーミングの自由度が高く、柔軟に対応できます。
引きで撮影する際は、余白のバランスを意識するのがポイント。情報量が多くなり過ぎないよう、小物の配置にも気を配ります。ちょうど夕方のやわらかな光が差し込んでいたので、その光を活かすために、モデルには光が入る位置に座ってもらいました」。
描写力が、“癖可愛い”世界を際立たせる

「ナチュラルな状態にひと癖ある雰囲気を加えたいと思い、アクセントとしてリンゴを用意しました。顔は目から上だけを写しつつ、手の動きもプラス。目の動きとリンゴのバランスが“癖可愛い”一枚になっています。主役はリンゴですが、モデルの目の動きが印象を決める大きなポイントになっています」。
【Shooting point】
「EOS R8の、リンゴの艶やかな質感や髪の毛のやわらかな描写が、ひと癖あるポップな写真をしっかりと引き立ててくれました。とてもいい動きや表情を捉えることができたと思います。
ポートレートを撮影する際は、表現に関してあまり細かく指示をしないように心掛けています。事前に撮りたいイメージや場所などはお伝えしますが、その時のモデルとの温度感を写したいので、動きの中でモデルがどう表現するかはお任せしています」。
異なる質感が調和する、絶妙なバランスを楽しむ

「ポップな色使いとナチュラルな雰囲気、その中間を意識して表現しました。モデルの表情や仕草は自然体のままに、背景には鮮やかな黄色のカーペットを取り入れることで、どこか惹きつけられる一枚に仕上げています。自然体な被写体と、少し人工的な背景とのバランスが心地良く、お気に入りの作品です」。
【Shooting point】
「カーペットの鮮やかな黄色を引き立てたかったため、背景がしっかり写るよう俯瞰で撮影。今回は全体のカラーバランスも意識していましたが、EOS R8は肌や唇の色を自然かつ綺麗に描写してくれるので、思い描いたトーンに近づけやすかったです。RF28-70mm F2 L USMのやわらかなボケ感や、モデルに任せた表情や仕草も相まって、ナチュラルな雰囲気を演出してくれました」。
動く被写体の一瞬の表情を逃さずキャッチ

「モデルの人柄や動きを引き出すことを意識して撮影した一枚。シンプルで自然な表情をしっかり捉えられたと思います。動きのあるシチュエーションの中で、動作も含めて彼女らしさが伝わる一枚になっていたら嬉しいです」。
【Shooting point】
「動きのある人物を捉える際も、EOS R8の高いAF性能に助けられました。楽しそうな瞬間を逃さないよう、構図にこだわらず動きに合わせてたくさんシャッターを切り、いい表情を見つけていきました。人物の瞳をしっかり追尾してピントを合わせ続けてくれるので、自然な動きの中から生まれる一瞬の表情を逃さずキャッチできます」。
使って実感したEOS R8の魅力

「ポートレート撮影の魅力は“人を知ることができる”ということ。会話とは違う方法で、限られた時間の中で、ここまで深くつながれることはあまりないと思っています。会話をしていなくても、目の動きや手のしぐさ、表情から、その人の表現が伝わってくるときがあります。その瞬間に触れたとき、人間の美しさに心が震えるんです。
そんな“心が震える瞬間”も、EOS R8ならコンパクトなボディーかつ、どんなシーンでも素早く正確にピントを合わせてくれるAF性能のおかげで、逃さず撮影できます。肌の色も自然で美しく、人物の魅力をそのまま写し取ってくれるのも、ポートレート撮影において大きな強みです。今回はロケとスタジオの両方で使用しましたが、ロケでは肩から下げて歩き回っても負担にならない軽さに助けられました。全体を通して、モデルとの距離感を変えたり、構図やアングルを工夫したり、モデルの動きを加えてみたりと、さまざまなスタイルを試しましたが、こうした自由な撮影ができたのは、フレキシブルなEOS R8だったからこそだと思います」。
【参加者募集】8月30日(土)にFujikawa hinanoさんとEOS R8でポートレート撮影を楽しむイベントを開催!
2025年8月30日(土)にFujikawa hinanoさんをゲストに迎えて、EOS R8で撮影ができるイベントを開催します。ポートレート撮影のポイントを直接教えてもらえるスペシャルな機会です。
また、イベント後より16日間無料で「EOS R8」と、キットレンズRF24-50mm F4.5-6.3 IS STM、単焦点レンズRF35mm F1.8 Macroをセットでお貸し出しいたします。EOS R8の基本操作やレンズを交換して楽しむ方法も説明しますので、カメラ初心者さん、Canonのカメラが初めての方もご安心ください。
Fujikawa hinanoさんに撮影のコツを教えてもらいたい!という方、ポートレート撮影が好きな方、Canonのフルサイズミラーレスカメラに触れてみたい方、ぜひご応募ください。選考の上、参加者にはGENIC編集部よりご連絡を差し上げます。また、体験期間中に撮影された写真は、後日GENIC WEBにて紹介いたします。
※イベント内容、貸出レンズは変更になる場合がございます。
EOS R8でポートレートがぐっと楽しくなる

EOS R8は軽量コンパクトながらも高性能な、“クリエイティブ フルサイズ”ミラーレスカメラ。特にポートレート撮影に強みを持っています。画面全体で素早くピントを合わせてくれる「全画面AF」に対応し、フレームの端にいる被写体にもスムーズにフォーカス。人物の場合は、瞳・顔・頭部・胴体を検出し、動きのあるシーンでもしっかりピントをキープするので、自然な表情やしぐさの一瞬を逃さずキャッチします。さらに、肌の質感や髪の毛一本一本までリアルに描写。被写体の雰囲気やその場の空気感をそのまま写し取ります。
ポートレート撮影を、もっと自由に、もっとクリエイティブに楽しめる一台です。
RF85mm F2 MACRO IS STM

小型・軽量設計の中望遠単焦点レンズ。開放F値F2という明るさで、ボケ味を生かしたポートレート撮影やマクロ撮影が可能です。
RF28-70mm F2 L USM
ズーム全域で開放F値2の大口径レンズ。F2の開放から単焦点レンズに迫る高画質を実現し、9枚羽根絞りによる美しいボケ味も楽しめます。
