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色で遊び、色で魅せる。「OM SYSTEM OM-3」を使って9名が見つけた新表現

写真家のコムロミホさんをゲストに迎え、「OM SYSTEM OM-3」を体験できるイベントをHAKONATURE BASEで開催。参加者はイベント終了後、OM-3と2本のレンズを16日間自由に使い、撮影を楽しみました。
クラシカルでコンパクトな外観ながら高性能なOM-3は、カラーでもモノクロでも、自分らしい表現を楽しめるのが大きな魅力。本記事では、イベント参加者がOM-3のカラープロファイルコントロールとモノクロプロファイルコントロールを活用して撮影した作品を、感想とともに紹介します。

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目次

「雨の日でも安心して、思い通りの一枚に挑戦できる」by てぃす

撮影モード:マニュアル レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:45mm(35mm判換算90mm相当) 絞り:f/4.0 SS:1/125秒 ISO感度:200
カラープロファイル:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +4, Midtone: 0, Shadow: -4

「何の変哲もない葉っぱですが、雨に濡れ、葉の隅々まで喜んでいるように感じてシャッターを切った一枚です。OM-3は防塵・防滴性能に優れているため、あえて霧雨が降る日に持ち出してみました。普段使っているカメラは雨の日は怖くて持ち出せませんが、OM-3なら安心して、雨の日ならではの撮影を楽しめます。カラープロファイルコントロールは、コントラストが強く彩度の高い『COLOR3:クロームフィルム ビビッド』を適用し、水滴の存在感や光の当たり具合を強調。濡れるのを恐れず、思い通りの構図で接近撮影できました。OM-3のカラープロファイルを使えば現像作業なしでも素敵に仕上がるので、日常の何気ない写真にピッタリ。持ち運びも楽ちんなので、ちょっとコンビニに行くときなどにも持ち出すようになり、その道のりで思わぬ被写体と出会うことができました」。

てぃす @telisu_m

「表現の幅が広がり、写真への愛着が深まった」by Miki

撮影モード:絞り優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:14mm(35mm判換算28mm相当) 絞り:f/4.0 SS:1/13秒 ISO感度:400
カラープロファイル:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -3, Midtone: 0, Shadow: +3

「海岸で花火を撮影しました。見せたい被写体をシンプルに真ん中に配置し、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROで撮影。カラープロファイルコントロールは4種類のプリセットがあり、モニターを見ながら表現したい色に近いものを選択できます。さらに細かく色調整もできるので、現在使用しているOM-D E-M10と比べて色表現の幅が格段に広がり、イメージ通りの色を再現できました。満足度の高い写真が撮れ、その一枚に対する愛着もひとしお。モノクロへの切り替えも簡単で、以前よりモノクロ撮影を楽しむ機会が増えました」。

Miki @mt333666

「常に持ち歩き、日常的に撮ることを楽しめる」by kuon

撮影モード:絞り優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:12mm(35mm判換算24mm相当) 絞り:f/5.0 SS:1/320秒 ISO感度:1600
仕上がり : モノクロプロファイル, COLOR: 赤, Level: +3, 効果: シェード効果(0)+調色(N:無し)+粒状フィルム効果(OFF)

「真っ赤に染まる夕焼けと、徐々に灯る街の明かり。その彩りを取り除くと、どこか懐かしさを感じる風景が広がっていました。ざらっとしたフィルム調を表現するため、モノクロプロファイルコントロール『MONO2:クラシックフィルム モノクロ』を選択。二分割構図で空と街を対比させ、点在する街灯も画面に収めました。空を大きく入れたかったので、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROの広角側で撮影しています。OM-3の魅力は、カメラ側の設定だけで表現したい写真をその場で撮れること。プリセットや設定を試し、仕上がりを考えながら撮影することで、写真の楽しさをより実感できます。普段はRAW現像前提で撮っているため、意識していなかったホワイトバランスにも目を向けるようになり、1枚の写真と向き合う時間が増えました。常に持ち歩き、日常的に撮ることを楽しめる一台です」。

kuon @kuon2602

「強力な手ぶれ補正がもたらす安心感」by meme

撮影モード:絞り優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II 焦点距離:17mm(35mm判換算34mm相当) 絞り:f/1.8 SS:1/15秒 ISO感度:1250
カラープロファイル:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -3, Midtone: 0, Shadow: +3

