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【恋する目線のシューティング #6】市川渚(クリエイティブ・コンサルタント)

気がつけば、目で追っている。ついシャッターを切ってしまう。
「好き」を撮った写真には、きっとその人だけの恋する眼差しが表れているはず。
#6では、クリエイティブ・コンサルタントとして活躍する、市川渚さんの目線と恋心に迫ります。

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市川渚

クリエイティブ・コンサルタント 1984年生まれ。ブランドPRなどを経て、2013年独立。ラグジュアリーファッション関連企業や関連プロジェクトのコンサルティング、アドバイザリーなど、クリエイティブ・ディレクション、プロデュースに携わる。また写真を中心としたコンテンツ制作、コラム執筆を手掛けながら、モデルとしても活動。stand.fmをほぼ毎日配信中。
愛用カメラ:Sony α7 III
愛用レンズ:ZEISS Batis 2/40 CF/TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

永遠に変わらない「好き」はよくデザインされたもの

好きになれそうなものを能動的に探しにいき、一目惚れに近い感覚でこれ!というものに出会うという市川さん。「だいぶ理想に近づいてきましたが、まだまだ進化中のデスクまわり。テックなアイテムが多く、無機質な印象になりがちなので、適度に緑や花などを置くようにしています」。

白とシルバー、佇まいに惹かれるもの、心地よいもの…、ジャンルは幅広く、ブレのない「偏愛」ぶりが、WEB連載でも話題の市川さん。
「Stay Homeな毎日が続き、機能的にも見た目的にも“好き”のみで揃えようと、家の中の環境を整え続けている中で、永遠に変わらない“好き”は、よくデザインされたもの=無駄がないものということに改めて気づきました。自分が気に入って、念願叶って購入したものはすべて、心地よさで毎日を支えてくれる相棒のような存在」。

白いコットンドレスはAKIRANAKA のもの。ネイルはシルバーという、市川さんのアイコンカラーコーデ。

自分が美しいと感じるものを惚れ惚れしながら美しく撮る

毎朝のコーヒー時間のテンションを上げてくれる道具たち。「HARIOのドリッパーV40の直径に合う、化学実験用のステンレス三脚をスタンドに。KINTOのジャグの高さにあわせて、金工ができる父に脚をカットしてもらったもので、かなり気に入っています」。

「好き」に囲まれた毎日で、自然光がものとの間に作り出す光と影が美しい瞬間、慌ててシャッターを切るということがよくあるそう。
「いつもの生活の中にある美しいものたちを、過度に演出することなく、写真に残していきたいという思いもあります。美しいと感じるものをさらに美しく、自分自身、惚れ惚れしながら撮っていますね」。

「美しいものと一緒に過ごすって、素敵じゃない?」そんなシンプルな気持ちを写真で伝えたい

「WFH(在宅勤務)で心がけていることのひとつが、部屋にお花を欠かさないこと。花屋duft(ドゥフト)のちえみさんは唯一無二のセンスの持ち主で、クリエイターとしてリスペクトしている人の1人。この時のアレンジが偶然手持ちのGUCCIのハットと色味がリンクしていたので撮ってみました」。

「写真にすることで、魅力が増して、ものの良さがより多くの人に伝わったらいいなと、情報発信的な側面で撮っている部分も大きいです。『あれ、素敵でした』とか『同じもの買いました』とか、直接言及してもらえた時は、ものの素晴らしさが伝わったのかなと素直にうれしい。あとは好きなものだけが並んでいる自分のフィードを眺めてニヤニヤするのも好きです!」。

These are a few of my favorite things.

「Apple のMagic Keyboardは真横から見たときの、無駄のない佇まいの美しさが魅力。WEB連載もこれを使って、iPad Proのみで制作していますが、PCと遜色ない打ち心地で快適」。

常に持ち歩いているお仕事エッセンシャルセット。「シルバーのZENDULE はバッテリーっぽくないデザインでありながら性能も高くお気に入り。ケーブル類は白で揃えています」。

「奥はJIBBONのキーオーガナイザーで、ピンクベージュだったものを自分で白く塗ったもの。手前は毎日10年日記を書くときなどに使っているドイツブランドKawecoの万年筆AL Sport。トレーはfoglinen workのもので、シルバーでも温かみがある、ハンドメイドならではのゆるい作りがいいですね」。

stand.fmで音声配信を始めたことでマイクにもこだわりが。「手当たり次第にググって調べまくって見つけたBlue のYeti。ほかでは見たことがない珍しいホワイトは、わざわざアメリカから取り寄せた超お気に入り」。

「SyuRoという東京の下町の工場で作られているブリキ缶は、文具やカードケースとして。コーヒー豆の保存容器なども形違いで集めています。ソリッドすぎない、手仕事ならではの柔らかさが好き」。

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GENIC VOL.56 【恋する目線のシューティング】
Edit:Yuka higuchi

GENIC VOL.56

「“好き"を撮る」をテーマに、好きなものを愛でるように撮って表現する人たちにフォーカス!

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