荷物は極力コンパクトに。ほうきは分解できるHalnoオリジナル!
「多くの国へ行ったり、海外で生活をしたりした経験から、このラインナップになりました。撮影旅はフットワークの軽さがカギなので、軽くて丈夫なキャリーケースとリュックがベスト。とくに整備されていない道が多い海外では、車輪の丈夫さは重要です。また、保険としてたくさん機材を持って行きたくなりますが、旅の目的やテーマに沿った撮影装備を。最小限の機材で撮れる範囲で、作品や思い出を収めています」。
【旅に持って行くメインカメラ×レンズ】
Leica SL2s × Leica用レンズ
1.「ほうき」
Instagramでは主にほうきに乗って世界中を旅する浮遊写真を載せています。その撮影のために、大きなほうきを持って苦労しながら旅をしていたときに、業者さんが分解できてコンパクトになるオリジナルのほうきを作ってくれたんです。旅がものすごくラクになりました。
2.「Leicaのフィルムカメラとフィルム」
浮遊写真のような気合いの入った写真ではなく日常写真を撮る用のフィルムカメラです。その国や街の熱気や匂い、雰囲気を思い出せるような写真を意識して撮影しています。
3.「証明写真」
パスポート紛失や事故に巻き込まれたときなどのために。
4.「国際運転免許証」
いつでも遠出できるように。
5.「子供のポラロイド写真」
旅先でも家族を感じていたいのはもちろんのこと、もし財布を紛失したときに子供の写真が入っていたら、届けてくれるかな?なんて思って。裏面に連絡先も記載しています。
6.「日記と筆記用具」
毎日絵日記を描いたり、コラージュをしたり。ちょっとしたエピソードを絵や文章で描いています。絵や文章にするのも僕の表現のひとつ。
7.「小説」
移動がとにかく多いので必須アイテムです。ぼろぼろ。
Halno
アートディレクター・写真家 福島県出身。ほうきに乗った浮遊写真を撮り続けInstagramメインのインフルエンサーとして世界各国で撮影。写真集発刊、テレビ出演や広告出演多数。現在はカナダのモントリオールで生活。
GENIC vol.68【トラベルシューティングの必需品】
Edit:Izumi Hashimoto
GENIC vol.68
10月号の特集は「旅と写真と」。まだ見ぬ光景を求めて、新しい出逢いに期待して、私たちは旅に出ます。どんな時も旅することを諦めず、その想いを持ち続けてきました。ふたたび動き出した時計を止めずに、「いつか」という言葉を捨てて。写真は旅する原動力。今すぐカメラを持って、日本へ、世界へ。約2年ぶりの旅写真特集。写真家、表現者たちそれぞれの「旅のフレーム」をたっぷりとお届けします。