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ERIKOがプロトラベラーを卒業。4年間のプロトラベラー活動についてスペシャルインタビュー!

プロトラベラーとして4年間、国内外を問わず多くの場所を旅して、旅の素晴らしさを伝えてくれたERIKOが、2021年12月をもって、卒業することになりました。
プロトラベラーとして感じたこと、旅への想い、そして母となってからのプロトラベラー活動について、独占インタビュー。
ERIKOにプロトラベラーへの想いを語ってもらいました。

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手に職を持ちながら、憧れの職業への夢を叶える

「プロトラベラー」になるために一般オーディションに応募して合格

GENIC WEB編集部:
4年間のプロトラベラー活動、お疲れさまでした。そもそもERIKOさんは、どのようにプロトラベラーになったのでしょうか?

ERIKO:
私がプロトラベラーになったのは、ミツバチワークス主催の一般オーディションに参加して合格したことがきっかけです。2017年12月のことでした。

GENIC WEB編集部:
そのときがGENICと初めての関わりですか?

ERIKO:
もともと私は歯科衛生士をしていたんですが、当時、歯科医院に置く雑誌を買いに行ったときに、たまたまGENICが目に入ったんです。旅が好きだったので迷わず購入したら、GENICが主催するカメラと旅のイベントがあることを知り、参加しました。

何度かイベントに参加しているうちに、GENICのお仕事に携わりたいなと思うようになって、一緒にイベントに参加していた友人と、直接GENICに企画を提案をしてみようということになったんです。GENICに連絡をしたところ、編集長のフジイさんにプレゼンする機会を作っていただけて。結果、企画はいいが撮れ高によるので、掲載の約束はできないけど実行することは応援する、と言われたので、実際に行動して写真を提出しました。
そうしたら、見開きページをいただくことができたんです!それが最初のGENICとの繋がりです。

GENIC WEB編集部:
企画してプレゼンするなんて、すごい行動力ですね!
そのときから「プロトラベラーになりたい!」と思っていたんでしょうか?

ERIKO:
それはもちろん! でも当時プロトラベラー活動されていた皆さんはスカウトだと聞いていたので、なりたいけど自分がプロトラベラーになれるはずがないと思っていて。「少しでも近づけたらいいな」という感じで、憧れの存在でした。
しばらくして、プロトラベラーの一般オーディションが開催されることを知って、すごくいいタイミングだったので、「これはチャンスだ!挑戦したいな」と思って応募しました。一次審査は指定タグを付けてInstagramに写真をポストすることでしたが、45,000件以上の応募があったみたいです。その後二次、三次審査に進むに連れ、ブログでテキストを書くことや、旅の企画を作ってその旅に実際に行きレポートをすることなどが求められ、なかなか大変でした。合格できたときは、すごく嬉しかったです。

GENIC WEB編集部:
やっぱりERIKOさんは、すごい行動派ですね!
プロトラベラー活動は歯科衛生士と並行していたんですか?

ERIKO:
歯科医院の仕事にもだいぶ慣れてきて、何か新しいことがしたいな、と常に考えていました。休日は旅にもよく行っていたので、旅関連の資格を取ってみようと思ったり、色々チャレンジしたいなという意欲がすごくあって。
当時はInstagramで水着ショップを運営していて、歯科衛生士以外の収入も得られるようになっていたので、歯科衛生士のお仕事の日数を減らして、ちょうどフリーランス契約にしたときだったんです。

そのタイミングでプロトラベラーオーディションに合格し、ミツバチワークスの所属になりました。
プロトラベラーという仕事がとても忙しかったこともあり、がっちりと並行はしていませんでしたが、歯科衛生士を辞めたわけではなく、今でも月に2回ほどはお手伝いに行って資格は生かしています。

今までの旅とは違う新しい旅スタイルに出会い、多くを学んだ4年間

GENIC WEB編集部:
実際4年間のプロトラベラー活動の中でいろいろなことがあったと思うんですが、一番印象的な思い出はなんですか?

ERIKO:
そうですね、たくさんあるんですが、一番印象に残っているのは『ストイック女子』というテレビ番組に密着してもらったこと。
一人旅に行く私に密着をしたいということで、3泊4日の台南旅に行ったんですが、飛行機の中もホテルの部屋も、ずーっとディレクターさんと一緒だったんです。本当に密着でした。
旅先も行程ももちろん予算内で自分で決めたんですが、テレビ的に求められることも多く、そういったことを踏まえて行程を組むのが大変でした。

「プロトラベラーとしての旅をありのままをに見せる」という番組ではあったんですが、考えていることや思ったことを口に出さないとテレビ的には伝わらないこともあって、ひとりごとのようにしゃべらないといけなくて……とても印象に残っています。

GENIC WEB編集部:
密着は印象的ですね。
では、楽しかった旅、辛かった旅の思い出は?

ERIKO:
一番楽しかった旅は、GENICのお仕事で行ったハワイでの撮影です!
ウェディングドレスをたくさん着させていただいて、モデルをするという贅沢な体験でした。自分が撮るのではなく、モデルとして撮影されて、チャペルやハワイの魅力を伝えるお仕事だったのですが、ドレスを着て楽しむということを全力で体験できたので、すごく楽しかったです。

ERIKO:
逆に辛かった旅は…
そうですね、プロトラベラーの旅には、その旅先の魅力を伝えるために外せないシーンがあるんですが、天候に悩まされることもあって大変でした。
天候のせいで理想の写真が撮れずに、別日にスケジュールを組み直して再訪することも。もう一度その1枚のために行ったのに、それでもやっぱり天候に恵まれずに理想的な写真が撮れなかったこともあって涙でした。天候に左右されるのは仕方ないことですが、お仕事として、とても難しいと感じました。

GENIC WEB編集部:
国内はもちろん、海外にもたくさん行っていると思いますが、プロトラベラーとして全部で何カ国くらい旅しましたか?
行ってみて一番よかった国はどこでしょうか?

