menu
  • Home
  • 写真展
  • 東海林広太、蓮井元彦、三森いこ、水島貴大ら16名の写真家が参加。「LONG SEASON PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW」第8回が四谷で開催

東海林広太、蓮井元彦、三森いこ、水島貴大ら16名の写真家が参加。「LONG SEASON PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW」第8回が四谷で開催

「LONG SEASON PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW」が東京 四谷のTOTEM POLE PHOTO GALLERYにて、2025年8月21日(木)、22日(金)、23日(土)に開催。「LONG SEASON」は、写真家たちが作品を持ちよってスライドショー形式で発表する、作品発表のプラットフォームです。世代や志向の異なる写真家たちが集い、ストレートな写真表現を進行形で深めていくセッションの現場でもあります。スタートは2022年夏。第8回となる今回は、3日間それぞれ別プログラムで開催。会場内では、参加写真家のZINE、作品集などの販売も予定されています。
なお、同会場では8月19日(火)〜24日(日)の期間、倉島水生と水島貴大によるプリント展示も実施されます。

  • 開催期間:2025.8.21 ~ 2025.8.23
目次

ステートメント

プリントで見せる展示、また写真集は写真家たちの発表のベースですが空間やページ数などの制約があり、写真家のリアルな息づかいを十分に伝えられるとは限りません。たとえるなら、いつでも音を奏でる音楽家のように写真家たちは日々写真を生み出しています。音楽家は何度もライヴを行い、表現を磨き、豊かにします。では写真家は何ができるのか?
スライド映写で明滅するたくさんのイメージ。そのなかから選び抜かれた写真はその後プリントになり、いずれ写真集におさまるかもしれません。いっぽうである時期、ある時にしか見ることができない写真の存在があります。写真の背後には膨大な写真がある。「LONG SEASON」はその厚み、そのリアルな積み重ねをスライド映写を経験しながら共有していきます。世代も志向もことなる複数の写真家が、ストレートな写真表現を進行形で深めていくセッションの現場が「LONG SEASON」です。

オーガナイザープロフィール

池谷修一

池谷修一

写真編集者・インディペンデントキュレーター 展覧会制作の仕事を経て編集者に。2011年~2020年「アサヒカメラ」編集部に在籍。写真集の編集、キュレーション、ワークショップを行っている。写真家たちの作品をスライドショーで提示するプラットフォーム「LONG SEASON」を主宰。木村伊兵衛写真賞の運営メンバー。
はじめてキュレーションを行なった展覧会は、荒木経椎の「色景」。近年手掛けた展示に「写真家はどこから来てどこへ向かうのか ―世界を歩き、地球を変換する写真」(西野壮平 × GOTO AKI)、「ウロボロスのゆくえ」(土田ヒロミ)、「KIPUKA: Island in My Mind」(岩根愛)、「たしか雨が降っていたから、」(インべカヲリ)、「Fat Fish Observations Report(Planet Fukushima 5)」(菅野純)などがある。2025年「ニュー・ピクチャーズ」展(The Reference/ソウル)にキュレーション参加。
近年に編集した主な写真集に、『WOMEN』(ソール・ライター)、『terra』(GOTO AKI)、『深い沈黙』(小林紀晴)、『On The Corner』(ハービー・山口、中藤毅彦、大西みつぐ)、『少女礼賛』(青山裕企)、『BEHIND THE BLUE』(時津剛)、『この星の中』(三森いこ)などがある。
主宰する「LONG SEASON」では、柏田テツヲ、木村克彦、東海林広太、名越啓介、嶌村吉祥丸、田口るり子、GOTO AKI、田中大輔、蓮井元彦、松岡一哲、水島貴大、ヨシノハナ、藤岡亜弥、金川晋吾、石川拓也、加藤雄太、新田樹、草野庸子、笠井爾示、徳永彩 、渡邊りお、小野啓 、熊谷直子、新津保建秀、濵本奏、西野壮平、池谷陸、大森克己、竹之内祐幸、広川智基らの作品を上映。

参加写真家プロフィールと作品(五十音順)

紀成道

紀成道

1978年、愛知県生まれ。「接点」をテーマに日本を撮影するドキュメンタリー写真家。2025年に「風と土と」で伊奈信男賞、「The Strata of Time」でSony World Photography Awards 風景部門1位を受賞。写真集に『かぜとつちと x elements』、『MOTHER』、『Touch the forest, touched by the forest.』(いずれも赤々舎)がある。

@Kino Seido

@Kino Seido

木村克彦

木村克彦

1970年生まれ。Art Of Noise、Ken Ishiiをはじめとする多くのミュージシャンのレコード ジャケットのデザイン等を手掛けたのちNYへ移住。Buero New YorkでAnother Magazine等のデザイナーとして活躍後、The International Center of Photography NYで学び写真家として活動を始める。現在は日本に拠点を戻し「自然との調和」を理念に写真展、インスタレーション、雑誌、広告などを中心に活躍中。

