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プロフィール
遠藤文香
写真家 1994年生まれ。2021年東京藝術大学美術学部デザイン科修了。ロンドンを拠点に活動し、自然と人間の関係性やアニミズム的自然観をテーマに写真作品を制作する。主な展覧会に、個展「Kamuy Mosir」(KITTE丸の内、東京、2021)、「浅間国際フォトフェスティバル2022」など。「写真新世紀 2021」佳作(オノデラユキ選)などを受賞。
展示作品の一部をご紹介
風でも、魂でもない。そのあいだにあるもの──Pneuma(プネウマ)
古代ギリシア語で「息」「風」「魂」を同時に意味するこの言葉を手がかりに、遠藤は岩手県遠野の高原へと向かいました。
そこは、地上と空、この世とあの世のはざまに浮かんでいるような不思議な場所です。撮影の舞台となったのは、かつて遠野に存在した「人と馬が一つ屋根の下で暮らす文化」を現代に再構築した実験的な場所「クイーンズメドウ」。そこには、手綱も蹄鉄も持たず、自由を与えられた本来の姿で生きる馬たちが放牧されています。
乗馬クラブや観光牧場とは全く異なる「ホースファースト」の環境で、馬たちは圧倒的な生命力をもって草原を駆け回っています。
人間が馬を使役動物として囲ってきた5,500年の歴史から解き放ち、馬と人間が対等な生命として響き合い、境界がゆるやかに溶け合う空間。「遠野の馬飼い」であり本施設を立ち上げた徳吉英一郎は、草の中に消え、馬の群れに肉薄していく遠藤の姿を「草の海へのダイブ」と表現しました。言語以前の感覚を頼りに、自らの身体を世界へと拡張させながら、永遠とも思える時間の積層と「いまこの一瞬」が交わる瞬間に繰り返される撮影。
その結実ともいえる本作品は、肉体と精神、内と外を往復する、目に見えないPneumaを感じられる一冊です。
── 遠藤文香 写真集「Pneuma」 プレスリリースより
遠藤文香 出版記念写真展「Pneuma」情報
開催日時
2026年5月15日(金)~2026年5月29日(金) 11:00~21:00
入場料
無料
会場
NONLECTURE books/arts
- 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ゼロゲートビルB1F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
JR山手線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」から徒歩で5分
オープニングレセプション
2026年5月15日(金)19:00〜
トークイベント
「Pneuma」ポップアップ展示情報
代官山 蔦屋書店: 5月15日(金)〜5月24日(日)
銀座 蔦屋書店: 5月17日(日)〜5月28日(木)
同時開催 遠藤文香 出版記念写真展「Kanoko」情報
日本の小説と写真を一冊の中で拮抗させてきたシリーズの第6作。岡本かの子氏の小説「鮨」(1939年)に遠藤氏の写真が加わり、言葉とイメージが〈いま〉として立ち上がる一冊。こちらの出版記念写真展も開催されます。
開催日時
2026年5月16日(土)~6月28日(日)
水曜~日曜 13:00~18:00
休廊:月・火・祝
※5/23(土)はイベント開催のため16:00クローズ
協力:bookshop M
入場料
無料
会場
POETIC SCAPE
- 〒153-0061 東京都目黒区中目黒4丁目4−10 1F
- Google Map
トークイベント
遠藤文香 x 町口覚(造本家)によるトークイベント
2026年5月23日(土) 16:00~17:30
※参加費用:1,500円(トーク終了後ミニパーティあり)
遠藤文香写真集「Pneuma」情報
価格:5,500円(税込。本体5,000円)
発行:roshin books
発売日:2026/5/29
ページ数:80ページ
写真&テキスト: 遠藤文香
ブックデザイン: 藤田裕美
サイズ:289mm×213mm×8mm
ISBN:978-4-909742-10-0