三森いこ プロフィール

三森いこ
フォトグラファー 1998年神奈川県横浜市生まれ。明治大学情報コミュニケーション学部卒。フォトグラファーとして活動中。ポートレートをメインに作品を制作している。2023年に初個展「ここでまた会おうよ」を開催。2024年3月「私が撮りたかった女優展Vol.5」に参加し、「コマーシャル・フォト」の表紙を飾るなど、注目を集める。
2024年7月、初個展の続編となる個展「この星の中」を開催、初の写真集を発表。
三森いこからGENIC読者へのメッセージ
GENIC WEBをご覧の皆様、こんにちは、三森いこと申します。
この度、はじめての写真集を作りました。
写真集の出版に併せた展示も開催いたします。
最初は自分というたった一人のためだけに作ってきた、おまもりみたいなものだったけれど、この作品を皆さんに見ていただくことができることを大変嬉しく思います。
だれかのことを大事にしたいと思えば思うほど、うまくできない、家族でも友達でも恋人でも、、、けどきっとみんなそうじゃないのかな、これってもっと普遍的な問題なんじゃないのかな、わたしはいつだってそう、そんな人たちになにか伝えられたらいいなあ、そんな気持ちです。
ぜひ、みなさまにご覧いただけますと幸いです。
三森いこ
偶然出会った男の子と一緒に過ごす中で撮り続けたシリーズ作品

ステートメント
だれかと心で繋がりたい、ひとと深く繋がりたい。
私にとって写真を撮るということは、日々の生活の中では満たされない欲求をすこしでも満たすために必要な行為だった。
はじめてきみを見たとき、いいなと思った。
かわいくてちいさくて、ひたすら懐くきみが猫みたいで、ねこちゃんって呼んでいた。
シャッターを切るたびに、愛おしくて、かなしかった。
うれしいとかたのしいとか、そういうのが全部おなじだったらいいね。
ねこちゃんはいつしか私の背を越して、少年に変化していった。
きみは少しずつ、私の手の中には収まらなくなっていく。
撮ることは私の中にある冷たさを知ることだった。
きみの機嫌が悪くても泣いていてもカメラを向け続けるということは暴力的で残酷だと思った。
私もくるしかったんだよ。
けど、私は写真がないときみと繋がれないから、どうすることもできなかった。
いつからか、私は写真の中のきみが好きということに気づいて徐々に撮れなくなっていった。
近づいたり離れたりする心は、どうなるんだろう。
私はただ、きみのこと、大事にしたかった。



三森いこ 写真集「この星の中」情報
三森いこ初の写真集が写真展会場で先行販売されます。デザインや印刷、造本にこだわって制作された1冊。(サンプルの用意あり。手に取って確認できます。)

著者:三森いこ
編集:池谷修一
ブックデザイン:伊野耕一
プリンティングディレクション:鈴木利行
仕様:オールカラー
ページ数:160 ページ、私家版
三森いこ 写真展「この星の中」情報
開催日時
2024年7月16日(火)〜7月28日(日)12:00~19:00
休廊日:月曜
在廊予定:
7月16日(火)
7月17日(水)
7月18日(木)
7月19日(金)
7月20日(土)
7月21日(日)
7月23日(火)
7月25日(木)
7月26日(金)
7月27日(土)
7月28日(日)
※変更可能性があります。
入場料
無料
会場
TOTEM POLE PHOTO GALLERY(トーテムポールフォトギャラリー)
〒160-0004 東京都新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」2出口から徒歩で7分
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2出口から徒歩で10分
都営地下鉄新宿線「曙橋駅」A1出口から徒歩で7分
オープニングレセプション
開催日時:2024年7月16日(火) 19:00~21:00
入場無料、入退場自由。予約不要。
相澤義和(写真家)× 三森いこ トークイベント
写真集「愛情観察」「愛の輪郭」などを発表している写真家 相澤義和と三森いこによるトークイベントを開催。
主に人物を撮影し作品制作をしている写真家ふたりが、「この星の中」を通じて「人を撮る」ことや自身が大事にしていることについて対談予定です。
日時:2024年7月20日(土) 15:00 – 16:00
会場:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
参加費:無料、予約不要