目次
- プロフィール
- 「撮りたいと思った瞬間、ただカメラを向ける。写真はそれを残してくれる」
- Photography by 坂東龍汰
- 「なんかいいな」でシャッターを切った
- 将来その真価を発揮する
- 何も考えずにカメラを向けた
- 「ファインダーを覗いて撮る楽しさがあった」
- 坂東龍汰さんが使ったカメラ、EOS R5 Mark II
- 優れたAF性能を誇る
- RF50mm F1.2 L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF135mm F1.8 L IS USM
- GENIC 2025年1月号は、3企画10ページにわたり坂東龍汰が登場
- 坂東龍汰×Canon EOS R5 Mark II「ゆらぎ」
- Q.10 同じ人を長く撮り続けること、撮り続けられることで得たものは?
- Q.11 撮られること、撮ることの相互作用は?
- おすすめ記事
プロフィール
坂東龍汰
俳優 1997年ニューヨーク生まれ、北海道育ち。2023年、第32回日本映画評論家大賞の新人男優賞(南俊子賞)受賞。近年の主な出演作は、映画『若武者』(二ノ宮隆太郎監督)、『ふれる。』(長井龍雪監督)、ドラマ『RoOT / ルート』(TX)、『366 日』(CX)、金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS)など。2025 年1月17日に主演映画『君の忘れ方』(作道雄監督)が公開予定。
「撮りたいと思った瞬間、ただカメラを向ける。写真はそれを残してくれる」
<Commented by 坂東龍汰>
写真が好きで、幼き頃からずっと撮ってきました。だからカメラは自分の一部で、生活に密着しているものです。カメラを向けるのは、本当にそのときたまたま目に入った何かだったり、ただ自分が撮りたい気分になったものだったり、勢いのままなときも多いです。写真を撮ることには大きな意味があるけれど、カメラを何に向けるかということには大きな理由なんてなくていいし、撮れた写真はラフなものでもいいんです。そのことにもすごく写真の価値を感じていて、だからこそ、趣味として大切にしていきたいと思っています。
撮った写真はSNSにあげたり、絵を描くときの題材にしたり。また、撮ったら毎回アルバムをつくって、大切に保存することもしています。時間を経てから見返して見ると、そこには暮らしの中で出会った美しい景色や、魅力を感じた人や瞬間など、大切な時間が記録されている。そのときに自分が好んでいた色合いなど、今とは異なるな、というのも面白いです。そういう自身の変化までひっくるめて、そのときどきで撮りたい画を撮ってきたのだと、改めて感じられます。
今回ここで紹介する写真は、Canon EOS R5 Mark IIで、ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS)の現場で撮影したものです。撮影地として訪れた動物園やセットのなかを歩いて回って、たまたま出会ったり、目にしたものだけど、何か自分の心に響く瞬間だったから、きっと未来の自分にとって大切なものになるから、シャッターを切ったのだと思います。
橘愁人・ライオン役の佐藤大空くんとは撮影を通してすごく仲よくなって、たっすんのこともたくさん撮りました。自分が撮った写真を、たっすんの家族が大事にしてくれるかもしれないし、将来見返したときに記憶がよみがえる、すごく価値のあるものになるかもしれない。やっぱりそういう、瞬間を残すことができる、それこそが写真の魅力だと感じています。
Photography by 坂東龍汰
「なんかいいな」でシャッターを切った
<Commented by 坂東龍汰>
カメラを持って撮影セットのなかをグルグル歩いていました。窓の先が森のようになっているのが気に入って、無意識に少しかがんで、ライオンの目線から撮影した1枚です。
<Commented by 坂東龍汰>
これもドラマのセットにあった小物です。動物の置物と、奥に写るキリンの影のぼやけた感じに惹かれてシャッターを切りました。
<Commented by 坂東龍汰>
セットに置いてあった小さなロボットの置物を、場所を移動しながら撮っていて、その流れから、たっすんの襟元にもちょこんと(笑)。キランと光って、いいな、と。
将来その真価を発揮する
<Commented by 坂東龍汰>
カメラを持っていると、たっすんが「撮りたーい!」と興味を示してくることがあって、撮影の合間にふたりでよく写真を撮っていました。この写真は鏡で自撮りをしたときの1枚。
<Commented by 坂東龍汰>
髪を切る途中のたっすん。子どもって、カメラを向けられてカッコつけるわけでもないし、何とも言えない表情を向けてくれるから、面白いなって思います。
