目次
- プロフィール
- 心惹かれる瞬間をこれからもたくさん撮っていきたい
- yui.がOM SYSTEM OM-3で自分色に切り取った、心ときめく自然風景
- その瞬間に見たきらめきを、忠実に再現
- 水面のきらめきを多重露出でより引き立てる
- ただただ美しい一期一会の光景を、損なわず、でも自分好みに
- 麦わら帽子と海のきらめきが夏の訪れを告げる
- カスタムセルフタイマーでささやかな思い出を形に残す
- F値の調整で、くっきりとふんわりのシャボン玉を織り交ぜて
- ありきたりな景色にこそ想いがあふれる
- そのときの時間の流れや動き、その前後までをも残す
- 使って実感したOM SYSTEM OM-3の魅力
- カラープロファイルコントロールで、撮影時から好みの色合いの撮影ができる
- 一本でオールマイティな撮影が可能に
- OM SYSTEM OM-3 製品情報
- おすすめ記事
プロフィール

yui.
管理栄養士/フォトグラファー 1998年生まれ、愛知県出身。高校2年生のときに写真にハマり、カメラを購入。高校時代はおもに空や友達を撮影し、大学生になると旅先の景色を写真に残すことに注力するように。現在は海など“青色”の写真を中心に撮影し、「愛しい日々と青」をSNSに投稿している。
心惹かれる瞬間をこれからもたくさん撮っていきたい

「愛しい日々と青」をテーマにSNSへの写真投稿を続けているyui.さん。普段の生活の中にも、「この瞬間を残したい、シャッターを切りたい」と思う、心を惹かれる瞬間がたくさんあり、それらの瞬間を後から写真で見返したときに、楽しかった記憶や感情を思い出すことができることが、写真の一番の魅力だと感じています。
「キラキラしている海、仕事帰りに車から見るきれいな夕陽、雨上がりの水たまりや空、木漏れ日、友達や家族の笑った顔——。特別な日だけではなく、なんでもない日常のいろんなところに目を向け、ときめきを感じた、ふとした瞬間を撮るのが好きです。そうして写真に残しておくことで、あとから見返したときにそのときの感情を思い出せる。それは私自身、撮られる側として、大人になって子どもころの写真を見返す度に、成長の過程を撮ってくれた家族に感謝しています。これから自分にも子供ができたときは、たくさん写真を撮ってあげたいと思っています」。
yui.がOM SYSTEM OM-3で自分色に切り取った、心ときめく自然風景
その瞬間に見たきらめきを、忠実に再現


カラープロファイルコントロール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -3, Midtone: +1, Shadow: +1
【Scene】
「OM SYSTEM OM-3を手にして、初めての晴れの日でした。家から出かけるときにふと見ると、太陽の光を浴びた葉がキラキラとしていて、気づいたらファインダーを覗きシャッターを切っていました。撮れた写真を見て、心の中で『きれいすぎる』と強く感じたのを覚えています。前ボケや葉に囲まれているような構図によって、まるでもみじのジャングルのよう。画質もとても良くて、自分がその瞬間に見た画角やきらめきをかなり忠実に写すことができたと思いました。軽くて、デザインも魅力で、いつも離さず持っていたいと思えるOM-3。このときもそんな想いから身に着けていて、だからこそ撮影できた一枚だと思います」。
【Shooting】
「前ボケを活かし奥行きを出し、葉っぱに当たった光がキラキラしているのを表現するために逆光で撮影しています。また、カラープロファイルコントロール機能で青以外の彩度をやや弱め、葉の緑のイメージに忠実に調整しました。それによって、肉眼で見た色味のままに仕上げることができたので驚きました。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 IIを使用。【美しいボケを手軽に楽しめる】と公式サイトに書かれているのを読んでいたのですが、本当にボケ感が美しく、またシャープさもあって、とても使い心地がよかったです」。
水面のきらめきを多重露出でより引き立てる


