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プロフィール
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久慈鈴奈
フォトグラファー 1995年生まれ、北海道出身。2児のママ。三度の飯と同じくらい写真が好き。祖母にフィルムカメラを譲ってもらったことをきっかけに写真を始め、10年前から日常写真を撮り始める。以来、身近な人物を日々撮り続け、22年よりフリーランスフォトグラファーとしての活動をスタート。
撮っている段階で仕上がりを想像できるのがイメージングレシピのいいところ
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自分がどんな場面で、どんな写真を撮りたいかを考えながらイメージングレシピを作成したので、改めて「自分の好きな写真について」向き合う機会になりました。作成すること自体がとても楽しく、一度作り始めると時間を忘れるほど夢中に。Z50IIを使った際に、2種類のフィルム風のオリジナルレシピを作成しましたが、今回はZ6IIIで、そのレシピをベースに少しマゼンタに寄せたレシピに仕上げました。最近、海外の写真を見て好みが変わり、シャドーにマゼンタが乗っている、やや暖色系の写真が好きになったんです。なので、マゼンタ系フィルム風になるよう意識したのがポイント。名前は“暖かい”“穏やかな”という意味を込めた「calm film」に決めました。
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「calm film」は、具体的にはコントラストを下げてシャドーを上げ柔らかくし、色の彩度と輝度を全体的に抑えて少し落ち着いた雰囲気になるよう微調整を繰り返して仕上げました。自宅での撮影が多いので、ベースは室内用として作成し、外撮影の際は色温度と色被りを調整して使用しています。癖を出しすぎると使える場面が限られてしまうので「ほどほど」を意識して少しずつ改良しました。
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自分で作ったレシピで撮影すると、撮っている段階で仕上がりをイメージできるので、写真全体の雰囲気が想像できるのが良い点です。撮影後に編集を後回しにしてしまい、そのままお蔵入りパターンが多い私には、無調整でも自分らしい作品として仕上がっているところがとてもありがたい。「こんな感じに撮れたよ」と家族に写真を撮ってすぐ完成形を見せることができるのも良かったです。娘が目をキラキラさせ喜んでいました。フレキシブルカラーピクチャーコントロールに大感謝です。
あとは、何と言ってもファインダーを通して自分の作った景色を見られるのが楽しいです。自然とカメラを構える機会も増えました。フレキシブルカラーピクチャーコントロールは、撮ることの楽しさを更に感じさせてくれる機能だと改めて感じました。
見たままに近い、明るさや色味が素晴らしいZ6IIIのファインダー
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Z6IIIを手に持ち、試し撮りをした時点で、カメラらしいカメラが好きな私にはとてもしっくり来ました。所有感を満たしてくれるかっこいい外観にグッと来て、ファインダーから見えるクリアな世界にワクワクしました。また、ボタン配置や安定した深いグリップなど、撮影時の使いやすさへのこだわりを感じました。
何と言っても、ファインダーの明るさや色味が素晴らしく、見たままに近い一眼レフのような見え方で、目が疲れず撮影に集中できました。逆光が好きなのでそういった場面でもファインダーが見やすくて、撮影が捗ります。
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お散歩にもカメラを持っていったのですが、ここでもファインダーが大活躍!晴天だとモニターが反射するので、撮影後の写真の確認もファインダーをのぞきながら行いましたが、やはり明るく見やすい!その場でしっかり確認でき、安心してルンルン気分でお散歩を満喫できました。
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くるくる変わる子供の表情やちょろちょろ落ち着きのない息子を、Z6IIIのAFがばっちり追ってくれたおかげで撮れた写真がたくさんあります。暗い室内でもAFが迷わずバシッと決めてくれました。Z6IIIにNIKKOR Z 50mm f/1.4レンズを装着した状態でもとても軽く機動力があるので、狭い部屋でも難なく撮影できて、普段自宅で撮影することが多い私にはぴったりな組み合わせでした。
