目次
プロフィール

表萌々花
1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。
ステートメント、解説と展示作品の一部をご紹介

死は個人のものでありながら、同時に共同体のなかに確かに存在している。「弔い」とは、誰のためのものなのか。私はいま、自分が記録してきた写真を眺め、沈黙に耳を澄ませている。


新進気鋭の若手写真家、表萌々花による、国内にある火葬場の煙突をモノクロフィルムで撮影した写真群を編纂した作品集。現代の火葬場では必要とされず、失われつつある煙突に死のかたちや祈りの風景を見出し、全国各地を回ってその光景を写真に納め、その場の空気まで写しとるような端正な眼差しを行き渡らせている。死にまつわるネガティブなイメージやそれらを遠ざけようとする現代の日本の死生観に疑問を投げかけ、あたり前のように身近に存在するものとして、森や街中の平穏でどこか神々しい異物として 「沈黙の塔」 が集められた。装丁は死を連想させる黒い糸の和綴じと、光のきらめきや煙、灰をモチーフに柔らかな質感でまとめられている。哲学者の鞍田崇と文化人類学者の北川真紀による寄稿文も収録。
── 表萌々花 写真作品集「沈黙の塔 Tower of Silence」プレスリリースより






表萌々花 写真展「沈黙の塔 Tower of Silence」兵庫開催情報
開催日時
2025年10月16日(木)~11月3日(月)11:00~18:00
休廊日:火、水曜
※入場制限やアポイントメント制となる場合があります。
入場料
無料
会場

THE BOOK END
- 〒650-0024 兵庫県神戸市北区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング 302
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
JR神戸線「元町駅」から徒歩で5分
神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」から徒歩で3分
表萌々花 写真展「沈黙の塔 Tower of Silence」東京開催情報
開催日時
2025年11月13日(木)~12月2日(火)12:00~19:00
休廊日:水曜
※入場制限やアポイントメント制となる場合があります。
入場料
無料
会場

BOOK AND SONS
- 〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東急東横線「学芸大学駅」から徒歩で3分
表萌々花 写真作品集「沈黙の塔 Tower of Silence」情報

書籍名:「沈黙の塔 Tower of Silence」
定価:7,150円(税込。本体6,500円)
仕様:A4横(297x210mm)和綴じ製本(小口くるみ)
ページ数:182ページ
印刷:藤原印刷
製本:望月製本所
出版:PINHOLE BOOKS
ISBN 9913577-2-5 C0072

【特装版】
書籍情報:上記と同じ
写真展及びPINHOLE BOOKS ネットストア限定で、特典付き特装版が販売されます。
定価:38,500円(税込。本体35,000円)
特装版特典内容
①オリジナルミニプリント
購入時に5種から好きなプリントを選択。ラムダプリント/キャビネサイズ127mm×178mm
②YAO - Incense sticks(お香)
遠い空の記憶、肌のぬくもり、風のにおい、ほんの少しの切なさと温かさを含んだノスタルジックな香り。
白檀(サンダルウッド)日本製/内容量40本
③by.ö - Incense holder(お香立て)
陶器製
※写真は特典のYAO - Incense sticks(お香)
