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フレキシブルカラーピクチャーコントロールに対応しさらに楽しくなった「Nikon Zf」を体験した8名のリアルボイス

photo:片倉ゆうき

フォトグラファーの澤村洋兵さんをゲストに招いて、クラシカルなデザインで話題のフルサイズミラーレス、Nikon Zfを体験できるイベント『#GENIC_Nikon vol.32 GENIC meets Nikon Zf MEETUP』を開催しました。Nikon Zfは最新ファームアップで、フレキシブルカラーピクチャーコントロール機能に対応。今回のイベントでは、参加者全員が澤村さんオリジナルのイメージングレシピ「Heartwarming」を登録したZfを手に、フォトウォークを楽しみました。イベント後にはZfとキットレンズのNIKKOR Z 40mm f/2(SE)、さらに気になるZマウントレンズを16日間お貸し出し。自身のフィールドに持ち帰って撮影した作品とともに、Zfの使用感など8名のリアルボイスを紹介します。

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目次

1:Yuya「持ち出したいというワクワク感から撮影に行く頻度が増えた」

Yuya

使用レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
「海岸でボールで遊ぶ犬。シルエットになっている犬が、咥えているボールは、夕日があたり輝いていて、まるで宝石のようでした」。

Zfはいかがでしたか?

見た目がクラシカルでかっこよく、シャッターフィーリングも良いので、何度もシャッターを切りたくなりました。 ファインダーとモニターもきれいで見やすかったです。 思っていたよりもサイズの大きさや重さは感じませんでした。軍艦部にISOダイヤルやシャッタースピードダイヤルがあるので、感覚的に設定を調整できるのも良かったです。明暗など環境が変わった際にスムーズに設定が変更でき撮影がしやすかったです。 イメージングレシピを使うと撮影時から完成時の写真をイメージでき、単純に撮影中もテンションが上がり撮影が捗りました。
Zfを持ち出したいというワクワク感から、撮影に行く頻度が増えます。フルサイズでクラシカルなデザインのZfは唯一無二で素晴らしく、見た目も機能面もどちらも優れていて推せるカメラです。

NIKKOR Zf 40mm f/2(SE)、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sはいかがでしたか?

NIKKOR Zf 40mm f/2(SE)は、とても軽量でコンパクトなのでカメラに着けたときにレンズの重さを感じませんでした。Zfに合わせたクラシカルなデザインがとても好印象で、開放F値2と十分な明るさに加え、焦点距離40mmという画角も一番好きで、最短撮影距離も0.29mなど良いところしかないレンズでした。キットレンズとして考えた人はかなりセンスがいいと思います。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、焦点距離が広くF値4に固定で撮影ができるので、実際の撮影で大活躍しました。

使用レンズ:NIKKOR Zf 40mm f/2(SE)
「NIKKOR Zf 40mm f/2(SE)で、どれくらいボケ感を出すことができるのか試しに撮影した一枚。想像以上の被写体の浮き出方に感動しました」。

2:Ryosuke Kanbe「色で雰囲気を作りながら撮れる」

Ryosuke Kanbe

使用レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
「阿蘇の広大な風景と放牧された牛たちの対比が美しく、自然と人の営みが共存する穏やかな空気感を表現しました」。

Zfはいかがでしたか?

軍艦部の真鍮のダイヤルや、クラシカルなフォントのNikonロゴ、人工皮革の質感にグッときました。実際に手に取ってみると、金属の質感はしっかりあるのに、見た目から想像していたよりずっと軽くて、首にかけても疲れないし、撮る前から気分が上がりました。それに、見た目がカッコイイので、ついつい持ち出したくなります。
また、JPEGの撮って出しの色味が非常に良く、空や光のグラデーションが自然に出ます。夕方の川沿いで撮った写真では、水面に映る光の階調や木々の色味までしっかり再現され、後処理をしなくてもそのまま使える仕上がりでした。設定や現像に手間をかけずに高品質な写真が撮れる点は大きな魅力です。 今回貸し出していただき、かなり気に入ったため購入してしまいました。

イメージングレシピはいかがでしたか?

