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OM SYSTEM OM-3で叶えるランドスケープ #6 「自分だけが発見できた自然の姿」Daishi Okamoto

6名のフォトグラファーが、「色」「光」「質感」「自然」をキーワードに、自身が愛する風景を撮り下ろす、全6回でお届けする連載です。最終回を飾るのは、自然を“感情を持つ生命体”のように捉え、その表情までを写し取るDaishi Okamotoさん。撮影に使用したのは、クラシックで美しいデザインながら、フラッグシップモデル譲りの高性能を搭載した小型軽量デジタル一眼カメラ「OM SYSTEM OM-3」。日常のふとした瞬間から、タフさが求められつつも身軽に動きたいシーンまで多彩な色表現が可能な1台。魅力的な作品はどう撮られたのか?機材の使用感や実感した魅力も交えながら紹介します。

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目次

プロフィール

Daishi Okamoto

風景写真家 1993年4月生まれ。東京を拠点に週末を中心に風景写真を撮影しているフォトグラファー。2016年12月から本格的にカメラを趣味としてスタートし、自分の視点を大切に自然の姿を撮影している。2021年に銀座で開催した自身初となる個展の他、さまざまな写真展に参加し作品発表を続けている。

自然を生命体であると捉え、それを表現する

カメラを手にする前、Daishi Okamotoさんにとって自然とは、都会の喧騒から離れて自分を癒してくれるだけの存在でした。そこからカメラを持って撮影をするようになると、毎回違う表情があることに気がつきます。気象条件にともなう光や霧、木の育ち方、その瞬間だけの表情を見られることが楽しくなっていきました。

「自然の姿に向き合ってシャッターを切っていると、自然が“感情を持つ生命体”のように見えてきます。ただきれいなだけではなく、自然を生命体であると捉え、それを表現することが、自分にとっての風景写真。2021年に開催した個展『Emotional Lives』も、感情を持つ生命体としての表情を写した作品を展示しました。これが大きな分岐点となり、現在にも続いています」。

自然の風景の中でも、とりわけ幻想的な光が入る瞬間や、霧に覆われた瞬間を撮影することが多いといいます。そこにあるのは、人間が生活する世界とは異なる世界で息をする自然の美しさ、そして感情。それを表現することこそが、Daishi Okamotoさんならではの視点であり、スタイルです。

「写真の魅力は、自分だけが発見できる自然の姿を探して見つけだし、それを一つのフレームの中に表現できることだと考えています。複数の人が同じ風景を目の前にしたとしても、何に注目しているか、どのように感じるかは十人十色。写真というフレームを活用することで、焦点距離や構図などを調整して自分の見えている世界だけにフォーカスして表現できることが楽しくて、撮り続けているのだと思います」。

Daishi OkamotoがOM SYSTEM OM-3で撮った自然の表情

現実世界とは思えない、自然が見せる一瞬の姿を捉える

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:25mm(35mm判換算50mm相当) 絞り:f/14 シャッター速度:1/15秒 ISO感度:200

【Scene】
「霧に光が入る幻想的な風景を撮影できると考え、夜明け前から長野県の鉢伏山を登りました。霧に朝日が入ると、黄金に染まった神秘的で美しい光景が生まれます。そんな非日常の世界にたたずむ木々やレンゲツツジの花を撮影しました。想像を上回るようなシチュエーションで撮影することができ、素直に感動しました。被写体となるレンゲツツジや奥の木々のウェイトバランスを調整したうえで、霧のかかり方、光の入り方をうまく活かして撮影しました。刻一刻と変化する状況の中で、手持ちで柔軟にシャッターを切れたからこそ撮れた1枚です」。

