優しさが流れる種子島を母娘でゆったり旅する2泊3日 vol.2/3

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プロトラベラーのChihiroが母と旅する種子島。年間30回以上旅に出て、旅先の素晴らしさを伝えることを職業とする彼女が、いつもとはちょっと違う、ゆったりとした母娘旅をレポートします。

種子島の良いところは、一つ一つの観光スポットがとてもシンプルにまとまっているところです。例えば、大きなお城のように全部見るのに半日かかるようなところは母が少し疲れますし、おしゃべりも弾みません。その点、次々と自然、景観、カフェなどをめぐって楽しむことができる種子島は、本当に母娘旅に向いていると思います。
2日目は北から南まで、レンタカーを使ってぐるっと回って種子島を楽しみます。

ヘゴの自生群落

2日目、最初に向かったのは島の東部にある「ヘゴの自生群落」。ヘゴとはシダの一種です。事前に写真で見て、なんとなく大きいことはわかっていたのですが、実際に目の前で見ると、その立派な葉の広がりは神々しさを感じるほどです。

今日が雨の日だったことも、とても幸運でした。雨に濡れた葉の輝きはヘゴの生命力をより強く感じさせてくれ、月並みですが、植物と山のエネルギーを存分にわけていただいた気がします。

天女ヶ倉展望所(あまめがくらてんぼうじょ)

芝生の丘からは、見渡す限りの太平洋と田園風景を堪能できます。お天気の良い日にお弁当を持ってきて、一日中ここで寝そべって過ごしたら幸せだろうなと思いました。景色の良い場所は様々にありますが、こんなに風通しの良い、開放感のある場所はそうそう無いと思います。

この丘の上からなら、ちょっと飛んでいけそうかもと想像していたら、ハングライダーや、パラグライダーの離着陸にも利用されているそうです。

鉄浜海岸(かねはまかいがん)

種子島はサーフィンが盛んです。水のキレイさと波の良さに惹かれて移住するサーファーもとても多いそう。鉄浜海岸は種子島の中でも有数のサーフスポットであり、この日もサーファーが波を楽しんでいました。
ここは人を元気にさせる何かがある海岸です。母が岩場を気にいって、どんどん奥の方まで行ってしまい、ちょっと心配になるほどでした。

  • <鉄浜海岸 Information>
  • 鹿児島県西之表市安城 平山
  • 鉄浜海岸 Map

eastcoast(イーストコースト)

鉄浜海岸の正面に立つカフェです。
海側に面した大きな窓から、サーファーを眺めることができます。私はサーフィンをしないのですが、波を乗りこなすサーファーの姿はどれだけ見ていても飽きることがありません。サーファーは、ぺこぺこになったお腹をこのカフェで満たすのでしょう。私たちも今日のランチをこちらでいただくことにしました。

オムライスはボリュームがあり、食べきれるか少し心配だったのですが、さくっと完食してしまいました。特製のてりやきソースで炒めたご飯は、美味しすぎて口に運ぶ手が止まりません。素晴らしいオムライスでした。

食後に母の大好きなコーヒーを飲み、海とサーファーと空と雲を眺めながら、おしゃべりを楽しみました。

アコウのアーチ

種子島の大きな魅力は、自生する亜熱帯植物の美しさです。ここは、台風で道をまたいで倒れたアコウの木が、幹から根をおろしてアーチ状になったスポット。写真向かって右側が元々の根の部分です。

幹から垂れ下がる気根も独特のニュアンスがあり美しいと、母と見上げました。

太陽の里・中央運動公園風力発電所

私たちがこの公園に観にきたのは、風力発電の施設です。
デンマークからやってきたこの風車は、高さ58.8m、グラスファイバー製のローターの直径は47mもあり、一般家庭約200世帯分の年間の消費電力をまかなうことができるとのことでした。風力や太陽光などの自然エネルギーにより発電されるグリーン電力への取り組みは、地球温暖化対策に欠かせないもの。種子島の自然を守る象徴の一つとして、この雄姿を写真に収めたいと思いました。

ステッピンライオン

カフェでコーヒー休憩をしようと立ち寄りました。
ジャマイカンフードとハンバーガーが美味しくて評判とのこと。お昼を食べたのに、店内の美味しい匂いにつられて、母はベーコン・レタス・トマト・チーズのハンバーガー、私はジャークチキンボールをお願いしました。
母が大きく口をあけてハンバーガーにかぶりつく姿は、とても微笑ましく、なんだか嬉しくなってしまいます。私のジャークチキンボウルは、香ばしいチキンが柔らかくて、ごはんが困るくらいに進みます。

近所にあったら間違いなく、リピートしてしまうお店です。

坂井神社の大ソテツ

中種子町の坂井神社の境内にある、樹齢600年とも言われる日本一の大ソテツ。
私にとってのソテツのイメージは、一本の幹がすっくと立ち、頭の部分で葉が茂っている形をしています。でもこの大ソテツは違いました。あちらこちらで幹が広がり、花火のように頭上の葉を茂らせています。どこからどうつながってるの?と二人で興味深く観察しました。神社でお参りをして、母もこのソテツのように元気に長生きしてもらいたいなと思いました。帰りの階段で足を滑らせて、母娘で一緒に転んだことは内緒です。

古市家住宅(ふるいちけじゅうたく)

古市家住宅は江戸時代に建てられた民家です。種子島に現存する民家としては最古のもので、国の重要文化財に指定されています。

この家を建てた古市源助氏は、坂井村で庄屋や横目といった重要な役職を務めていたとのことです。常駐の管理人さんから、詳しいご案内をいただけます。

母は農家の出身で、「昔、自分も使っていた脱穀機があった」と懐かしがっていました。築170年を超える家ですが、今も誰かが住んでいるような、しっとりとした暖かさを感じます。簡素な家の造りと素朴な庭の佇まいは、どれだけ眺めていても飽きません。母と二人で縁側に座って、時が経つのを忘れました。

味処 美の吉

晩ご飯はインギー地鶏を食べに味処 美の吉さんを訪ねました。美の吉さんは町の気の置けない食事処で、旅で疲れた一日の終わりにリラックスして食事を楽しむことができます。

インギー地鶏は、百年以上前に島民がイギリスの難破船を助けた際、お礼でいただいたイギリス産の鶏の子孫だそうです。今では南種子町の特産品、鹿児島県の天然記念物になっています。インギー地鶏は「陶板焼き」「刺身」「唐揚げ」でいただきました。脂身が少なく、あっさりしているのに、味わいが深いのが不思議です。しみじみと美味しいのが、インギー地鶏でした。

優しさが流れる種子島を母娘でゆったり旅する2泊3日

プロトラベラー Chihiro

街並みを散策しながらカワイイモノ・ヒト、文化に触れる旅行スタイルが好きなプロトラベラー。コーヒーとチルライフを愛する生粋の博多っ子。

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