<Commented by 坂東龍汰>
散髪中のたっすん。たっすんが何年後かにこの写真を見てくれたらいいなという気持ちで、周辺の状況も入れながら、鏡越しに撮影しています。
レンズ「RF50mm F1.2 L USM」で覗く世界が楽しくて、雑誌GENICの作品撮りでもたくさん使いました。
<Commented by 坂東龍汰>
撮影のスタンバイ中、走って来たたっすんがかわいいなーと思って、体が動くままに撮影していました。スタッフのみんながたっすんに注目しているのもなんかいいですよね。
<Commented by 坂東龍汰>
カメラを向けて呼んでも、「もうええで」という感じで全然こっちを見てくれなかったとき(笑)。でもそんな後ろ姿がまたリアルでもありかわいらしくもありました。
レンズ「RF50mm F1.8 STM」は小型・軽量で、ロケ撮影の合間によく使った1本です。
何も考えずにカメラを向けた
<Commented by 坂東龍汰>
純粋に動物園が楽しくて、何かを深く考えることもせず撮っていました。でもこの写真は、構図や水の感じなど、後から見てけっこうお気に入りです。
<Commented by 坂東龍汰>
カメラの解像感に加え、レンズ「RF135mm F1.8 L IS USM」の精細だけれど、やわらかさもある描写の素晴らしさを実感した1枚です。
「ファインダーを覗いて撮る楽しさがあった」
<Commented by 坂東龍汰>
Canon EOS R5 Mark IIは、自分のポテンシャル以上のものをちゃんと発揮してくれる。そういう信頼を、すごく感じました。モチベーションが上がって、いい写真が撮れそうだっていう自信にもつながります。素敵な服を着させてもらったときに、普段の自分よりクラスアップしているように感じるのと似ているというか。身に着けるものに勇気づけられるようなこと、あると思うんです。
写真を撮る行為自体がそもそもすごく好きなのですが、EOS R5 Mark IIはファインダーを覗いて撮る楽しさがありました。そこから見える世界が美しいんです。さらに撮れた写真は、描写がエグいくらいよくて(笑)、レンズのよさも相まって、気軽に撮った写真でさえも重厚感や奥行きが出ていると感じました。また今回ここに掲載した写真は、EOS R5 Mark IIの一番の強みというオートフォーカス(AF)で撮影していたのですが、動物園などいろいろな場面で、フォーカスの合い方が正確で速いことを実感しました。
坂東龍汰さんが使ったカメラ、EOS R5 Mark II
優れたAF性能を誇る
Canon史上初、パワフルなエンジンシステム「Accelerated Capture」とディープラーニング技術を組み合わせて搭載した最新ミラーレスカメラ。より高速でより高画質、より高性能なカメラへと進化し、なかでも高精度かつ安定したAFはひときわ優れた特徴です。センサーから得られる大量の情報を瞬時に解析し、多様なAF情報から高精度にフォーカス。高速連写との両立を実現したほか、検出性能の向上やアクション優先・登録人物優先など、トラッキング性能も大幅に向上しました。例えばスポーツのシーンで、一人の選手を粘り強く追い続けるなど、これまで撮れなかった瞬間の撮影までサポート。「前人未踏の私へ。」という製品キャッチコピーの通り、 “「私」が知らない「私」の新境地へ導く”一台です。フルサイズ、有効画素数約 4500 万画素。
RF50mm F1.2 L USM
RF50mm F1.8 STM
RF135mm F1.8 L IS USM
GENIC 2025年1月号は、3企画10ページにわたり坂東龍汰が登場
12月6日発売のGENIC1月号、Portrait Q&A「ポートレートの答えはここにある」は、写真家や俳優、モデルなど41名が答えた、全45問のQ&A特集です。
坂東龍太は、以下の3つに登場します。
坂東龍汰×Canon EOS R5 Mark II「ゆらぎ」
友人である満島ひかりと寛一郎を、Canon EOS R5 Mark IIで撮りおろした、特別な6ページ。本記事で撮った日常のシーンとは違い、作品としてポートレート撮影を敢行した坂東の感想と、魅力的な二人の写真が満載。誌面でしか読めない、見られない内容です。
Q.10 同じ人を長く撮り続けること、撮り続けられることで得たものは?
8年間、坂東龍汰を撮り続けたフォトグラファー松井綾音と、撮られ続けた坂東龍汰の対談が実現!写真集「日常日和」を出すまでの、長きにわたる時間の中で起きたできごと、変わっていった感覚など、想いがたっぷり詰まったページです。
Q.11 撮られること、撮ることの相互作用は?
カメラを向けられる職業である坂東龍汰が、自身がカメラを向けるときに気を付けていることや考えていることとは?撮られ、撮るからこそわかる、坂東の撮ることへの想いを掘り下げました。ぜひご覧ください。