「ヒマワリを撮りたくて夜の公園へ。単焦点レンズの特性を活かして、背景をぼかしメインのヒマワリを際立たせました。遠くに光る橋を小さな玉ボケで入れたのもポイントです。街灯の光に照らされたヒマワリは、昼間とは違う落ち着いた表情を見せてくれました。柔らかな雰囲気を出すため、カラープロファイルコントロールの『COLOR4:クロームフィルム ソフトトーン』を選択。イメージ通りに仕上がったため、他の調整はしていません。OM-3で最も魅力に感じたのは、強力な手ぶれ補正です。三脚が使えない場所や夜の暗いシーンでも、躊躇なく撮影できるのは、とてもありがたいです。花火大会でも手持ちで驚くほどキレイに撮影できました。グリップがないので持ちにくいのではと心配していましたが、実際は手に馴染み、長時間でも疲れにくく快適に使えたのが印象的でした」。

meme @meme_world3727

「機能面と持ち運びやすさが魅力で、購入意欲がさらに高まった」by 雨水

撮影モード:絞り優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:12mm(35mm判換算24mm相当) 絞り:f/22 SS:1/15秒 ISO感度:200
カラープロファイル:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +6, Midtone: 0, Shadow: -5

「螺旋階段の特徴である黄金比を意識しながら、コントラストの強い一枚を撮りました。巻き貝のような形をした部分から影と階段を少し繋げることで、登りながら回る動きが連想でき、面白みのある構図に。カラープロファイルコントロールの『COLOR3:クロームフィルム ビビッド』は、全体的に彩度が高く、出したい部分の色だけをしっかり出せます。これは僕が普段、色彩構成をするときに意識していることと一致しているので、とても使いやすく感じました。見せたい部分に焦点が当たり、撮影時点でまるでレタッチを施したような仕上がりになるのはとても魅力的です。OM-3は普段使っているカメラよりも軽くてコンパクトなため撮影もしやすく、持ち運ぶ機会が多かったです。機能性も抜群で、どんなシーンでも安心して使えます。以前から気になっていたカメラでしたが、実際に体験し、機能面と持ち運びやすさにとても惹かれ、購入意欲がさらに高まりました」。

雨水 @am_amizu00142

「モノクロがくれた新しい視点」by アオ

撮影モード:絞り優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:28mm(35mm判換算56mm相当) 絞り:f/4.0 SS:1/30秒 ISO感度:250
仕上がり : モノクロプロファイル, COLOR: 赤, Level: +3, 効果: シェード効果(0)+調色(N:無し)+粒状フィルム効果(弱)

「夕方、特徴的な形をした雲を見つけ、その奥に遠くの山々がくっきりと見える光景に心を奪われました。実家近くの棚田から撮影し、カラーでも夕焼けの美しさを収めましたが、モノクロで撮った写真のほうが、より多くの情景や感情を想起させてくれることに気づき、モノクロ撮影の面白さを感じました。OM-3を使うようになってから、日常の中で『美しい』と思う瞬間を頻繁に撮るようになり、カメラを持って出かける機会が増えました。撮影の回数が増えることで、日々の生活はもちろん、旅先での時間も一層充実するように感じます。これからも風景写真を撮り続けることで、人生の充実感を味わいながら過ごしていきたいです」。

アオ @minmiiin358

「目の前の被写体の魅力を感じ取れるようになった」by りさ

撮影モード:シャッター速度優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II 焦点距離:17mm(35mm判換算34mm相当) 絞り:f/1.8 SS:1/3200秒 ISO感度:5000
カラープロファイルコントール:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +3, Midtone: 0, Shadow: -3

「初めて訪れた植物園にて。普段一つひとつの景色に目を留めることが少なく、ただただ流れていくような感覚がありましたが、この日は目の前にある植物に強く惹きつけられるようにレンズを向けました。主役は真っ赤な「オドントネマ ストリクツム」。その鮮やかさを引き立てるため、周囲のグリーンを活かした構図を意識しました。植物本来の美しい色を引き立てるために、カラープロファイルコントロールは、彩度の高いプリセット『COLOR3:クロームフィルム ビビッド』で撮影。背景には流れる滝とグリーンを入れて、奥行きと迫力をプラスしました。単焦点レンズのM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIはちょうどいい焦点距離で使いやすく、柔らかなボケ味で主題をしっかり際立たせてくれました」。

りさ @05risa

「クラシカルな可愛さと機能性を兼ね備えた一台」by Kota

撮影モード:絞り優先モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II 焦点距離:17mm(35mm判換算34mm相当) 絞り:f/1.8 SS:1/3200秒 ISO感度:200
カラープロファイル:ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: +3, Midtone: 0, Shadow: -3