カラープロファイルコントロール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +2, Midtone: +1, Shadow: -4
【Scene】
「水面に反射する光のキラキラがとってもきれいでした。このときレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROをつけていて、玉ボケもきれいに写すことができるのではないかなと思い、撮影してみることに。さらに多重露出をうまく使えば、より美しいキラキラを表現できるのではないかという好奇心から試してみると、それが大正解。思った以上に上手く撮れて、いろいろ試してみるものだなと思いました。カラープロファイルコントロールで青を調整し、思った通りの青緑がかった色味に仕上げています」。
【Shooting】
「まず、水面のキラキラを撮るために逆光で、なおかつ西陽が落ちてくる時間帯を狙いました。コンピュテーショナル フォトグラフィの多重露出機能を使い、1枚目と2枚目で玉ボケのサイズを変えることでより幻想的な一枚に仕上げています。1枚目は引きで水面の青さも入れつつ撮影し、2枚目は寄りで光のみを写すということをしました。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROはズームレンズなので、焦点距離を簡単に調整することができます。それによって、引きと寄りの写真を重ねるという多重露出のひとつの手法を、手軽に実践することができました」。
ただただ美しい一期一会の光景を、損なわず、でも自分好みに


カラープロファイルコントロール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +2, Midtone: +1, Shadow: -4
【Scene】
「太陽が落ちていき、マジックアワーが見られる直前の時間帯、19:00頃に撮影しました。風が止み、凪いだ水田の水面に空の色が映し出されて、とてもきれいでした。水田に水が張られ苗が育つ前の時期にしか見ることのできない、貴重な一枚です。ただただ美しくて、ずっと見ていられると思いました。その美しさをできるだけ肉眼で見るままに表現したいと思い、カラープロファイルコントロール機能で彩度を調整して撮影しています」。
【Shooting】
「太陽が完全に落ちてからではなく、隠れそうなくらいのタイミングで、かつ風が止んで水面に景色が映る瞬間を狙って撮影しています。カラープロファイルコントロール機能でやや青を強くしています。その際、自分が好きな青色に近づけていきつつも、この日はオレンジ〜黄色の空模様だったので、それらの色を消してしまわないよう気をつけながら、同時に肉眼で見る色を損なわないように注意しました。空の色はその日によって変わるものなので、その一期一会を大切にしています。レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO。夢中で撮っていたのですが、レンズを変えなくても画角を調整できるのは大変助かりました。写したくない余計なものはなるべく入らないよう、調整しながら撮影しました」。
麦わら帽子と海のきらめきが夏の訪れを告げる


カラープロファイルコントロール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -3, Midtone: +1, Shadow: 0
【Scene】
「雲がほとんどなく、太陽が照りつけていていた日。本当に暑くて、今年買ったお気に入りの麦わら帽子をかぶっていました。きれいな海のキラキラを眺めていて、『暑いなー』と思いながら何か一緒に撮るものはないかと探していたときに、自分のかぶっている帽子とこのキラキラを撮ったら絶対に可愛い!と思い撮影した一枚です。実際に撮ると、想像通り可愛い!最高!と思いました(笑)。海と麦わら帽子、もうすぐ夏がくることを感じさせる写真になったと思います」。
【Shooting】
「麦わら帽子にピントをしっかり合わせることで、後ろの海のキラキラを少しボカしつつも反射のきらめきがなくならないよう意識しました。ホワイトバランスを調整するだけではなかなか海の青色を表現するのが難しかったため、カラープロファイルコントロール機能でより表現したい黄味がかった青に色味を近づけることをしました。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II。明るいF値を活かし、被写体となる麦わら帽子の後ろをボカすことでより麦わら帽子を際立たせています。ぼかしたからこそ、海のキラキラや太陽の当たる水面の柔らかさをより表現できたと感じました」。
カスタムセルフタイマーでささやかな思い出を形に残す

