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動画も静止画も妥協なし。上田晃司が語る「Nikon ZRは真のハイブリッド機」

Nikon ZRは、映画の世界で培われたREDの映像技術と、Nikonの光学技術・静止画性能を、小型ボディーに凝縮したシネマカメラです。
SNSやYouTube、ショート動画の普及によって、クリエイターに求められる表現が大きく変化した昨今。動画だけでも、静止画だけでも物足りないーー。そんな時代だからこそ、フォトグラファーでもあり映像作家でもある上田晃司さんは、ZRを、“真のハイブリッド機”と語ります。
今回は、旅や日常、そしてプロの現場でメイン機としてZRを使い続ける上田晃司さんが、「真のハイブリッド機」だと感じたZRの魅力を、写真作品、映像作品とともに紹介します。

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目次

プロフィール

上田晃司

フォトグラファー/映像作家 米国留学し、写真と映像を学び、CMやドキュメンタリーを撮影。写真家 塙真一氏のアシスタントを経て、ライフワークとしてドラマチックなストリートフォトグラフィーを撮影。講演や執筆活動に加えYouTubeで写真、旅、カメラについて情報発信。ニッコールクラブ アドバイザー、ニコンカレッジ講師。日本写真家協会(JPS)正会員。

ZRが、真のハイブリッド機だと感じる理由

<Commented by 上田晃司>
ZRの第一印象は“これがシネマカメラ?”。手に取ると数字以上に小さく軽く、これは最高の旅カメラになると確信。実際にZRと一緒に、アフリカ、アメリカ、香港など様々な国を旅しました。仕事だけでなく、日常のスナップでも使い続け、今では完全にメインの1台となっています。クライアントの受けも良く、最小限の荷物でロケができるため、撮影そのものの自由度が大きく広がりました。

ZRはシネマカメラでありながら、Z6IIIの静止画性能をそのまま継承していることも見逃せません。動画機のついでの静止画ではなく、写真機としての完成度も高いです。だからこそ、表現に応じてカメラを変える必要がありません。目の前の出来事を映像で残すか写真で残すか、迷っている間に決定的な瞬間は終わってしまいますが、ZRは動画と静止画をボタン1つで切り換えられ、どちらも妥協なく撮影できます。これ1台あれば、行ける場所も撮影できる機会も増えます。さらに同じセンサー・同じレンズ・同じ色で撮れるので、映像と写真を並べたときにトーンが揃います。動画と静止画の両方を求められる仕事が増えている今、この一貫性は制作品質に直結します。どこへでも連れて行ける、コンパクトなモンスターカメラです。

こうした理由から、ZRは"真のハイブリッド機"だと感じています。ここからは、その魅力をもっと細かく解剖していきます。

①「写真機としてのZR」の魅力

スナップ撮影にぴったり

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 40mm f/2、ピクチャーコントロール:CineBiasOffset by RED
「セネガルでタクシーの車内から撮影したスナップ。ZRはコンパクトなので、タクシーやバスで移動中でも撮影しやすく、旅の記録を気軽に残せる」。

<Commented by 上田晃司>
ZRは何と言ってもコンパクトだし、機動力が高くレスポンスも速いので、スナップ撮影との相性は抜群です。実際に、旅や日常を切り取るときや、ストリートスナップのときに、ZRで静止画撮影することが多いです。
海外での撮影では、遠景をクリアに描写したい場面で、ZRのかすみ除去機能が便利。AF性能の高さも、スナップ撮影で頼りになるポイントです。人物から乗り物まで9種類の被写体を高精度に検出してくれるうえ、動画と静止画を切り換えても同じ感覚で使えるので、使い勝手がいいです。手ブレ補正も強力で、暗所でも手持ち撮影にしっかり対応できるため、三脚を持たずに動ける場面が増えました。

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 40mm f/2、ピクチャーコントロール:CineBiasOffset by RED
「コンパクトなZRは、街中でも威圧感がなく、日常の何気ない瞬間を自然に切り取れます。電子シャッターだからシャッター音も静か。周囲を気にせずスナップ撮影を楽しめます」。

<Commented by 上田晃司>
グリップやボタン類までミニマルにデザインされているため、旅先で構えても威圧感がなく、街の風景に自然と溶け込みます。コンパクトなのに、必要最低限の操作性もしっかり確保されています。一方で、リグ(撮影用の周辺機材)を組み合わせれば、用途に応じて自由に拡張することもできるため、身軽に持ち歩く日も、本格的な撮影に臨む日も、同じボディーで対応することができます。
旅やストリートスナップでは、NIKKOR Z 40mm f/2やNIKKOR Z 26mm f/2.8、NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sのようなコンパクトなレンズとの組み合わせがお気に入りです。

REDの色表現を静止画でも楽しめ、動画と同じ色で撮れる

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 26mm f/2.8、ピクチャーコントロール:CineBias by RED
「香港・チムサーチョイにて。シネマカメラで知られるRED監修のイメージングレシピは、豊かな階調表現が魅力。光が強く明暗差の大きい香港でも、シャドーからハイライトまで滑らかに描写してくれました」。

<Commented by 上田晃司>
RAW動画撮影においてREDのLUTをカメラに取り込んでREDの色味をプレビューしながら使えるのはZRの強みです。また、通常のSDR動画撮影や静止画撮影ではRED監修のイメージングレシピが使えるのも非常に嬉しいポイントです。動画と静止画の垣根がなくなることで、両者を組み合わせた作品づくりや、シネマティックな写真表現が可能になります。写真と映像で色の思想が分断されないカメラは、そうそうありません。