「ヒマワリ畑の中にあるトラクターの運転席を覗き込むように撮影しました。ガラスに映ったヒマワリや夏の空、使い込まれた車体が、カラープロファイルコントロールで調整した色合いと相まって、子供の頃の夏休みを思い出させるような写真に。黄色の彩度を少し上げてヒマワリを際立たせ、緑系の彩度を下げて淡く柔らかい印象にしています。さらに露出をやや高めに設定し、夏の爽やかさも演出しました。いつもの作風とは違う写真に仕上がったお気に入りの一枚です。OM-3は、その場で好みの色味や質感に調整でき、色だけでなく空気感や匂いまで感じながらカメラ内で画作りができるのが魅力。あとは、なんといっても持ち歩きたくなる、クラシカルで可愛いフォルム。見た目は可愛らしいのに、フラグシップ機の機能やクリエイティブダイヤルも備えた“いいとこどり”の一台です」。

Kota @ktnns_ko920

「撮影前に仕上がりを思い描くようになった」by MARI

撮影モード:マニュアルモード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:28mm(35mm判換算56mm相当) 絞り:f/5.0 SS:1/125秒 ISO感度:200
カラープロファイルコントロール

「悪天候の朝、中禅寺湖にて。雨が降り、山の間には薄い雲が漂い、人影も少なく鬱蒼とした雰囲気の中、一羽のカラスが佇む様がかっこいいなと思い、シャッターを切りました。この鬱蒼とした空気感を伝えるため、カラスを主役にするのではなく、曇り空や奥の山、湖、手前のカラスの全部が写り込むように撮影しました。OM-3の魅力は、軽くて小さくて持ち運びしやすいところ。山の中を歩くときなどは一眼レフだと、重さで辛くなることが多かったのですが、OM-3は負担が少なく快適で楽しく撮影できました。普段はLightroomでの編集前提で撮影しますが、OM-3のクリエイティブダイヤルのおかげで、仕上がりをイメージしてから挑むことが増えました」。

MARI @1_ram_p

ネイチャーフォトウォークを楽しむイベント

箱根の自然をもっと楽しむためのフィールドアクティビティ拠点「HAKONATURE BASE」で実施。ゲストにコムロミホ先生を迎え、カラープロファイルコントロールやモノクロプロファイルコントロールを活用した撮影のポイントをレクチャーいただき、参加者全員でOM-3でのネイチャーフォトウォークを楽しみました。

思いのままに、撮る喜びを味わえる「OM SYSTEM OM-3」

2025年3月に発売されたマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ。フラッグシップ機の性能がほぼそのままに詰め込まれていながら、そのボディーは幅約139.3mm×高さ約88.9mm×奥行約45.8mmの小型、かつ413g(本体のみ)という軽量化を実現。日常のふとしたシーンから、タフさが求められつつも身軽に動きたいアウトドアフィールドの撮影まで、最高のパフォーマンスが発揮できる機材。
12色の彩度を個別に調整できるカラープロファイルコントロール機能を搭載し、感じたままにその場で色調整ができることも大きな魅力。IP53対応の防塵・防滴仕様で、天候や環境を選ばず撮影することができ、とくにアウトドアシーンにおいて優位を誇る。時代を超えたデザインは所有欲を満たすことに加え、操作性を追求したダイヤルボタンの配置など、優れたインターフェイス設計によって、撮りたい瞬間もこぼさず意のままに撮影できる。まさに相棒と呼ぶにふさわしい一台。

また、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」と2本の単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」、「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II」にも注目。3本ともに軽量コンパクトかつ、防塵・防滴仕様で、OM SYSTEM OM-3との組み合わせは最高。シャープで抜けのよい描写がまた、自然をより美しく表現してくれる。

OM-3はこちらから
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II
OM SYSTEM公式サイトへ

講師プロフィール

コムロミホ

文化服装学院を卒業後、ファッションの道へ。撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志すことを決意。アシスタントを経て、現在は広告や雑誌で活躍。街スナップをライフワークに旅を続けている。カメラに関する執筆や講師も行う。また、YouTubeチャンネル「写真家夫婦上田家」「カメラのコムロ」でカメラや写真の情報を配信中。カメラや写真が好きな人が集まる本屋「MONO GRAPHY Camera & Art」をオープン。公益社団法人 日本写真家協会正会員。

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