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旅とは、新たな景色との遭遇。写真は感動的瞬間の永久化 まちゅばら/Hiroki Matsubara

レンズの先に広がる世界は、時を忘れて撮影に没頭するほどの絶景だったーー。
日本を撮り続けるフォトグラファーたちが、これぞ“新・世界遺産”にふさわしいと選んだ日本の光景を紹介します。
「世界遺産に推薦したい!日本の新百景」1人目は、日本の絶景を撮影し反響を呼ぶフォトグラファー、まちゅばら/Hiroki Matsubaraさんです。

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旅とは、新たな景色との遭遇。写真は感動的瞬間の永久化

「自分の旅のスタイルは、まさに“気まぐれ自由旅”。道中に『ここがよさそう!』と寄り道すると、目的としていた場所よりもそっちの方がよいことが多いので、あまり予定は立てずに、直感に身を任せています。元々はインドア派なので、カメラがなかったら旅に出ていなかったかもしれません。写真のおかげで、日本の四季の美しさや野生動物の魅力を知ることができました」。

GUNMA【群馬県・吾妻郡】

<5月>闇夜に輝く「渋峠の車の光跡と天の川」

「残雪と山々、そして肉眼でも見える天の川がとても美しい場所です。写真ならではの表現である特徴的な車の光跡と天の川という組み合わせが好き。前に写る雪の湾曲した部分をセンターに、光跡の位置、天の川の位置をそれぞれ確認、微調整しながら繰り返し撮影しました。ギリギリ見切れずに撮影できた左側の流星も気に入っています」。

KYOTO【京都府・京都市】

<7月>日本の原風景と言うにふさわしい「北山友禅菊」

「SNSでこの場所の写真を見て、行きたいと思い開花時期を狙って訪れた、左京区久多の夏の風物詩です。この地域にしか咲かないという友禅菊が、本当に美しく日本の原風景を彩っています。山奥ということもあり早朝はとても涼しく、撮影は気持ちがいい。山の間あたりから朝日が昇ることを考えて後ろの山をバランスよく配置。あえて家屋を入れたのもポイントです」。

まちゅばら/Hiroki Matsubara

フォトグラファー 1994年生まれ、岐阜県出身。日本の絶景や四季の光景、野生動物を主に撮影。X(旧Twitter)で作品が度々大きな反響を呼び、ネットニュース等でも取り上げられ、最近ではNFT(https://foundation.app/@mpmb7)でも活動。国内外のフォトコンテストでの受賞多数。記事の執筆、撮影なども行っている。
愛用カメラ:Nikon Z 9
愛用レンズ:NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S/Z 24-120mm f/4 S、SIGMA 150-600mm F5-6.3DG OS HSM。https://mpmb7.com/

まちゅばら/Hiroki Matsubara Instagram
まちゅばら/Hiroki Matsubara X

GENIC vol.68【世界遺産に推薦したい!日本の新百景】
Edit:Chikako Kawamoto

GENIC vol.68

10月号の特集は「旅と写真と」。まだ見ぬ光景を求めて、新しい出逢いに期待して、私たちは旅に出ます。どんな時も旅することを諦めず、その想いを持ち続けてきました。ふたたび動き出した時計を止めずに、「いつか」という言葉を捨てて。写真は旅する原動力。今すぐカメラを持って、日本へ、世界へ。約2年ぶりの旅写真特集。写真家、表現者たちそれぞれの「旅のフレーム」をたっぷりとお届けします。

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