どうしてもないと困るものと、なくても何とかなるものをしっかり判別
「基本、本州は車で移動しているので、撮影だけではなく運転中にも便利なアイテムをチョイスしました。車だから何でも詰め込んでいるわけではなく、譲れない必需品と、なくても何とかなるものの判別をしっかりつけて荷物を選んでいます。ただ、機材はやっぱり予想外のことを想定して多めに。ズーム系の機材はひとつあるとかなり安心で、小さいカメラでもいいので100mmくらいまであると撮れる幅がかなり広がるのでおすすめです」。
【旅に持って行くメインカメラ×レンズ】
Canon EOR 5D Mark III × EF50mm F1.8
1&3.「デニム&ブーツ」
個人的に好むスタイルでもありますが、撮影で高さを稼ぐために岩に登ったりするときも足元の悪さが気にならないし自由に動きやすいんです。旅の中で得たダメージが味になっていくのを、半分は育てる気持ちもあります。
2.「ヘッドホン」
写真の現像時や確認時は音楽を聴いています。“旅の”というより人生レベルの必需品なので、絶対に持っていきます!
4.「パソコン」
撮影データの保存と、ピントなどの確認のために持っていきます。納期が近いときにはそのまま現像して納品することも多いので、基本的に必ず持ち歩いています。
5.「サングラス」
運転時にも使っています。その日のテンションで決めていますが、丸い形のデザインが好きです。
6.「シルバー類」
20年以上つけているので、もうないとダメです。つけていないと落ち着かない。基本的に外出時は身につけています。子供っぽいからもう少し数を減らそうと考えたとこもあるのですが、やっぱり無理で諦めました。
7.「Leica Q & IXY DIGITAL」
カフェや食事、部屋などでの何気ない撮影はこのふたつのカメラに任せることが多いので欠かせません。
杉本優也
フォトグラファー 東京都出身。「#嫁グラフィー」発案者。テレビやラジオへの出演などを通し、身近な人を撮る楽しさを伝えている。雑誌への寄稿や出版、広告撮影など、さまざまな分野の撮影を行う。
GENIC vol.68【トラベルシューティングの必需品】
Edit:Izumi Hashimoto
GENIC vol.68
10月号の特集は「旅と写真と」。まだ見ぬ光景を求めて、新しい出逢いに期待して、私たちは旅に出ます。どんな時も旅することを諦めず、その想いを持ち続けてきました。ふたたび動き出した時計を止めずに、「いつか」という言葉を捨てて。写真は旅する原動力。今すぐカメラを持って、日本へ、世界へ。約2年ぶりの旅写真特集。写真家、表現者たちそれぞれの「旅のフレーム」をたっぷりとお届けします。