イメージングレシピは特に便利でした。たとえば曇りの日に落ち着いたトーンで街を撮影したいと思ったときに、現場でレシピを切り替えてすぐに撮れるので、あとから色味を調整する必要がありませんでした。クリエイターのレシピを使用すれば、撮るその瞬間からそのクリエイターの世界観で景色を見ることができるのがすごく新鮮で面白かったです。自分でも、ネガフィルムを意識したレシピを作成したのですが、Zfのデザインと調和する描写が得られ、フィルムカメラで撮ったような表現が手軽に楽しめました。レシピを使って撮影すると、被写体を見る視点が自然と変わって、色で写真を考える感覚がより直感的になった気がします。 Zfは色で雰囲気を作りながら撮れるカメラだと感じました。

使用レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
「カフェの古い木製扉にちょこんと乗った鳩。人の営みの中に自然が溶け込んだ瞬間に出会い、記録するように撮りました」。

3:ナスカ「モノクロへの切り替えレバーで表現の幅が広がった」

ナスカ

使用レンズ:NIKKOR Z 85mm f/1.2 S
ピクチャーコントロール:Heartwarming(澤村洋兵オリジナルレシピ)
「初夏の明るさ、エネルギーを表現したくて撮影しました。ポートレート撮影で大きく綺麗なボケを得たかったためNIKKOR Z 85mm f/1.2 Sを使用しましたが、明るく圧倒的な描写力のあるレンズだと感じました。澤村洋兵さんのイメージングレシピHeartwarmingはポートレートとの相性も抜群でした」。

Zfはいかがでしたか?

近所のコンビニに行くときにも持ち出すことがあるくらい、相棒感のあるカメラです。ダイヤルをはじめとした真鍮パーツの質感と、ボディーが薄く、表面がフラット気味なのが良いと感じました。ダイヤルを回したときのフィーリング、シャッターフィーリングも良いです。撮影を始める際に電源をONにしたときに「勝ったな…」と感じます(笑)。何より、カメラ自体のデザイン、カッコよさも機能のひとつなんだと思わせてくれるカメラだと思いました。画素数やAF性能、手ブレ補正機能などの性能・機能面以外にも、カメラ自体のカッコよさの重要性を最高に感じられるカメラです。 これは使ってみないとわからないし、使ってみればわからざるを得ないです(笑)。

Zfで一番のお気に入りポイントは?

特にレバーを回すだけで、モノクロに切り替えできる点が気に入りました。簡単に雰囲気をシックにできるので表現の幅が広がります。日頃からポートレートをメインで撮影していますが、モデルさんを待たせずにサッとカメラの設定を変えられるのも嬉しかったです。

使用レンズ:NIKKOR Z 85mm f/1.2 S
ピクチャーコントロール:モノクローム
「モデルさんからダークでアングラっぽい部分を撮りたいとリクエストがあり、モノクローム中心に撮りました。 夜間の撮影だったので、NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sの持つ明るさと描写力に助けられました。ラフな雰囲気にしたく、ストロボなしで撮りました」。

4:Shuhei Watarai「“このカメラを持ち歩きたい”と思わせてくれる魅力が随所にある」

Shuhei Watarai

使用レンズ:NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
ピクチャーコントロール:ディープトーンモノクローム
「庭で咲きそうになっているお花です。モノクロへの切り替えレバーのおかげで、初めてお花をモノクロで撮ることができました。今までお花はカラーでしか撮ったことがありませんでしたが、モノクロで撮ってみると花びらの質感が美しく写り、新しい発見になりました。NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sの開放F値1.2は、とてつもない立体感と空気感でした。その時の湿度まで写っているよう。しっとりとした写りや立体感は、現実のシーンをそのまま写真に落とし込んでいるようで感動しました。少し大きなレンズで持ち運びは慎重になりましたが、そんなことが気にならないほどの良い写りで本当に素晴らしいレンズだと感じました」。

Zfはいかがでしたか?