@Kimura Katsuhiko

@Kimura Katsuhiko

倉島水生

倉島水生

岐阜県高山市出身。記念写真館、アシスタントを経て2025年独立。2024年8月に初個展「Reflection」(229 gallery)を開催。

@Kurashima Miu

@Kurashima Miu

水島貴大

水島貴大

1988年、東京生まれ。2009年、東京ビジュアルアーツ卒業。2014年、第10回写真「1_WALL」ファイナリスト。17年 Young Art Taipei Photo Eye グランプリ。写真集に『Long Hug Town』(2018年)。個展、グループ展多数。トーテムポール・フォトギャラリーメンバー。24年、BTSのリーダー、RMのセカンドソロアルバムのコンセプトフォトを撮影。台湾全土を5年半かけて撮り下ろした新作写真集を2025年に刊行予定。

@Mizushima Takahiro

@Mizushima Takahiro

GOTO AKI

GOTO AKI

1972年、川崎市生まれ。上智大学経済学部経営学科、東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科卒業。
1993-94年の世界一周の旅から現在までに56カ国を旅する。丸紅株式会社で天然ガスのパイプライン輸送ビジネスに従事した後、写真の道へ進む。東京綜合写真専門学校で鈴木清、小林のりお両氏に学び、1999年より写真家として活動を開始。日本各地の自然風景を主なモチーフとし、色彩や造形の調和、明暗による視覚的な深層効果を探究。窓と鏡の視点を往還するような視座から、風景に内在する抽象性を引き出す作品を制作している。写真集・個展に『LAND ESCAPES』『LAND ESCAPES FACE』『terra』などがあり、2019年の個展「terra」(キヤノンギャラリーS)および写真集『terra』(赤々舎)により、2020年日本写真協会賞新人賞を受賞。日本大学芸術学部准教授

@Goto Aki

東海林広太

東海林広太

写真家・フォトグラファー 1983年生まれ、東京都出身。アシスタントを経て、2007年にスタイリストとして独立。2014年より独学で写真を始め、写真家に。国内外問わずコマーシャルワークから作家活動までジャンルレスに活躍中。

@Shouji Kouta

庄司洋介

庄司洋介

スタイリスト 1995年11月14日生まれ。蠍座。武蔵野美術大学 デザイン情報学科卒。写真家との共作のほかに、今回はスライドで自身の作品を上映する。2025年8月、個展「スタイリングという行為について。 Part1」(229 gallery)を開催。

@Shoji Yosuke

@Shoji Yosuke

新津保建秀

新津保建秀

東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。主な作品集に、池上高志氏との共作『Rugged TimeScape』(FOIL、2010年)、『Spring Ephemeral』(FOIL、2011年)、『\風景』(角川書店、2012年)など。関連書籍に『思想地図β vol.2震災以後』(ゲンロン、2011)、『Hillside Terrace 1969-2019』(現代企画室、2019)など。近年の展覧会に、2022年「八甲田大学校」(国際芸術センター青森)、個展「往還の風景」(ART DRUG CENTER、宮城)、2023年「消え入りそうなほど 細かくて微妙な」(Mizuma Art Gallery、東京)などがある。

@Shintsubo Kenshu

@Shintsubo Kenshu

@Shintsubo Kenshu

@Shintsubo Kenshu

時津剛

時津剛

1976年、長崎市生まれ。東京都立大学法学部政治学科卒。都市や人、現代社会をテーマに作品制作を続けている。東京都在住。

@Tokitsu Takeshi

中嶋琉平

中嶋琉平

2005年東京生まれ。2018年ごろから新宿のスケーターたちやスナップショットを撮影している。2023年にボードに発光体を取り付け長時間露光で撮影し、スケーターの動きと街を捉える「searching light」を発表した。自宅暗室で自らプリント作業を行うほか、展示やzine制作など精力的に活動する。

@Nakashima Ryuhei

@Nakashima Ryuhei

西野壮平

西野壮平

1982年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学写真学科を卒業、現在は静岡を拠点に制作活動を行う。主な個展に「NEW DIORAMAS」(マイケルホッペンギャラリー、ロンドン、2015年) 、「New Work」(サンフランシスコ近代美術館、2016年)、「線をなぞるーTracing Lines」(キヤノンギャラリーS、2021年)、グループ展に「New Cartographies:」 (Asia Society Texas Center、ヒューストン、2018年) 、「岡本太郎現代芸術賞」展(川崎市岡本太郎美術館、2021年)、「潜在景色」(アーツ前橋、2022年)「Photo City: How Images Shape the Urban World」(V&Aダンディー、2024年)など。