ERIKO:
そうですね、プロトラベラーになった4年間で行った国は、20カ国ぐらいです。

行ってみてよかった国は、カリブ海にあるアルバ島というフラミンゴがいる島。
プロトラベラーのお仕事は、行先が決まっている場合と、自分で行先を決める旅の2パターンがあります。自分で決めたアルバ島は予算を大きく超える費用がかかる旅になりそうでした。そこで、どれだけアルバ島に行きたいか?アルバ島で自分がするべきことは何か?見る人に伝えたいことは何か?などを資料にして、会社に提案をしました。
その内容が認められて、アルバ島と経由地であるニューヨークをセットで行かせてもらえることになったときはすごく嬉しく、旅自体もすごく楽しかったです。

GENIC WEB編集部:
プロトラベラーになって、よかったと思ったことはどんなことでしょうか?

ERIKO:
まず、好きな旅を仕事にできたというのがすごく嬉しかったですね。
もちろん、実際に旅を仕事にしてみると、楽しいだけじゃなくて大変なこともいろいろとありましたが(笑)、旅が仕事になるなんて、歯科衛生士の私には夢のような出来事でした。
それまで休みのときに海外に行くことが楽しみで仕事を頑張っていたようなものだったので、海外に行くこと自体が仕事になるなんて、本当に理想の環境でした。
普段関わらないような企業さんや観光局さんだったりと出会えたこと、クライアントさんと話をさせていただく機会を持てたことも、とても貴重な経験だなと思っています。
また、旅先で撮った写真を見た方から、「この写真を見てここに行きました!」や、「私も旅したいと思いました!」などの声をいただき、プロトラベラーとして誰かの行動のきっかけになれたことが本当に嬉しかったです。

人生、ライフスタイルの変化により次のステージへ

悩んだ末、プロトラベラーの卒業を決断

GENIC WEB編集部:
そんな経験を経て、変わったことや得たことはありますか?

ERIKO:
それまでは歯科衛生士として患者さんと向き合うお仕事でしたが、プロトラベラーのお仕事ではクライアントさんや一緒にお仕事する方など関わる人が多い分、いろんなことを考えながら仕事をしなくてはいけなくて、仕事に対する向き合い方、考え方がすごく変わったと思います。

いろんな国にたくさん行かせてもらって、いろんな人と出会いもあったし、経験をたくさんさせてもらったので人生観が変わったというか、自分の経験値は増えたなと思います。

GENIC WEB編集部:
今回なぜプロトラベラーを卒業することを決断されたんでしょうか?

ERIKO:
第二子の妊娠が大きな理由です。

プロトラベラーになってから結婚をしたのですが、旦那さんはこのお仕事にとても理解があったので、結婚前と後でプロトラベラーの仕事に関する意識の変化はありませんでした。
ただ、妊娠・出産をして、旅の仕事に対しての考えた方が変わりました。実際に子供が生まれてから何回か旅の仕事をさせてもらいましたが、両親に預けたり旦那さんに見てもらわないといけないので、周りの協力は不可欠です。やっぱり旅先でも心配してしまうし、自分本位の旅はできなくなりましたね。

コロナ禍だったこともあり、家族旅行や子連れ旅行をするのが難しかったこともあります。そのタイミングで、第二子を妊娠。プロトラベラーはずっと続けていきたい職業だったのでとても悩んだのですが、今続けていくことは難しいなと判断しました。

プロトラベラーとしての経験によって人生が豊かになった

旅や写真などは、できる範囲で今までどおり続けていきたい

GENIC WEB編集部:
プロトラベラー卒業後は、何か新しいことを始めたりする予定はあるのでしょうか?

ERIKO:
今は新しく何かしたいというより、子育てに向き合う期間かなと思っています。
毎日バタバタで、想像以上に自分のことができないんです(笑)。
これから2、3年はしっかりと子育てに向き合わないといけないなと思っています。

GENIC WEB編集部:
ERIKOさんにとって、プロトラベラーとしての経験はどういったものでしたか?

ERIKO:
旅を仕事にできたことですごく自信をもらえ、人生がすごく豊かになりました。
仕事自体はすごく楽しかったですし、誇りを持って取り組んできました。
本当に素敵な仕事に出会えたなと日々感じています。

プロトラベラーとしていろんな経験をさせてもらったので、これからの人生でもそれを生かし、無駄にしないように進んでいこうと思います。どう活用していくかはまだ具体的に決めているわけではないんですが、子育てが落ち着いたら、何かしらの形で表現や発信ができればいいなと思っていますし、もちろん旅や写真などは、できる範囲で今までどおり続けたいです。

GENIC WEB編集部:
プロトラベラーとしての4年間の活動、お疲れさまさまでした!

本日はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございました。
GENICは、これからも旅するママERIKOさんの活動を応援しています。

ERIKO

2017年よりプロトラベラーとして活動中。2020年には子どもが誕生し、現在一児の母。ライフスタイルの変化と共に様々なNikonのカメラ使用し、撮影を楽しんでいる。

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