Nikon専用アプリ「SnapBridge」を使えば、Bluetoothで写真を簡単にスマホに転送できるのも嬉しい。以前、SDカードのデータがすべて飛んでしまった経験があるので、SDカードを触らずに、一度ペアリングすれば自動で転送できるのが便利です。バッテリーの持ちも良く、こまめな充電が必要ないのも面倒くさがりな私にはありがたかったです。
圧倒的に軽くコンパクトなNIKKOR Z 50mm f/1.4は、場面を選ばない普段使いにぴったりの1本
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Z6IIIとの組み合わせで3本のレンズを楽しみました。開放F値での撮影が、中判デジタルを超えるのでは?と思うほどのボケ量でとても驚いたNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sや、解像度が高く凄まじく繊細な写りにうっとりしたNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S。それぞれに魅力がありますが、なかでも推したいと感じたのは、NIKKOR Z 50mm f/1.4です。
NIKKOR Z 50mm f/1.4は、肌と髪の毛の質感が細部まで美しく、忠実で丁寧な写りを実現してくれます。ピントが合っている部分はキリッと繊細かつシャープな写りなのに対し、ボケは滲むように軟らかいので、あまり絞らずに寄りも引きもF1.4〜F4あたりで撮影しました。
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また、私の知っているほかの50mm f1.4レンズと比較しても、圧倒的に軽くコンパクト。場面を選ばず、まさに普段使いに持ってこいの1本です!気軽に使えてシーンを選ばないそのカジュアルさこそが、他のレンズとの違いだと思います。正直、今までは重くてゴツい機材を好んでいたのですが、NIKKOR Z 50mm f/1.4を使ってからはカメラの使用頻度が確実に多くなりました。気軽に使える軽さやコンパクトさは日常写真を残すという点では、かなり重要なことなのだと気づきました。
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Z6IIIとNIKKOR Z 50mm f/1.4の組み合わせが、私の撮影スタイルに合っていたため、この冬いつもよりも写真を撮る機会が増えました。家族の日常写真なら大体のシーンに対応できるので、家族との何気ない日々の光景を、今よりももっとたくさん残せるはずです。日常写真を撮っている方に、ぜひ推したい組み合わせです。
性能が大幅アップした、ミドルクラス最強の1台「Z6III」
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フラッグシップ機に迫る性能を持つZ6IIIは、世界初※部分積層型CMOSセンサー、9種類の被写体検出や、幅広い撮影シーンで活躍する高度なAF性能、高解像・高輝度・広色域EVFを小型ボディーにギュッと凝縮して搭載。写真や動画の色味を変えて、クリエイティブな画づくりができ、自分だけの新しいカラーを手に入れることができる「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」にも対応しています。世界初の撮像素子とミラーレス史上最も明るいEVFで、静止画撮影はもちろん、動画撮影でも今までにない新しい撮影体験が得られる1台です。
※2024年6月17日現在、フルサイズ/ FXフォーマットのミラーレスカメラにおいて、ニコン調べ。
大きなボケ描写を気軽に楽しめる標準単焦点レンズNIKKOR Z 50mm f/1.4
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開放F値が1.4と明るく、幅広いシーンで大きく柔らかなボケと高い描写力を活かした撮影が楽しめる1本。最短撮影距離は0.37mで、被写体との距離が近くてもピントが合わせやすいのも特長です。また、小型・軽量な設計なので持ち歩いての撮影もラクラク。コストパフォーマンスに優れた開放F値1.4のレンズとして、明るい単焦点レンズに挑戦したい人や、表現の幅を広げる高性能なレンズを追加したい人に最適です。
Flexible Color Picture Control スペシャルコンテンツ
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Nikonの無料編集ソフト「NX Studio」で自分の好きな色味レシピを作ってカメラに登録できる「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」機能にフィーチャーした「Flexible Color Picture Control スペシャルコンテンツ」。
独自の画づくりで人気のクリエイターが作成したレシピや撮り下ろした作品、インタビューが楽しめます。