【Shooting】
「天空にある花園を黄金の霧光が包み込むかのような、現実世界とはまったく異なる空間を表現することを意識しました。奥に広がる雲海を取り込むことで、天空の雰囲気を演出しました。また、そのイメージをより強く表現するため、撮影時にカメラ内でトーンカーブを調整し、明暗差のバランスを微調整してから撮影しています。レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROをセレクト。構図の微妙な調整もズームなら即対応でき、一瞬一瞬が大事な場面でも狙った構図でしっかりと収めることができます」。

森の中に根付く命の循環を1枚の写真に収める

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:16mm(35mm判換算32mm相当) 絞り:f/8.0 シャッター速度:1/60秒 ISO感度:2500
ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -1, Midtone: 0, Shadow: +1

【Scene】
「群馬県の赤城山にて、朽ちた倒木や木々を覆う苔、瑞々しく輝く新緑の葉っぱ、咲き誇る色とりどりのツツジの花々と、散って地に落ちた花びら——。森の中に根付く命の循環を目の当たりにしているようで、今というその瞬間を撮影しました。小型軽量であるOM-3だからこその機動力に助けられて撮影できた1枚です。数時間歩き回って撮影をしていたのですが、撮影したいポイントがとにかく多く、毎回三脚を構えて撮っていたら時間がいくらあっても足りなかったと思いますし、この写真のような場面も見逃していたかもしれません。手軽に持ち歩けてすぐにシャッターを切ることのできる機動性は、フィールドを歩き回って被写体を探すフォトグラファーにとってはとてもうれしいポイントです」。

【Shooting】
「風景撮影は晴れた日がいいと思われがちですが、森の中の風景を撮るには、晴れた日だと表現に不必要な光が入ることで現実感が出てくるため、個人的には不向きだと考えています。そのためこのときも、日が陰るタイミングを狙って撮影しました。OM-3の優秀な手ぶれ補正と連写モードの組み合わせを活用。1枚1枚の手ぶれを抑えたうえで連写による試行回数も増やすことで、シャープで最高の1枚を確実に手に入れることを目指しました。こちらも一つ上の作品と同じで、一瞬のシャッターチャンスを狙った構図です。確実にその瞬間をキャッチするために、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROを使用しています」。

天国のような湿原と雄々しい山の姿の対比を前ボケで表現

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II 焦点距離:25mm(35mm判換算50mm相当) 絞り:f/1.8 シャッター速度:1/200秒 ISO感度:200
モノクロプロファイル, COLOR: 黄, Level: Off, 効果: シェード効果(0)+調色(N:無し)+粒状フィルム効果(弱)
ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -1, Midtone: 0, Shadow: -2

【Scene】
「田ノ原湿原に咲くワタスゲの柔らかい雰囲気がまるで天国のようでした。一方で、後ろに見える霧を被った雄々しい山の姿は魔物が潜む場所のようにも見え、対照的な2つを前景と後景に合わせて撮影しました。前ボケによって前景の優しげな雰囲気をうまく表現することができたため、後景との対照性をうまく表現できたと思います。この写真では、非現実感を強調するために、色彩情報を抜いたモノクロでの表現にこだわりました。モノクロプロファイル機能は、思いついたときにすぐにカメラ内でトーンの異なるモノクロ設定ができるため、その場で自分が最適と思える表現を導くことができます。そのため、撮って出しで作品になるクオリティにすることができました。また、ローポジションでの撮影だったのですが、バリアングルモニターが非常に使いやすく、モニターを上から見下ろした状態で、無理な姿勢をとることなく撮影できました」。

【Shooting】
「絞りを開放で前ボケの美しさを強調。また、ローポジションで撮影することで背の低いワタスゲを前景に入れつつ、後ろの霧がかった山々の雄々しい姿も入るようにしています。モノクロプロファイルとバリアングルモニターを活用し、レンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8Ⅱを使用。前景のワタスゲに寄って開放で撮影することで前ボケを取り入れ、さらに前ボケは、前景と後景の対比と非現実感を出すにあたり、手前のワタスゲの花がフワフワ浮遊しているような構図になるよう追い込みました」。

