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「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」が京都で開催。アートで記憶や感情と共鳴する“百人百様“の没入型絵巻体験

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」が2025年1月11日(土)〜3月30日(日)に京都市京セラ美術館にて開催。蜷川実花が、各分野のスペシャリストで結成された、クリエイティブチームEiM(エイム)として挑む展覧会です。本展示は、空間全体を使った全10作品で構成。映像によるインスタレーション、立体展示などを通し、鑑賞者が作品の中に入り込み、自身がまるで物語の主人公になったような全10話の“絵巻体験”へと誘います。

  • 開催期間:2025.1.11 ~ 2025.3.30

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目次

プロフィール

蜷川実花

写真家・映画監督 写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年Rizzoli N.Y.から写真集を出版。『ヘルタースケルター』(2012)はじめ長編映画を5作、Netflix『FOLLOWERS』(2020)を監督。写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。個展「蜷川実花展 : Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」(TOKYO NODE 2023年12月~2024年2月)にて25万人を動員。最新写真集に『Eternity in a Moment』。

ここ何年か集中して、アート作品の制作により一層力を入れ、大規模な展覧会をいくつもやらせていただきました。その中でも今回京都市京セラ美術館で展覧会ができるというのは、私にとってとても大きなことです。

これまでも様々な作品に込めてきたコンセプトである「虚構と現実」「こちら側とあちら側」「光と影」。

今回も何かの境界線を越えたり、境目が揺らいで融合したり、自分の中を深く旅するような体験をしていただける展覧会を目指しています。

クリエイティブチームEiMと共に新しい扉を開けたような、進化した作品展示にしたいと、日々つくり続けています。

より深く自分の中に潜っていけるような、新しい扉を開くような、イマーシブ体験をつくります、ぜひ観にいらしてください。

── 蜷川実花

展示作品の一部と解説

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

本展覧会は、京都国際観光大使も務めた蜷川実花が、時といのちの流れを感じる京都の街からインスピレーションを受け、「彼岸の光、此岸の影」をテーマに手掛けました。本展のために制作した作品にはCGではなく、全て現実世界の写真・映像を用いており、日常の中にある光と影にフォーカスした“光(こう)彩色(さいしょく)”、“影(えい)彩色(さいしょく)”で表現した空間となっております。光と影、彼岸と此岸、作家と鑑賞者、自己と他者など、相反するものの境界線が揺らぎ、視覚や感覚を通じて、自身の記憶や感情と共鳴する “百人百様”の体験ができます。展示は空間全体を使った全10作品で構成された体験になっており、映像によるインスタレーション、立体展示などを通し、鑑賞者が作品の中に入り込み、自身がまるで物語の主人公になったような全10話の”絵巻体験”へと誘います。

── 蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影 実行委員会 プレスリリースより

《 Flowers of the Beyond 》

《 Flowers of the Beyond 》イメージ

4000本以上の彼岸花が織りなす真っ赤に染まった空間が、鑑賞者を包み込む作品。突如展開される全面真紅の空間は、色彩の劇的な変化により、異界に入ったことを認識します。彼岸の象徴である花々と共鳴し、鑑賞者に多様な感覚を呼び起こします。

《 Whispers of Light, Dreams of Color 》

《 Whispers of Light, Dreams of Color》イメージ

《 Whispers of Light, Dreams of Color》イメージ

約1500本に及ぶクリスタルガーランドが様々な光のなかで揺らめく空間を漂う体験。鑑賞者が空間に入ることで、その対流の影響でクリスタルは静かにゆらめきます。遠目では、いのちの集積体のように多様な光を帯びて輝いて見え、近づいてみるとクリスタルや蝶、星、ハート、目玉、イミテーションの宝石など多様なモチーフを発見することができます。

《 Silence Between Glimmers 》

《 Silence Between Glimmers 》イメージ

人の背丈程度の大きな6枚のガラスパネルに、花畑、蝶、藤の花、桜、そして海中の光景などの光と影が織りなす写真と、オーロラフィルターが対となって配置された作品です。鑑賞者は作品の中に入ることで、自身の動きや視点によって、多様な光の表情がオーロラフィルターに映し出され、空間全体に揺らぎをもたらします。ガラスパネルに差し込む光は、記憶や感情、時間の流れを象徴し、ただ観るだけの場ではなく、光を通じて自己と向き合い、未知の内面的な世界を旅する体験につながっていきます。

《 Dreams of the beyond in the abyss 》

《 Dreams of the beyond in the abyss 》イメージ

本展覧会のハイライトとなる深淵は、奈落のように天地が抜ける空間と、その空間を内包する造花が咲き乱れる空間より構成されます。外側に広がる空間は、深淵の中でありながら突然視界が開け、色鮮やかな花々が咲き乱れます。そこは黄泉の奥底のようでもあり天上の世界のようでもある。その中で体験を共有する鑑賞者同士も含めて、まるで彼岸の夢のような共同幻想が形作られます。

「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」情報

開催日時

2025年1月11日(土)〜3月30日(日)10:00〜18:00
休館日:月曜日
※最終入場は17:30まで
※月曜日が祝・休日の場合は開館

入場料

大人 2,300円
大学生・専門学校生 1,600円
高校生 1,100円
中学生・小学生 800円
未就学児 無料※保護者(中学生以上)の同伴が必要

会場

京都市京セラ美術館(京都市美術館)

  • 〒606-8344京都市左京区岡崎円勝寺町124
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩で約8分
京阪電鉄本線「三条駅」、京都市営地下鉄東西線「三条京阪駅」から徒歩で約16分
JR・近鉄・京都市営地下鉄烏丸線「京都駅」から、京都市営バスで「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ

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