@Nishino Sohei

@Nishino Sohei

新田樹

新田樹

1967年福島県出身、東京工芸大学を卒業後、麻布スタジオを経て半沢克夫氏に師事する。1996年独立。以後ロシア・エチオピアなどの旧共産圏諸国を背景としたテーマで作品を発表する。主な展示に、2003年「SURUMA」(コニカプラザ)、2007年「樹木の相貌」(コニカミノルタプラザ)。また、2010年から撮影を開始した、サハリン残留韓国・朝鮮人、日本人を追った連作がある。主な展示に、2015年「サハリン」(銀座ニコンサロン)、2022年「続サハリン」(ニコンサロン)、2023年「Sakhalin」(富士フィルムフォトサロン・周南市美術博物館・三鷹市美術ギャラリー)、「Sakhalin(サハリン)」(ソニーイメージングギャラリー銀座)T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 『態度が<写真>になるならば』「Sakhalin」「鏡」(東京スクエアガーデン)、2024年「雪」「ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家」展開催にあわせて(高島屋史料館TOKYO)「樺太/サハリン」(写大ギャラリー)グループ展「スティル・エコー:境界の風景」(東京都美術館)などがある。

@Nitta Tatsuru

蓮井元彦

蓮井元彦

1983年山形県生まれ。東京都で育つ。2003年渡英、Central Saint Martins Art and Designにてファウンデーションコースを履修した後、London College of Communicationで写真を専攻。卒業後、07年帰国。以降、東京を拠点に活動する。13年に4年間の日常生活を記録したスナップ写真からなる写真集『Personal Matters』をイギリスの出版社Bemojakeより出版。その後、『Deep Blue – Serena Motola』などの私家版小冊子の発表を経て19年、続編の『Personal Matters Volume II』(Bemojake)を出版。20年には写真集『for tomorrow』(Libro Arte)、21年には『写真はこころ』(Printed Union)、23年に『VIATOR SWELL』(Libro Arte)の他、アーティストブック『つづいてゆくものの中で』、『アフターオール』(ともに私家版)などを出版する。

@Hasui Motohiko

@Hasui Motohiko

三森いこ

三森いこ

1998年神奈川県横浜市生まれ。明治大学情報コミュニケーション学部卒。フォトグラファーとして 活動中。ポートレートをメインに作品を制作している。2023年に初個展「ここでまた会おうよ」を開催。2024年7月、初個展の続編となる個展「この星の中」を開催、初の写真集を発表。

@Mimori Iko

@Mimori Iko

渡邊りお

渡邊りお

1999年生まれ。山梨県富士吉田市出身。東京都在住。2021年より独学で写真を始める。22年、(株)アマナにアシスタントフォトグラファーとして入社。24年独立。商業写真と並行しながらネガカラーフィルムでのスナップ撮影などを行い、暗室でのプリント、展示を行い制作活動をしている。24年、初の個展「on the long hill」(same gallery)を開催。25年、個展「absence device」を開催

@Rio Watanabe

@Rio Watanabe

井田宗秀

井田宗秀

1978年東京都生まれ。日本大学生物資源科学部卒業。イメージスタジオ109勤務、写真家管洋志師事後、2003年独立。多くのクライアントワーク撮影を手がける傍ら、積極的に作品発表を行う。主なテーマは「広義的な人の行いとその環境」「感覚の視覚化」。(公社)日本写真家協会会員

@Ida Munehide

@Ida Munehide

「LONG SEASON PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW」情報

LONG SEASON PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW

2025年8月21日(木)、22日(金)、23日(土)の開催時間と出演者

8月21日(木)19:00〜21:00
出演:倉島水生、中嶋琉平、庄司洋介、三森いこ、 渡邊りお

8月22日(金) 19:00〜21:00
出演:GOTO AKI、新田樹、紀成道、時津剛、井田宗秀

8月23日(土) 18:00〜21:00
出演:東海林広太、新津保建秀、西野壮平、蓮井元彦、水島貴大、木村克彦

※事前予約可(当日参加可能)
※倉島水生+水島貴大のプリントによる展示は、8月19日(火)~8月24日(日)開催

参加料

各日1日:一般 2,000円(税込)、学生 1,500円(税込)
3日通し:4,300円(税込)
※先着順(混雑時は立ち見になる場合があります)
※学割で購入した場合、当日学生証を提示ください。

予約方法

TOTEM POLE PHOTO GALLERY WEBサイトの予約フォームにて

LONG SEASON PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW

会場

TOTEM POLE PHOTO GALLERY

  • 〒160-004 東京都新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」2出口から徒歩で7分
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2出口から徒歩で10分
都営地下鉄新宿線「曙橋駅」A1出口から徒歩で7分

おすすめ記事

写真家 大森克己と写真編集者 池谷修一による、ポートレートに特化したワークショップが9月に開催。参加者募集中

蓮井元彦、池谷陸、水島貴大ら6名の写真家の作品をスライド写映で鑑賞。7回目となる「LONG SEASON : PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW」が東京 恵比寿で開催

次の記事