プロフィール

根本絵梨子
フォトグラファー 1988年生まれ、群馬県出身。大学で建築を学び、就職とともに上京し写真の道へ進む。スタジオやアシスタントを経て2016年よりフリーランスのフォトグラファーとして広告や雑誌などで分野問わず撮影している。ライフワークとして国内外の山を歩き、山小屋で働くことも。海外の山はヒマラヤやパタゴニア、アメリカ、北欧など。2023年末にはニュージーランドのロングトレイル、テアラロアを歩いた。
この度2025年6月13日より東京にて個展を開くこととなりました。2023年末から70日間、1400km歩いたニュージーランドのロングトレイルのテアラロア、その後1ヶ月の旅で撮影したフィルム写真を展示します。旅で使ったフィルムの数は250本にも及びました。今まで抽象的な風景写真を発表してきましたが、今回はトレイルで出会ったたくさんのハイカーや一緒に歩き続けた仲間などの人物写真や壮大な風景の写真も展示します。どんな旅だったのか、ニュージーランドの自然やロングトレイルの空気感を感じてもらえると嬉しいです。
ステートメントと展示作品の一部をご紹介

ニュージーランドでは、泊まりがけのハイキングのことを“トランピング”と呼ぶ。道なき道を歩くことが多いからだろう。2023年末からニュージーランドのロングトレイル、テアラロアを約1400km歩き、その後1ヶ月間色々な山を歩いた。1週間の食料とたくさんのフィルムを詰め込んだ約20kgのバックパックを背負い、ただただ歩けるだけ歩く毎日。傷だらけで日焼けで真っ黒な脚。数え切れないほどの川を渡り、乾くことのない靴。膝まで埋まる泥の中を歩いた2日間。スマホより大事な山小屋のノートや枝や石。愛おしい記憶は美しい景だけではなかった。
私が持っているものは自分の体と、バックパックと仲間だけになった。着替えさえ要らなくなり手放した。水の音、風の匂い、雲の動き。大切なものは目に見えるもの、手に届くもの。それだけで十分。歩いて生きて写真を撮る、それだけになった私はとても幸せだった。









イベント情報
トークイベント

開催日時
2025年6月14日(土)18:00 Start
※状況により、人数制限が行われる場合があります。
入場料
500円(税込)
ゲスト

勝俣隆
トレイル研究家・コンサルタント 1972年東京生まれ。ULハイキングと文学、写真を愛するハイカー。トレイルネームは「Loon(ルーン)」アパラチアン・トレイルスルーハイクののちハイカーズデポ スタッフへ。前職での長い北中米勤務時代にULハイキング黎明期の胎動を本場アメリカで体験していた日本のULハイカー第一世代の中心人物。ハイキングだけでなく、その文化的歴史的背景にも造詣が深い。ジョン・ミューアとソローの研究をライフワークとし、現在は山の麓でソローのように思索を生活の中心に据えた日々を過ごしている。2016年以降、毎夏をシエラネバダのトレイルで過ごし、日本人で最も彼の地の情報に精通しているハイカーと言っても過言ではない。著書に『Planning Guide to the John MuirTrail』(Highland Designs)がある。
撮影会
開催日時
2025年6月17日(火)
参加方法
完全予約制
予約締め切り
2025年6月14日(土)18:00
根本絵梨子 写真展「Tramping Te Araroa and more!」情報
開催日時
2025年6月13日(金)〜6月22日(日)
平日:13:00~19:00
土日:10:00~18:00
休廊日:2025年6月17日(火)
入場料
無料
会場

e2 gallery
- 〒154-0012 東京都世田谷区駒沢4-14-13 2F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東急田園都市線「駒沢大学」駅から徒歩で7分