朝日を浴びて生まれる雲海の立体感が美しさと迫力をもたらす

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8Ⅱ 焦点距離:17mm(35mm判換算34mm相当) 絞り:f/18.0 シャッター速度:1/60秒 ISO感度:640
ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -1, Midtone: 0, Shadow: +1
ライブGND ND4,Soft

【Scene】
「日が昇り、朝日に照らされることで雲海に立体感が出る様が美しく、撮影しました。雲の向こうに見える富士山の堂々としたたたずまいが荘厳な雰囲気を出しており、日本ならではの美しさをストレートに感じることのできるシチュエーションでした。この日は夜明け前から撮影をしていたのですが、日が出てから撮ったこの写真はダイナミックで迫力があり、同じ場所でも時間帯や撮り方によって感じ方がまったく異なることを実感しました。コンピュテーショナル フォトグラフィ機能で、ライブGNDを有効に設定して撮影しています。明るい空と暗い前景を合わせた風景写真は露出バランスを整えるのが難しいのですが、ライブGNDを使うことで、フィルターの着脱をせずにハーフNDの効果を適用できます。GND段数も2、4、8から選ぶことができ、分単位で明るさが変わる朝のシチュエーションにおいても、手軽に最適な設定に調整することができたからこそ撮れた1枚です」。

【Shooting】
「レンゲツツジが終わりかけでもあったので、一番咲いている部分が前景に入るように構図を微調整しました。また富士山という圧倒的な被写体がフレーム内右上に写っているため、ビジュアルウエイトのバランスを意識した前景の構図づくりをすることで、心地の良い1枚になるように撮影しました。コンピュテーショナル フォトグラフィ機能のライブGNDを活用し、日が昇る時間帯の明るさの変化に素早く対応。普段はズームレンズを使用することが多いのですが、構図もある程度固まっていたため単焦点レンズをセレクト。シャープさなどの細かい部分の表現力の恩恵を受けたいと思い、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIを選びました。周辺部分まで歪みが少なく、理想通りのシャープな描写をしてくれました」。

“原始の自然”のイメージを、カラープロファイルコントロール機能で昇華させる

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:15mm(35mm判換算30mm相当) 絞り:f/5.6 シャッター速度:1/5秒 ISO感度:200
カラープロファイルコントロール/ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -1, Midtone: 0, Shadow: +1

【Scene】
「志賀高原で、このときは森の中に霧がかかり、真ん中の幼木の、生命エネルギーを強く感じさせる姿に惹かれました。また、大小さまざまな岩が無造作に転がり、シダ植物やコケが生い茂った大地と針葉樹と広葉樹の双方が立ち並ぶ様子は、作られたものではありません。誰からも影響を受けていない“原始の自然”の雰囲気を醸し出しており、そのイメージを持ってシャッターを切りました。濃霧がかかり日の光もほとんどさえぎられていたため、非常に暗い中での撮影となりましたが、手持ちでもブレない、OM-3の強力な手ぶれ補正に救われました」。

【Shooting】
「草木が無造作に乱立したカオスな状況の中でも、中央の幼木の生命エネルギーに焦点が行くよう意識しました。表現したかった”原始の自然”の雰囲気を出すためには自由気ままに育った森の無造作感が必要でした。しかし、ただ無造作なだけだと作品としての被写体は存在せず、メッセージとしても弱くなってしまうため、ストーリーにつなげられるような構図をとっています。また、カラープロファイルコントロールのCOLOR3:クロームフィルム ビビッドで撮影をしています。4種類のプロファイル設定から作風に合うものを選択し、さらに細かな色合いやトーンカーブを設定。設定は森に入るタイミングで行っており、すべてその設定で撮影していました。そうすることで、常にイメージ通りの雰囲気での撮影が可能となりました。風景写真を撮るうえで、特に被写体が無造作に密集しているような森では不要なものを構図に含めず四隅まで微調整しながら撮影することが大切なため、調整がしやすいズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROを使いました」。

