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もう一度立ち上がらなければならない時を迎えたあなたに、おすすめの一冊。写真家 中川正子のエッセイ「みずのした」

2024年3月に刊行された、写真家 中川正子の初エッセイ「みずのした」。本著を執筆するにあたり、筆者は過去に自身が綴った日記やブログ、SNSの投稿を読み直し、記憶に強く残る17篇の“昔のわたし” をセレクトした。進路、結婚、出産、育児、仕事。脇目も振らずに走り抜けてきた筆者が、自分にそっと投げ返した言葉とは。
「GENIC|It’s my life. 暮らしの写真 vol.74 2025年4月号」の表紙を担当した筆者の写真(表現)を観賞してから、このエッセイ(表現する人の想い)を読むことをおすすめします。つかれた時、元気がでない時、もう一度立ち上がらなければならない時を迎えたあなたに、おすすめの一冊です。

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目次

プロフィール

中川正子

1973年横浜生まれ。写真家として、自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを雑誌や広告、書籍などで発表する。2011年東京から岡山に移住。写真のほかにもトークライブや執筆も手掛け、自身のアトリエ「GATHER」ではイベントを開催。これまでの代表的な仕事に、写真集『新世界』『IMMIGRANTS』『ダレオド』『Rippling』『AN ORDINARY DAY』、桜木紫乃との写真絵本『彼女たち』などがある。

過去の自分に宛てた、現代の私からのメッセージ。

ある日、短い水路を豪速で往復する白鳥を見た。
前傾姿勢になって、水面の下ではがむしゃらに脚をバタつかせている。
そうせずにはいられないのがよくわかる。
だって、わたしもそうだから

中川正子はプロのフォトグラファーとして写真を撮り続けるかたわら、日記、ブログ、SNSを通じて、ほぼ毎日のように自身の思いを言葉に書き残してきた。なぜそんなにも表現し続けるのか。50歳になったいま、過去に綴った自身の言葉を改めて振り返ってみる。甘くて、情けなくて、狂おしく、そして純粋な記憶のかけらが蘇る。水路で必死にもがく白鳥に苦笑いしながら小さな声で「がんばれ」と応援するように、脇目も振らず走り抜けてきた自分にそっと言葉を投げ返してみよう。

中川正子にとって、本格的なエッセイ本の刊行は初の試み。本著を執筆するにあたり、過去に自身が綴った日記やブログ、SNSの投稿を読み直し、記憶に強く残る17篇の“昔のわたし” をセレクト。発言のひとつひとつにときおり茶々をいれつつも冷静に俯瞰。そのときに巡った感情や体験のすべてが“いまの私”にどう繋がっているのかを考えていく。

過去の自分と現在の自分の往復書簡。

進路、結婚、出産、育児、仕事。中川正子のするどい視点とまっすぐな気持ちが、あたりまえの日常を色鮮やかな思い出の波へと変えていく。

── くも3 プレスリリースより

直木賞作家 桜木紫乃のコメント

どこまでも正直で透明。
中川正子さんの綴る言葉はいつも
私の日常に散らばる
痛みをひきうけてくれる。

中川正子 エッセイ「みずのした」情報

著者:中川正子
価格:2,300円(税込。本体円)
判型:B6変型判(幅120×高さ172×厚さ18mm)
頁数:272頁・がんだれ製本
発売:2024年3月
ブックデザイン:飯田将平[ido]
企画・編集:猪飼尚司
発行元:株式会社くも3
ISBN:978-4911183-007

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