4.0型画像モニターが快適な撮影をサポート

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 26mm f/2.8、ピクチャーコントロール:上田晃司オリジナルイメージングレシピ
「アフリカ大陸へ向かう飛行機に乗る前、スペインの美しい光が目にとまりシャッターを切った1枚。搭乗前のバタバタしているときでも、ZRならサッとカメラを構えて撮影できます」。

<Commented by 上田晃司>
ZRにはEVF(ファインダー)がないので、屋外の明るい環境や明暗差のあるシーンで撮影する際は、画像モニターの輝度を調整しながら撮影しています。15段と非常に細かく調整できる点もさすがはニコン。露出は、ヒストグラムやウェーブフォームモニターで確認できます。そして4.0型の大型・約307万ドットの高解像度モニターのおかげで屋外でも見やすく、外部モニターを追加しなくても撮影が完結します。
加えて、旅先で撮った写真をその場で人に見せるときにも、4.0型の大画面モニターが役立ちます。言葉が通じなくても、この画面を見せれば一瞬で伝わります。撮らせていただいた方にお礼として見せると、そこから自然と会話が生まれることも多く、コミュニケーションのきっかけにもなっています。

ZRは、約540g(本体のみ)の小型軽量ボディーにZ6III譲りの静止画性能を備え、有効2450万画素フルサイズ部分積層型CMOSセンサーを搭載。高速・高精度なハイブリッドAFや最大120コマ/秒のハイスピードフレームキャプチャー+常用ISO感度64000までの高感度性能など、高度な静止画撮影にも対応しています。新機能「かすみ除去」により、遠景をよりクリアに描写することも可能です。
また、55mmの大口径が特徴のニコンZマウントを採用。NIKKOR Z レンズだけでなく、マウントアダプターと組み合わせることでさまざまなレンズを使用できます。

②「動画機としてのZR」の魅力

シネマティックな映像表現を気軽に

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ZR_1cut

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II
ピクチャーコントロール:CineBias-TC - Green Edge Experimental by RED
「トラムの車内から、香港の街並みと乗客をワンカットで撮影。大胆なグリーントーンが特徴の『CineBias-TC - Green Edge Experimental』が、香港の夜ならではの雰囲気によく合っています」。

<Commented by 上田晃司>
RED監修のイメージングレシピを使って撮影した動画は、撮って出しでも十分に美しい仕上がりです。『シネマティック動画』モードにして撮影するだけで初心者でも簡単に映画のような雰囲気で撮れます。旅にはNDフィルターを用意しておくと便利。フレームレートに合わせた適正なシャッタースピードを維持しやすくなり、自然なモーションブラー(動きの残像感)を表現しやすくなります。
3種類のRAWをはじめ、ProRes 422 HQやH.265など、多彩な収録フォーマットに対応しているのもZRの魅力。仕事ごとに異なる納品形式やワークフローにも柔軟に対応できます。
H.265 10-bitは、簡単なグレーディングもできるので使い勝手がいいです。
そして何と言っても、R3D NEが素晴らしい。REDのR3Dをベースにニコンが専用開発したRAWフォーマットR3D NEでは、REDのカラーサイエンスを生かした、本当のシネマクオリティーの映像を撮影できます。

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ZR_1cut_繋ぎ

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II
「香港の夜。RAW動画ならではの編集自由度の高さはさすが。R3D NEは扱いやすく、ベースISO感度を切り換えられるので、高感度でも美しい映像に仕上がります。グレーディングも素直で、思い通りの色づくりがしやすい印象です」。

シーンに応じて選べるマイクの指向モード

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OZO_全方位

撮影機材:ZR × NIKKOR Z 26mm f/2.8
「シカゴの電車。内蔵マイクの指向性を全方位に設定し、ビル街に反響する電車の通過音を臨場感たっぷりに録音しました。旅先ではNIKKOR Z 26mm f/2.8のパンケーキレンズとの組み合わせが使いやすく、スナップ動画を撮るのに最適です」。

<Commented by 上田晃司>
ZRを語るうえで、音についても触れておきたいところ。OZO Audioを搭載しているので、内蔵マイクの指向性を設定でき、別途マイクを用意しなくても問題ありません。さらに、内蔵マイク・外部マイクの両方で32bit float収録に対応しています。ワンオペ撮影では録音レベルまで手が回らないことも多く、この安心感のおかげで撮影に集中できます。
街の環境音を収録する際は『全方位』、YouTube撮影する際は『前方方向鋭角』、風景を撮りながら話す際は『後方』と使い分けています。外付けマイクがいらないほど優秀です。

ZRはR3D NE、N-RAW、Apple ProRes RAW HQなど、多彩な動画記録フォーマットに対応。 映像制作を幅広く柔軟に楽しめます。
また、強力な5軸のボディー内手ブレ補正(VR)に加え、ボディー内VRとレンズシフト方式VRが連動して手ブレ補正効果を高める「シンクロVR」※に対応。 歩きながらや手持ちの撮影でも安定した映像を撮影できます。 ジンバルや三脚を使わずに機動力を確保したいと願う、静止画も動画も撮影するハイブリッドシューターにぴったりです。

※シンクロVR対応レンズとの組み合わせ時。対応レンズは最新のファームウェアにバージョンアップしてください。

上田晃司さんがZRを使用して撮影した写真と映像、レビュー動画は以下よりご覧いただけます。

YouTube:上田晃司 Nikon ZR レビュー

真のハイブリッド機「Nikon ZR」

ハリウッド映画などで知られるアメリカのデジタルシネマカメラメーカー、RED社の映像技術と、ニコンの光学技術を融合した「Nikon ZR」は「Z CINEMA」ラインの1台。小型軽量ながらプロレベルの映像制作が可能なうえ、Z6IIIと同等の高い静止画性能も備えた、ハイブリッド機です。日常のスナップから本格的な作品撮りまで、幅広く活躍します。

Nikon WEB
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