目次
2024年「日本写真協会賞」受賞作品
【展示作品】
作家賞:日本国内で優れた写真作品を近年継続して発表し、写真界に多大な影響を及ぼした個人が対象
公文健太郎「眠る島」
新人賞:日本国内で近年写真作品を発表した、将来を期待される有能な新人写真家が対象
遠藤励「MIAGGOORTOQ(ミアゴート)」
夢無子「 の窓」
【受賞紹介】※作品の展示はありません。
国際賞:日本写真文化のために国際的に顕著な功績のあった国内外の個人または団体が対象
沈昭良
功労賞:多年にわたり日本写真文化のために顕著な貢献をした個人または団体が対象
川田喜久治、東京工芸大学
学芸賞:日本国内で優れた写真評論・写真研究などを発表し、広く一般に上梓して写真界に多大な影響を及ぼした個人または団体が対象
寺崎英子写真集刊行委員会(代表:小岩勉)
作家賞:公文健太郎「眠る島」
公文健太郎
写真家 1981年生まれ。雑誌、書籍、広告でカメラマンとして活動しながら、国内外で作品を制作。写真集に『大地の花』(2006年 東方出版)、『BANEPA』(2010年 青弓社)、『光の地形』(2020年 平凡社)、『地が紡ぐ』(2019年 冬青社)、『暦川』(2019年 平凡社)、『耕す人』(2016年 平凡社)他、写真絵本に『だいすきなもの』(2007年 偕成社)がある。多くの写真展を開催。2012年日本写真協会賞新人賞。
新人賞:遠藤励「MIAGGOORTOQ(ミアゴート)」
遠藤励
写真家 長野県出身。大衆スポーツとなる以前のスノーボードの黎明期を目撃し、90年代後期から国内および世界のフリースタイルシーンに携わり、国内・北米・欧州のボードカルチャーの専門誌やメディアに作品を提供。また、2007年頃より雪にまつわる作品表現に傾倒し、「snow meditation」や「水の記憶」などの雪や氷河の作品シリーズを発表。近年は北極圏への遠征を重ね、ドキュメンタリー撮影を継続。現地で急速に進行する気候変動が及ぼす生態環境への影響、原始的民俗の変遷を記録し続ける。長野県大町市出身・在住。
作品集に『inner focus』(小学館)、昨年末に北極の現在を集約した「MIAGGOORTOQ」を発刊。
新人賞:夢無子「 の窓」
夢無子
ビジュアルアーティスト・写真家 中国出身。「大好きな画家フランシス・ベーコンやピカソのように、高いところに辿り着いた人だけが見える空を見てみたい」が制作の原点。自由でいるため、国も家も捨て、世界50カ国以上を旅し、写真、映像、インスタレーション、空間体験で表現の可能性を追求。国内外で個展を多数開催。キヤノンが開催する「第2回SHINES」にて入選、第21回写真「1-WALL」審査員奨励賞、「ZOOMS JAPAN 2021」グランプリ受賞。
日本写真協会賞とは
1952年の協会設立以来、6月1日の“写真の日”を記念し毎年表彰される「日本写真協会賞」。国内の写真界や、写真文化に顕著な貢献をした個人や団体に対して贈られます。協会の正会員、並びに協会が委嘱するノミネーター(有識者)によって、受賞者として相応しい候補者が推薦され、その中から当該年度の日本写真協会賞選考会が各賞の受賞者を決定。国際賞、功労賞、作家賞、学芸賞、新人賞の各賞が設けられ、表彰されます。
東京写真月間とは
写真文化の普及と発展を図るために公益社団法人日本写真協会が写真業界に呼びかけて催されている写真イベント。1996年から毎年6月1日の“写真の日”を中心とした5~6月にかけて行われ、催事は東京都内の写真ギャラリー、フォトサロンで催される写真展やイベントなどで、プロ、アマチュアの枠を超え開催されます。
主催は東京写真月間実行委員会(公益社団法人日本写真協会と東京都写真美術館)が行い、協賛に写真関連企業などが参加。
「東京写真月間2024 日本写真協会賞受賞作品展」情報
開催日時
2024年5月31日(金)~6月6日(木)10:00~19:00
※入館は終了10分前まで
※最終日は16:00まで
会期中無休
入場料
無料
会場
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内
富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番地3号 東京ミッドタウン・ウェスト1F
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ日比谷線「六本木駅」地下通路より徒歩4分
都営大江戸線「六本木駅」8番出口と直結
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より徒歩5分(※入口は1Fです)
ギャラリートーク開催情報
開催日:2024年6月2日(日)
開催時間:14:00~14:40
参加費:無料 ※予約不要
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 写真展会場内
講師:
作家賞 公文健太郎「眠る島」
新人賞 遠藤励「MIAGOORTOQ(ミアゴート)」
聞き手 写真家 大西みつぐ