【Scene】
「夫と出かけたときは必ず二人の写真を残すようにしています。この日は互いの休みが重なり、梅雨の束の間の晴れ予報だったので海に行きました。砂浜では座ったり三脚を立てたりすることをあまりしないのですが、この場所はコンクリートで座ることができたので三脚を立てて記念撮影をしました。やっぱり形に残すってすごくいいことだなと、改めて思いました。写真にすることで、『ここよかったね、またきたいね。次はこう撮ろうか』など、帰った後にも会話が生まれ、忘れられない思い出になります。普段私の使っているカメラのセルフタイマーは細かな設定があまりできないのですが、OM-3はコマ数はもちろん、秒数、撮影間隔など詳細な設定ができ、それによって素敵な一枚を残すことができたと感じています」。
【Shooting】
「二人の間に太陽の光が入るような構図にしました。また、少し引きで撮ることで二人の影も入れつつ、自然な雰囲気、穏やかな時間の流れの印象を残せるように意識しました。二人だったのでセルフタイマーは必須。普段は私が必死になって都度ファインダーを確認し、シャッターボタンを押して、急いで戻って…の繰り返しをしているのですが、OM-3のカスタムセルフタイマーは、タイマー設定を最大30秒まで延ばすことができ、楽に撮れました。30秒あれば少し遠めの距離でも落ち着いて準備することができるため、子供などと一緒に撮るときもすごく便利だと思います。やや広めの画角で撮りたかったことと、光をより取り入れたいという意図から、レンズはF値が小さいM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 IIをセレクトしました」。
F値の調整で、くっきりとふんわりのシャボン玉を織り交ぜて


カラープロファイルコントロール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +3, Midtone: +1, Shadow: 0
【Scene】
「この日は風がほとんどなく穏やかな日でした。そんな日はシャボン玉が撮りたくなります。西陽に照らされるシャボン玉がとても好きで、いつもと違うカメラ、レンズで撮ってみたいと思っていたのでとてもワクワクしました。シャボン玉は自分で飛ばしてピントを合わせて撮る、という一連の流れが大変で、難しい撮影ですが、大変な分、上手く撮れたときの喜びは大きいです。カラープロファイルコントロール機能を使用して青を強めに調整し、かなりよい雰囲気に仕上げることができました」。
【Shooting】
「傾く西陽の光がシャボン玉に当たりすぎないようにしました。少し落ち着いた雰囲気に仕上げたかったので、明るくなりすぎないようにも注意して撮影しています。F値を、小さくも大きくもなりすぎないf/4に設定することで、くっきり写るシャボン玉とピントの合っていないシャボン玉が混ざるようにしました。シャボン玉を撮るには連写機能が必須。このときも連写で撮影しています。シャボン玉を撮るときは、寄りで撮るのか引きで撮るのかはファインダーを覗いてから決めることが多いです。そのため、一本で距離が調整できるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROがとても活躍しました」。
ありきたりな景色にこそ想いがあふれる


カラープロファイルコントロール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +3, Midtone: +1, Shadow: 0
【Scene】
「太陽が落ち切って、夜になりつつある空に飛行機が飛んでいるのが見えました。グラデーションの美しい空に白い線を引きながら飛んでいる飛行機を美しく写したいと、何枚もシャッターを切りました。ありきたりな景色かもしれませんが、そんな一枚だからこそ気に入っています。普段仕事終わりに空を見上げたとき、飛行機雲をぼーっと眺めることがよくあります。きっと飛行機雲がある空が好きなんだと思います。写真を撮り始めたきっかけも、夕焼けなど毎日変わる空を眺めていたことでした。やっぱり空が好きだなと改めて感じることができました」。
【Shooting】
「日の丸構図で飛行機を入れつつ、雲を少し写すことでその日の空の表情がわかるように意識しました。美しい空のグラデーションが写真に入るよう、少し広めに画角を合わせています。落ちたばかりの太陽でまだ明るさのある下の方の空への色の微妙な変化が美しかったため、それを消してしまわないように気をつけながら、カラープロファイルコントロール機能で水色とピンクの彩度をやや強めに調整し、再現したい色へと仕上げています。最初にカメラを向けたとき、どの範囲まで空を写すか迷ったのですが、ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROのおかげで画角をいろいろと試すことができ、この一枚が完成しました」。
そのときの時間の流れや動き、その前後までをも残す
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レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
「形に残す、という点では動画も写真と変わらないですが、そのときの時間の流れや動き、その前後を残せることが動画の魅力。動画におさめたいと思うのは、海の躍動感や波打ち際に反射するきらめき、シャボン玉が空にふわふわと飛んでいくところ、マジックアワーの時間帯に流れる緩やかな時間など。また、普段友達と楽しい話で盛り上がっているようなとき、ふと動画におさめたいと思い、突然回すこともあります。
このときは、梅雨の貴重な晴れの日に見ることのできる景色を、動画で残したいと思いました。太陽の光が反射してキラキラしている水面は本当にいつ見てもきれいです。今回は、夕方の水田と海の水面の反射を取り入れました。海のキラキラや足元、反射したキラキラが帽子や体に映っているところなど、さらにスローモーション&クイックモーション動画のスローモーションで撮影したからこそ、この時間帯のゆっくりした時間の流れを表現できたのではないかなと思っています。普段使用しているカメラはスロー撮影ができないので、いつもアプリで速度を調整していました。その点OM-3はカメラの設定でその場でスロー撮影できます。なおかつカラープロファイルコントロール機能で色味を調整しながら撮影できるので、OM-3だからこそ撮れた動画だと思いました」。
使って実感したOM SYSTEM OM-3の魅力

