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写真家 渚ひろみ 個展「夢みるバタフライ」が東京 早稲田で開催。デザイナー 森英恵のヴィンテージ衣装を用いたポートレート写真シリーズと、実際に撮影で使用した衣装を展示

写真家 渚ひろみの個展「夢みるバタフライ」が東京 早稲田のIRIS GALLERYにて、2025年11月11日(火)~11月16日(日)に開催。本展は、来年、生誕100年を迎えるデザイナー 森英恵のヴィンテージ衣装を用いた、ポートレート写真シリーズ。森英恵ゆかりの東京・ニューヨーク・パリで撮影した作品を中心に、 実際に撮影で使用した衣装を展示。11月15日(土)には、同会場にてギャラリートークも開催されます。

  • 開催期間:2025.11.11 ~ 2025.11.16
目次

プロフィール

渚ひろみ

写真家 大分県出身、東京都在住。2008年にフィギュアスケート撮影をきっかけに写真を始め、2022年よりポートレートを中心に活動。2023年、写真の学校(東京写真学園)プロコース修了。代官山 蔦屋書店×東京写真学園 photo-zine 展に出品した「写真小説 忘れえぬ人」が最初の3日間で完売。以降、モデル山中夏歩氏との年間撮影を機に「渚ひろみ」として活動を開始。2024年には初個展「写真小説」を渋谷のギャラリー・ルデコで開催、代官山 蔦屋書店にて単独フェアも実施。2025年にはフォトグラファーSiraSaki との二人展「PARALLEL」をプロデュース。写真で物語を描く「写真小説」シリーズや、森英恵さんのヴィンテージ衣装を用いた作品の他、フィギュアスケートや舞台ビジュアル撮影など、幅広く活動中。

森英恵さんの服は、ただ美しいだけでなく、着る人の心にときめきを与えてくれます。東京・ニューヨーク・パリ——森さんが歩んだ街を舞台に、「森に生まれた夢」「世界に羽ばたく蝶」というイメージで構成しました。会場では、実際に森さんのヴィンテージ衣装にも触れていただけます。肌触りのよさはもちろん、アイロン不要のシワにならない素材、ポケットのついた機能的なデザイン。写真と合わせて、森英恵さんの服が持つ“纏うことで生まれる美しさ”と、その想いを感じていただけたら幸いです。
11月15日(土)のギャラリートークでは、衣装との出会いや撮影地でのエピソードのほか、先日、島根県立石見美術館で開催中の「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」展で感じた、森さんを大切に想う方々の気持ちや、会場での出会いについてもお話ししたいと思っています。会期中は全日在廊いたします。皆さまにお会いできますこと、心より楽しみにしております。

ステートメント、解説と展示作品の一部をご紹介

日本を代表する世界的ファッションデザイナー、森英恵氏(1926–2022)。
幼い頃から憧れ続けた森英恵さんの洋服に出会い、少しずつ集めたヴィンテージコレクションは、今では200着を超えました。そこには、母から娘へと受け継がれてきた歴史や、ファストファッションでは味わえない極上の着心地とときめきがあります。森英恵さんの服を身に纏った人は、誰もが自然に背筋が伸び、心が華やぐように思えます。私にとっても、それは“憧れを纏う”体験そのものでした。

本展では、森英恵さんゆかりの東京・ニューヨーク・パリで撮影したポートレート作品を中心に、実際に撮影で使用した衣装も展示します。世界の女性たちを魅了した森英恵さんの服と、その輝きを写真という形で切り取った作品を並べ、服が持つ力と物語を伝えたいと考えています。「夢みるバタフライ」というタイトルには、蝶のモチーフで名を馳せた森英恵さんへの敬意、そして夢を追いかけ、羽ばたいていった女性たちへの想いを込めました。

日本を代表する世界的ファッションデザイナー、森英恵氏(1926年1月8日~2022年8月11日)が亡くなって3年。来年は生誕100年を迎えます。私にとって森さんの洋服は憧れそのものでした。幼い頃、眩しく目に映った日本航空のスチュワーデス。森さんデザインの制服を纏い颯爽と歩く姿は、田舎に住む私には別世界を生きる女性たちに思えました。
高校時代、大分高校の制服が森英恵さんのデザインになり話題に。通学電車で見かける同年代の子たちが輝いて見えたのを、今でも鮮明に覚えています。私の学校は事務服のような制服で、毎日がただの繰り返しのように思えていました。“服がもたらす高揚感”を知るのは、もっとずっと後のことです。

写真家となり、モデルの衣装を探していた時に目に留まったのが森さんのヴィンテージ。 幼い頃に憧れた森さんの洋服との再会でした。 コロナ禍で中古市場に多く出回っていた1950~80年代の服は、和柄や大胆な花柄など個性的で、心を奪われました。少しずつ集めたコレクションは200着を超えます。ヴィンテージにはファストファッションにはない極上の着心地とときめき、そして母から娘、孫へと受け継がれてきた歴史が宿っています。ファッションは人の心を豊かにするのです。

本展では、 森英恵さんゆかりの東京、ニューヨーク、パリで撮影したポートレート作品を中心に、 実際に撮影で使用した衣装も展示します。タイトル「夢みるバタフライ」は、森さんが初期に蝶のモチーフで名を馳せたことから、働く女性の先駆けとして夢を実現していく姿を重ね、名付けました。“憧れ”を纏うことができる喜びを、 森英恵さんは服に込めました。 その輝きを写真という羽音に変えてお届けできたら、この上ない喜びです。

── 渚ひろみ


※本展示は、HANAE MORI ブランドを運営するMNインターファッション株式会社協力のもと開催。
※展示予定衣装:ひよしや(1950年代~)、ヴィヴィッド(1960年代~)、HANAE MORI NEW YORK(1970年代~)、HANAE MORI PARIS(1970年代~)など。日ごとに異なる衣装が展示されます。

出演者

山中夏歩

あずりな

橘エマ

Maria

渚ひろみ 個展「夢みるバタフライ」情報

開催日時

2025年11月11日(火)〜11月16日(日)12:00〜19:00
※11月15日(土)は20:00まで
※最終日は17:00まで

ギャラリートーク

2025年11月15日(土)17:00〜18:00

入場料

無料

会場

IRIS GALLERY

  • 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町109 松本ビル 1F
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩で5分
東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で10分
都電荒川線「早稲田駅」から徒歩で10分

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