普段ファインダーのないコンデジを使っているため、すべてが違いました。所有欲が満たされるかっこいいボディーデザインと質感で、見た目が好みなため常に持ち歩きたくなり、自然とたくさんシャッターを切ることができたのが大きな魅力です。さらに、とても鮮明なファインダーで、普段より満足度の高い撮影体験を味わうことができました。また、背面のバリアングル式画像モニターを裏返すと見た目がよりフィルムカメラのようでテンションがさらに上がりました。ほとんどバリアングル式画像モニターを裏返して使っていました(笑)。動画撮影は普段はスマホでしていますが、Zfで動画を撮ってみると、やはりスマホとは違う画質で感動。“このカメラを持ち歩きたい”と思わせてくれる魅力がZfの随所にあり、改めて、持ち歩きたいカメラを持つことが大事だ、ということを再認識しました。また、撮影体験やカメラの所有欲を満たせるかというのも、写真を撮るうえでとても大事だということに気が付きました。撮影体験がいいと撮影のテンポが上がり、結果としていつもよりたくさんシャッターを切ることができました。

Zfで一番のお気に入りポイントは?

モノクロへの切り替えレバーの存在に感動しました。「モノクロがいいかも」と少しでも思った瞬間に、ファインダーを覗きながらレバーで簡単に切り替えられるところが良かったです。家族や友人、お花など、今までだったらモノクロで撮ろうと思わなかった被写体をモノクロで表現する体験ができました。モノクロ写真は、被写体に目が行きやすいからか、その時シャッターを切った理由が伝わる写真が撮影できると感じました。また、F値やシャッタースピード、ISO感度などの設定ダイヤルが軍艦部にあるため、電源を入れる前に設定を確認することができたのも嬉しい仕様でした。被写体に向かって「どういう風に撮ろうか」と考えて、設定してからファインダーを覗くという工程がとてもいい体験でした。

使用レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
「ちょうど田植えが始まる頃で田んぼに水が張られていました。穏やかな水面に反射する夕日は、田舎のこの時期ならではの景色ではないでしょうか。青とオレンジに染まった水面がきれいで気に入っています。NIKKOR Z 40mm f/2(SE)は、軽い・小さい・見た目がいいと三拍子揃っているレンズでした。非常にコンパクトで気兼ねなく持ち出せ、かつ写りもいいので文句ないです」。

5:yuka「Zfは持っていて気分が上がるカメラ」

yuka

使用レンズ:NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
「とにかく玉ボケのキラキラを撮りたくて娘に切り株に立ってもらいました。娘のアンニュイな表情もお気に入りです」。

Zfはいかがでしたか?

Zfはとにかく見た目がクラシカルでオシャレでかわいい!そしてこの見た目でフルサイズ!持っていると気分が上がるので、いつもよりたくさんカメラを持って出かけました。また、カフェの店員さんに「可愛いカメラですね!」と声をかけてもらいました。
イメージングレシピは、撮ったそのままで理想的な色味になるのが楽しかったです。

NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaはいかがでしたか?

焦点距離が135mmの単焦点レンズを使ったことはありませんでしたが、玉ボケが大好きなので、レビューなどを見てずっとNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaが気になっていました。
実際に使ってみて、とにかく玉ボケが綺麗!ピントがあたっている部分もシャープで美しい!透明感がすごいなという印象です。 撮影時の空気まで一緒に切り取れるのではないかと思うくらい美しかったです。

使用レンズ:NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
「モッコウバラが咲いてるのを見つけて撮りました。狭い場所でしたが、焦点距離135mmだからこそ、この画角で撮る事ができました。バラのキラキラした感じがお気に入りです」。

6:aoi「写りの良さに感動。カメラを構える回数が増えた」

aoi

使用レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
「日没後すぐぐらいの時間に、光量を確保するため、ビルの窓の近くで反射を狙って撮影しました。NIKKOR Zf 40mm f/2(SE)は、コンパクトで軽く、 夜の撮影など暗い場所でもとても鮮明に写してくれ、肌質も綺麗に写り、友人とすごい〜!と、はしゃいでしまいました(笑)」。

Zfはいかがでしたか?

フィルムカメラのような見た目が本当に可愛くかっこいいです。普段はAPS-Cのカメラを使っているため、フルサイズのZの写りの良さに感動しました。Zfを使っている間は、初心に戻ったようにウキウキ、ワクワクして楽しく、確実にカメラを構える回数が増えてました。

Zfで一番のお気に入りポイントは?