カラープロファイルコントロールで、撮影時から好みの色合いの撮影ができる
「OM-3のカラープロファイルコントロール機能があれば、カメラ一台で自分の好きなように簡単に色合いを調整して撮影できるので、レタッチの仕方がわからないという人にも、とてもおすすめしたい機能だと思いました。また、モノクロプロファイルコントロール機能やアートフィルターでの撮影も楽しかったです。光が入らない時間帯の撮影は、これまであまりしていませんでした。モノクロだったら光の条件が悪くても撮れるので、今後は積極的に使用したいと思います。それから、カメラ本体にもとても惹かれています。1番は軽さ。私は手が小さいため、カメラを買うときは大きさや重さを重視します。OM-3はとても軽くて驚きました。フィルムカメラのようなデザインもとても可愛いくて、たくさん一緒に持ち歩きたいと思わせてくれる。さらにありがたいのが、防塵・防滴仕様であること。とくに海は、風が強い日だと砂が舞っていたり水しぶきがカメラにかかったりすることが多いですが、今回は、安心して持ち歩くことができました」。
一本でオールマイティな撮影が可能に
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROが一本あれば、近くから遠くまで撮ることができ、かなり使いやすいズームレンズだと思いました。広めの景色を撮影するのにとても良い一本だと思います。また、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIとM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 IIはF値が小さいため、写真にボケ感を出すのにもとても良いと感じます。3本のなかで、とくに気に入ったのがM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO。やはり一本で寄りや引きの表現をできることは大きな魅力です。私は景色においても寄りの写真を撮ることが多いのですが、引きの画に備えて何本もレンズを持ち運ぶことを大変だと感じることが普段からよくあります。今回その負担から解放され、とても重宝する一本だと感動しました」。
OM SYSTEM OM-3 製品情報

2025年3月に発売されたマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ。フラッグシップ機の性能がほぼそのままに詰め込まれていながら、そのボディーは幅約139.3mm×高さ約88.9mm×奥行約45.8mmの小型、かつ413g(本体のみ)という軽量化を実現。日常のふとしたシーンから、タフさが求められつつも身軽に動きたいアウトドアフィールドの撮影まで、最高のパフォーマンスが発揮できる機材です。
12色の彩度を個別に調整できるカラープロファイルコントロール機能を搭載し、感じたままにその場で色調整ができることも大きな魅力となっている。IP53対応の防塵・防滴仕様で、天候や環境を選ばず撮影することができ、とくにアウトドアシーンにおいて優位を誇る。時代を超えたデザインは所有欲を満たすことに加え、操作性を追求したダイヤルボタンの配置など、優れたインターフェイス設計によって、撮りたい瞬間もこぼさず意のままに撮影できる。まさに相棒と呼ぶにふさわしい一台。
また、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」と2本の単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」、「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II」も注目。3本ともに軽量コンパクトかつ、防塵・防滴仕様で、OM SYSTEM OM-3との組み合わせは最高。シャープで抜けのよい描写がまた、自然をより美しく表現してくれる。