構図の工夫とアートフィルターを使って、色彩と水面の揺らぎの美しさを際立たせる

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:24mm(35mm判換算48mm相当) 絞り:f/11.0 シャッター速度:1/10秒 ISO感度:200
アートフィルター:ポップアート I
ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -1, Midtone: 0, Shadow: +1

【Scene】
「赤城山の湖畔に咲くツツジの花や草木、水面の彩りの美しさに惹かれ、気づいたらカメラを向けていました。水面の揺らぎを背景にすることで静止画としての写真にも動きが感じられると思います。アートフィルターを使うことで、カラフルな色合が強く出て、表現したかった色の美しさを無理なく自然な形でうまく表現できました。OM-3はアートフィルターの種類が全16種ととても多いため、お気に入りのフィルターを事前に見つけておくと、撮影時の引き出しが増え、表現の幅も広がると思いました」。

【Shooting】
「木全体を写すのではなく、ズームレンズの望遠側に寄って切り取って撮影することで、不必要な情報を排除しました。色彩と水面の揺らぎの美しさを表現したかったため、構図の微調整をしながら撮影できるズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは最適のレンズでした。また、色彩の美しさを重視したこの撮影では、ツツジや葉っぱの色をビビッドに表現するためにポップアートのフィルターを使いました。このときは、三脚を立て、じっくりと構図の微調整をしながら撮影しています」。

一部を切り取り、スローシャッターとモノクロの表現で自然の造形美を写しだす

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:45mm(35mm判換算90mm相当) 絞り:f/8.0 シャッター速度:2.5秒 ISO感度:100
モノクロプロファイル, COLOR: 黄, Level: Off, 効果: シェード効果(0)+調色(N:無し)+粒状フィルム効果(OFF)
ハイライト&シャドウコントロール : Highlight: -1, Midtone: 0, Shadow: -2
ライブND:ND16

【Scene】
「長野県にある不易の滝です。御嶽山の四合目にある滝で、岩から染み出るように水が流れる潜流瀑です。ゴツゴツした岩肌と糸のように細い滝の流れの造形が美しく、シャッターを切りました。モノクロ撮影したことで、造形の美しさをうまく引き出すことができたと感じます。モノクロプロファイルコントロールに予め設定された、コントラストの強弱などが異なる複数のモードから、好みのモノクロ具合を設定することができます。モニターを見ながら表現したい作風に合わせた設定ができるため、完成形をイメージしながら撮影することができました。またコンピュテーショナル フォトグラフィ機能のライブGND効果を有効にして、スローシャッターによる水の流れを表現しています。フィルターの着脱なしで効果の段階まで簡単に変更できるため、撮影がとてもスムーズでした」。

【Shooting】
「造形美を表現するにあたって不要な情報を極力排除したうえで、岩肌のゴツゴツ感と潜流瀑の美しさの対比を表現できるように。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROの望遠側の焦点距離を使って、部分的にクロースアップした構図を意識して撮影しました。細い滝と太い滝の対比も際立ち、シンプルな構図の中でも自然の面白さを感じ取ることができます。モノクロプロファイルコントロールはコントラストが強いMONO2:クラシックフィルム モノクロを選ぶことで、岩肌の暗い部分を強調し、メリハリのある1枚に。また、ライブNDを有効にしてシャッター速度を落とし、水の美しさを引き出しています」。

