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プロフィール
山本春花
フォトグラファー 1987年生まれ、東京都出身。2014年よりブログで女性モデルを被写体としたポートレートシリーズ『乙女グラフィー』の連載を開始。同年開催されたアートフェア『台湾フォト』に出展。『乙女グラフィー』(2018)、『乙女グラフィー 2』(2023)を上梓。そのほか、12年間のスナップ写真をまとめた最新の写真集『MY LOVE Is COOL』がある。雑誌・CDジャケット・広告の撮影などで幅広く活動中。
愛用カメラ:PENTAX 645N、Canon EOS 5、Canon EOS R5
愛用レンズ:smc PENTAX-FA 645 75mmF2.8、SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art、RF50mm F1.2 L USM
乙女グラフィー
写真に写る若い女性は昔の私の投影。彼女たちを撮りながら、若い自分の姿を探し続けている
「『乙女グラフィー』は、加齢による肉体的な衰えへの恐怖や、若い女性へのコンプレックスを解消するために始めたプロジェクト。自分より年齢の若い女性を撮影し、彼女たちの姿を残すだけではなく、若い女性と対峙したときの私自身の感情も写真に残すことで、老いることへの劣等感から解放される方法を探求することに重きを置いています。時間は不可逆であり、今より若い自分に会うことはできません。それでも『若さとはなにか』を理解することで『老いの恐怖』にもいつか打ち勝てるようになるのではと思っています。写真に写る若い女性たちには、かつての私を投影し、彼女たちを撮りながら若い頃の自分の姿を探し続けているのかもしれません」。
「若さとはなにか」を理解することで「老いの恐怖」にいつか打ち勝ちたい
「若い女性ならではの、一瞬の瑞々しさや弾ける感情を、よりエモーショナルに捉えたいと思っているので、すべてフィルムカメラで撮影しています。当初は『老いの恐怖』に立ち向かうための、個人的なプロジェクトでしたが、見てくれる方や更新を楽しみにしてくれる方も増えたこともありシリーズ化しました。そのため、最近は見てくれている方が楽しめるようにすることも意識しています。11年前にスタートし、現在も月1回の更新を目指して撮影を続けていて、noteで128回まで公開しています。このプロジェクトの醍醐味はむしろ歳を取ってからだと思っていて、自分が50代、60代になったときに『若さ』や『老い』をどう捉えているのか、今からとても興味があります。まだ若さを羨ましいと思うのか、それとも年齢の悩みなんて超越しているのか。 そう考えると、歳を取ることも悪くない、この撮影を続けていれば、年齢を重ねることが楽しみになるのかもしれない、と少し思えるようになりました。自分が死ぬまで続けていきたいです」。
Photo Book『乙女グラフィー』『乙女グラフィー 2』
『乙女グラフィー』
スタンダーズ
『乙女グラフィー2』
メタ・ブレーン
GENIC vol.76 【乙女グラフィー】
Edit:Izumi Hashimoto
GENIC vol.76
2025年10月号のテーマは「 撮ることのその先へ This is My Project.」
あなたは「何」を撮っていますか? 自分の表現を説明できますか?
タイトルをつけることができますか?
オリジナルのプロジェクトを持つことは、自分の写真を「言語化」すること。
1つの企画によってまとめられた作品群からは、“作家の声”が聞こえてきます。
あなたも、写真プロジェクトを始めませんか。
一歩進む。撮ることのその先へ。