フレキシブルカラーピクチャーコントロールです。
Nikonのイメージングクラウドからクリエイターのイメージングレシピを気軽に使うことができ、色々なクリエイターの色味を体験できるのでとても楽しいです。クリエイターの世界観を味わえてとても感動しましたし嬉しくなりました。また、モニターやファインダーでその色を見ながら撮影できることで、学ぶことがたくさんありました。

使用レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
「この日は人がとても多かったので人気の少ない場所を巡り巡って木漏れ日を探していました。 人物を入れたかったので歩いてる躍動感と地面の木漏れ日を表現しました 」。

7:片倉ゆうき「とにかくシャッターを切りたくなるカメラ」

片倉ゆうき


使用レンズ:NIKKOR Z 35mm f/1.2 S
「水面に空が反射していて綺麗だったので撮影した一枚」。

Zfはいかがでしたか?

Zfは見た目が可愛いので、首から下げたくなる、撮りたくなるカメラです。また、シャッター音が好みで、とにかくシャッターを切りたくなるカメラでした。体験期間の16日間で、撮った枚数が1,100枚を超えていました。

Zfで一番のお気に入りポイントは?

撮影したRAWデータをカメラ内で現像ができるところです。撮ってすぐその場でカメラ内で編集でき、Nikonの無料アプリ「SnapBridge」でスマホに送れるので、ストーリーズの更新が増えそうだなと感じました。いつもは、撮った写真を帰宅後に編集してから翌日にSNS投稿しているのですが、Zfで撮ったカフェの写真は、その場で編集しリアルタイムで投稿できました。

使用レンズ:NIKKOR Z 35mm f/1.2 S
「コーヒー豆の焙煎シーン。焦点距離35mmだからこそ撮れる画角が気に入ってます。NIKKOR Z 35mm f/1.2 Sは、重く感じましたが、とても明るいレンズなので、暗所では大活躍でした」。

8:two.leavez「記憶に残したい家族のシーンを逃さず撮れる」

two.leavez

使用レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
「北海道旅行での一枚。今という時間を残して、 また楽しい時間を過ごしたいと考え、撮影しました」。

Zfはいかがでしたか?

Zfのフィルムカメラのようなルックスが好きです。 それに加えて、Zfはフィルムカメラと違い、気軽に何枚も撮影でき、動画まで撮れる。
あとから振り返ったときに、家族で笑ったり話したりできる瞬間を残したいので、そういうタイミングを逃さず撮りたいと思っていますが、ZfはAFも十分速く、基本的な設定を軍艦部とiボタンだけで速やかに操作できるので、理想的です。特別な設定をしなくても写りが綺麗でAFもかなりしっかりしているので、最高の万能型のカメラだと感じました。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを使ってみていかがでしたか?

Zfと組み合わせることで、RAWもJPEGもとても綺麗な画が撮影できました。焦点距離が24mmから120mmとかなり広い領域をカバーできるので、レンズ交換することなく、旅先での様々なシーン、瞬間瞬間を残すことができ、とても便利なレンズでした。後に家族で話したり笑ったりすることができるたくさんの瞬間を捉えることができました。

使用レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
「釣り堀で魚を釣った瞬間の息子の様子。NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの望遠側を活用することで、家族の表情も撮ることができました」。

澤村洋兵出演「Flexible Color Picture Controlスペシャルコンテンツ」

Nikonの無料編集ソフト「NX Studio」で自分の好きな色味レシピを作ってカメラに登録できる「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」機能にフィーチャーした「Flexible Color Picture Control スペシャルコンテンツ」。

Flexible Color Picture Control スペシャルコンテンツ

澤村洋兵のレシピ「Heartwarming」は、以下のリンクより入手が可能です。

澤村洋兵のレシピ「Heartwarming」

表現の幅をさらに拡げてくれる「Zf」

フィルム時代を代表する「FM2」からインスパイアされたクラシカルなデザインで、表現への探求心を掻き立てるフルサイズミラーレス「Zf」。レバーひとつでモノクロームの世界へ切り替えられるなど、表現の可能性を拡げてくれる1台です。
2025年4月に公開されたファームウェアのアップデートで、「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」機能に対応。公開されているイメージングレシピや、自分好みに作った色レシピをカメラに登録して、撮影を楽しめるようになりました。

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