まるでその場にいるかのような臨場感

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⑧動画

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

「写真には音も動きもなく、撮影者が現地で見た美しさをストレートに感じることができないという、いい意味で見る人の想像を刺激する “余白”があると思っています。これにより、自然の美しさを直接伝えるのではなく、作者目線での被写体の魅力を表現する奥深さを味わうことができる。一方で動画は、水の流れや草木の揺らぎなど、“動”の部分にフォーカスすることができ、その場にいるかのような臨場感を与えることができます。普段本格的に動画を撮影することはありませんが、写真とは違ったベクトルでの表現の幅を広げられると考えています。ここに紹介する動画は、自然というフィールドの中で撮影した4カットを編集でまとめています。完成版を見たとき、わくわくしました。レンゲツツジの写真も、動画にすると霧の動きや花の揺れを見ることができ、まるで自分がその場にいるかのような、より臨場感のあるものに仕上がりました。滝の動画も、スローモーション撮影機能を使うことで、普段動画を撮らない自分でも、プロっぽい雰囲気の動画ならではの表現を楽しむことができました」。

使って実感したOM SYSTEM OM-3の魅力

取り回しがよくて、かつ画質も色も驚くほどに美しい

「小型軽量・防塵防滴により、山や滝などのアウトドアでの撮影でも、手持ちで被写体を探し回りながら柔軟な構図で撮影することができるのは本当にOM-3のうれしいポイントでした。また、強力な手ぶれ補正とNDフィルター同様の効果を適用できるコンピュテーショナル フォトグラフィ機能はやっぱりとても便利で、本当に魅力的だと感じました。三脚での撮影に縛られずに、チャンスを逃さず手持ちで被写体を撮り回れる。それでいて、ダイナミックレンジが広く、ハイライト部もシャドウ部もノイズがなく、きれいな色合いで写真の美しさを引き出してくれます。モノクロプロファイルコントロールやカラープロファイルコントロールを用いれば、自分好みの色合いを追求できます。ダイヤルを回して好きなプロファイルを一つ選択するだけで切り替えが可能なため、操作上のストレスも一切なく非常に使いやすかったです。より細かい設定を撮影段階で追い込みたい場合には、カメラ内での色やトーンカーブなどの微調整までできることも魅力です。とくに明暗差の激しいシチュエーションでは、トーンカーブを調整することにより最適な露出を導き出せることもうれしい点でした」。

フィールドを歩き回るにも最適な軽さが魅力

「今回の撮影では、カメラボディーに標準ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROを装着した状態で持ち歩き、撮影する場面が多かったです。レンズも非常に軽いので、自分のように撮影目的でフィールドを歩き回る人にはもちろん、旅行や日常使いで軽さを重視する人にとっても最適な1本だと思います。M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIもびっくりするぐらいに軽い。広角よりのレンズではあるものの周辺部を含め細部までシャープに写ります。じつは普段ほとんど単焦点レンズを使うことがないのですが、過去に使っていた単焦点レンズは重量があったため、単焦点レンズに対するイメージもいい意味で変わりました」。

OM SYSTEM OM-3 製品情報

2025年3月に発売されたマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ。フラッグシップ機の性能がほぼそのままに詰め込まれていながら、そのボディーは幅約139.3mm×高さ約88.9mm×奥行約45.8mmの小型、かつ413g(本体のみ)という軽量化を実現。日常のふとしたシーンから、タフさが求められつつも身軽に動きたいアウトドアフィールドの撮影まで、最高のパフォーマンスが発揮できる機材です。
12色の彩度を個別に調整できるカラープロファイルコントロール機能を搭載し、感じたままにその場で色調整ができることも大きな魅力となっている。IP53対応の防塵・防滴仕様で、天候や環境を選ばず撮影することができ、とくにアウトドアシーンにおいて優位を誇る。時代を超えたデザインは所有欲を満たすことに加え、操作性を追求したダイヤルボタンの配置など、優れたインターフェイス設計によって、撮りたい瞬間もこぼさず意のままに撮影できる。まさに相棒と呼ぶにふさわしい一台。

また、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」と2本の単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」、「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II」も注目。3本ともに軽量コンパクトかつ、防塵・防滴仕様で、OM SYSTEM OM-3との組み合わせは最高。シャープで抜けのよい描写がまた、自然をより美しく表現してくれる。

OM-3はこちらから
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
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