プロフィール
東海林広太
写真家 1983年生まれ。2007年よりファッションスタイリストとしてキャリアをスタート。雑誌や広告などを中心に活動する。趣味で撮り続けていた「写真」が話題となり、2014年、写真家へと転身。国内外でコマーシャルの撮影を手がけながら、精力的に展示や写真集の制作を行う。
嶋田さん(229GALLERY ディレクター)は多忙の中仕事終わりに何度か家に来てくれて話をしました。うちに来ると結局、猫を愛でる嶋田さんを見るというイベントが毎回発生してたので彼が猫と花をモチーフとして選んだのは何だか自然な流れな気がします。今まで花や猫を随分撮ってきたけどそれをテーマとしたことはなかった。ただ好きなものを撮った素直な写真です。そういうものをやっと真っ直ぐ出せるようになったのかな、俺自身何だか楽しみです。
ステートメントと解説、展示作品の一部をご紹介
撮る側と撮られる側。
内と外。
私と他者。
その距離は固定されず、空間の中でゆるやかに揺れ動く。
私的でありながら、私的に閉じない。開かれた実験としての展示。
花を見て、きれいだと思うこと。
猫を見て、かわいいと感じること。
一方で、写真の中にある視線や関係性、対象との距離について、少しだけ立ち止まってみるのもいい。
見る人それぞれに固有の距離感は自由であり、誰もが自分を保ちながら他者と向き合っている。
その揺らぎを、感じてもらえたら嬉しい。
──229ディレクター嶋田聡史
MITATE(見立て)とは、見て選び、対象を別のものになぞらえて捉えること。
本展は東海林氏が過去に制作した作品を、関わりのある他者に委ね、再構築する実験的な試みです。
思考や場所性をいったん手放すことで、作品はどこまで自由に変化し得るのか。
それはキュレーションとは少し異なり、作品の'最終形'を放棄することに近い。
文脈を手放し、意味を揺らし、距離を他者が操作する。
しかし同時に、完全な自由にはなり得ない行為でもあります。
2023年12月、229で開催された東海林氏の展示「Nothing happened」は、自室の数カ所に設置されたカメラの映像を、ギャラリー空間の数十箇所にループ投影するインスタレーションでした。
“何も起こらなかった”ということは、
“常に何かが起こり続けていること”と同義なのではないか。
日常の時間をそのまま持ち込むような、とてもパーソナルな展示でした。
今回は「Nothing happened」にもたびたび登場した、東海林氏の写真の中でも象徴的に感じている花と猫というモチーフに絞り、写真に内在する視線や関係性が立ち上がるような展示構成をします。
自宅で撮影した写真(内側)と、屋外で撮影された写真(外側)、229との距離感。それらを空間に再配置していきます。
── 東海林広太 写真展「MITATE」プレスリリースより
東海林広太 写真展 「MITATE」情報
開催日時
2026年2月26日(木)~3月14日(土)12:00〜19:00
※土日は12:00~20:00
入場料
無料
※ワンドリンクオーダー制
会場
229GALLERY
- 〒110-0016 東京都台東区台東4-24−2 1F B1 F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
都営大江戸線・つくばエクスプレス線「新御徒町駅」から徒歩で1分
JR京浜東北線・山手線「御徒町駅」から徒歩で10分