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余韻/古屋呂敏のFocal Length Vol.35

古屋呂敏<連載コラム>第3月曜日更新

その瞬間を永遠にしたいと願いながら、シャッターを切る。
心の揺れるままに、心の色のままに。
自分だけに見えていたその一瞬の世界は、
写真に残すことでさらに愛しく想えるものになる。
だから僕は、きっと永遠に写真を撮り続ける。

───俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏の「Focal Length」。
連載を通して、写真だけではなく、
人との距離感、 生きるスタンスなど
さまざまな「焦点距離」をお届けします。
【撮影&テキスト:古屋呂敏 撮影機材:Nikon Z8】

  • 作成日:

Focal Length
今回のテーマは、「余韻」。

余韻のある写真とは、なんだろう。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

懐かしさを思い出す一枚もあれば、理由もなく胸が少しだけ締めつけられる一枚もある。

それは決して、写真の中にすべてが写っているからではなく、
「写っていない時間や、人の気配を想像させてくれるから」
なのかもしれない。

誰がここにいたのだろう。
なぜこの花はここにあるのだろう。
このあと、何が始まり、何が終わったのだろう。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

答えは写っていない。

今日撮った写真たちは、撮影が終わったあとのアトリエ。
誰もいなくなった静かな空間に、一本のひまわりを置いた。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

アトリエは、僕にとって白いキャンバスのような場所だ。
撮影が始まる前は、「今日はどんな色に染めようか」と胸が高鳴る。

カラーペーパー。
光を操るスタンド。
重たいセンチュリー。
窓から差し込む自然光。

カメラを触ったことのない人にとっては、ただの道具に見えるかもしれない。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

でも、僕にとっては違う。
そこには、まだ誰にも見えていない景色を形にするための可能性が眠っている。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

花が美しいように、誰かにとっては何かが花のように美しいことがある。

そこに色があってもなくても。

その部分に触れることができたら、
ふと、余韻も感じることができるんじゃないだろうか。

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

古屋呂敏(ロビン)がNikon Z8で撮影した写真 作例

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

プロフィール

古屋呂敏

俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。2016年より独学でカメラを始める。Nikon Zf、Z8を愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。MBS/TBS「恋をするなら二度目が上等」(2024年)などに出演。俳優のみならず、フォトグラファー、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「LoveWind」、2025年6月、ニコンプラザ東京 THE GALLERY、2025年7月、ニコンプラザ大阪 THE GALLERYにて、写真展「MY FOCAL LENGTH」を開催。写真集に『MY FOCAL LENGTH』(ミツバチワークス)がある。

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