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ひかりと、まばたき/古屋呂敏のFocal Length Vol.30

古屋呂敏<連載コラム>第3月曜日更新

その瞬間を永遠にしたいと願いながら、シャッターを切る。
心の揺れるままに、心の色のままに。
自分だけに見えていたその一瞬の世界は、
写真に残すことでさらに愛しく想えるものになる。
だから僕は、きっと永遠に写真を撮り続ける。

───俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏の「Focal Length」。
連載を通して、写真だけではなく、
人との距離感、 生きるスタンスなど
さまざまな「焦点距離」をお届けします。
【撮影&テキスト:古屋呂敏 撮影機材:Nikon Zf】

  • 作成日:

Focal Length
今回のテーマは「ひかりと、まばたき」。

先日、NICO STOP初のオリジナルドラマ「ひかりと、まばたき。」の1話が公開されました。

古屋呂敏(ロビン)

Nikon Zf に初めて触れる物語。
そのドラマの中で主人公の堤理仁(つつみ りひと)役を演じさせていただきました。

シャッターという“まばたき”。
センサーに届く“ひかり”。

写真は、光と瞬きのあいだに生まれる。

ドラマの中で慣れ親しんだZfに触れることは、本当に嬉しい瞬間でした。

その流れから、僕が「ひかりと、まばたき。」のタイトルを聞いたときに感じたイメージを写真で表現したく、撮影をした。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

瞬きは、一瞬、世界を遮断する行為だ。
ほんの0.1秒。
視界は闇に閉ざされる。

でもその闇があるからこそ、次に差し込む光は、より強く、より鮮明に感じられる。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

僕は「まばたき」という言葉を聞いたとき、なぜか暗闇を思い浮かべた。

完全な闇の中で、ふっと浮かび上がる被写体。

それは夜空に咲く花火のように、光った瞬間に、もう消えていくことを知っている光。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

儚いからこそ、美しい。
消える運命を持つからこそ、胸を打つ。

瞬きは、“消失”でもある。

目を閉じたその一瞬、世界は確かに存在していない。

けれどカメラは違う。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

シャッターが落ちるその瞬間、世界は消えずに、留まる。

流れ続ける光を、写真は静止させる。

“見えていること”そのものの儚さ。

光は、永遠ではない。

けれど、瞬きを繰り返すたびに、僕たちは何度も世界を見直し、更新している。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

消えていくはずだった一瞬を、もう一度、見つめ直すために。

瞬きのように短い人生の中で、どれだけの光を受け取り、どれだけの光を残せるだろうか。

それが、僕にとっての、「ひかりと、まばたき」。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + AI AF Nikkor 50mm f/1.4D( + マウントアダプター FTZ II)

古屋呂敏(ロビン)がNikon Zfで撮影した写真 作例

Zf + NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

ドラマぜひ何度も見てください。

第一話

ドラマ『ひかりと、まばたき。』 | 第一話「四角い空」

第二話

ドラマ『ひかりと、まばたき。』 | 第二話「不器用なポートレート」

第三話

ドラマ『ひかりと、まばたき。』 | 第三話「まばたきの向こう」

BTS対談

Special Interview | 『ひかりと、まばたき。』撮影の舞台裏 | 古屋 呂敏さん・橋本 侑次朗さん・軍司 拓実さん

プロフィール

古屋呂敏

俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。2016年より独学でカメラを始める。Nikon Zfを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。MBS/TBS「恋をするなら二度目が上等」(2024年)などに出演。俳優のみならず、フォトグラファー、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「LoveWind」、2025年6月、ニコンプラザ東京 THE GALLERY、2025年7月、ニコンプラザ大阪 THE GALLERYにて、写真展「MY FOCAL LENGTH」を開催。写真集に『MY FOCAL LENGTH』(ミツバチワークス)がある。

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