プロフィール
川内倫子
1972年 滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2023年にソニーワールドフォトグラフィーアワードのOutstanding Contribution to Photography(特別功労賞)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な著作に『Illuminance』(2011)、『あめつち』(2013)、『Halo』(2017)など。近刊に写真集『やまなみ』(2022)『いまここ』(2023、谷川俊太郎との共著)がある。2022-2023年に東京オペラシティ アートギャラリーと滋賀県立美術館で個展「川内倫子:M/E--球体の上 無限の連なり」を開催した。
潮田登久子
1940年 東京都生まれ。1963年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科写真専攻卒業。同研究所で写真家・石元泰博、大辻清司の指導を受け、写真家の道に進む。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所及び東京造形大学で写真の講師を務める。1975年頃よりフリーランスの写真家。代表作にさまざまな家庭の冷蔵庫を撮影した「冷蔵庫/ICEBOX」、書架に在る書籍を主題とした「本の景色/BIBLIOTHECA」などがある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞、2019年に桑沢特別賞受賞。2022年、写真集『マイハズバンド』がParis Photo–Aperture PhotoBook Awards、審査員特別賞受賞。
二人の女性写真家による対話的な展覧会
潮田さんと隣りあった同じ広さの空間で、それぞれ二つの作品を展示することになりました。その写真には、わたしたちがこつこつと続けてきた時間の積み重ねが写っています。それは自分の家族と過ごした日々の記録であり、自分自身と向き合った結果でもあります。世代は違ってもお互いに続けてきた撮影という行為を通して見えたものを、来場者の方々と共有し、いま同じ時代に生きていることを享受できたらと思います。
川内倫子
きらきらと輝く写真家、川内倫子さんに声をかけていただきましたこと、不思議な縁を感じています。ありがとうございます。私は『冷蔵庫/ICE BOX』と『マイハズバンド』を主題にして、自分の歩んできた道を見つめてみようと思っています。川内さんの窓と潮田の窓、それぞれの窓からどんな景色を見ることができるのか、とても楽しみです。わくわくします。
潮田登久子
写真展「From Our Windows」情報
川内倫子 Cui Cui + as it is、潮田登久子 冷蔵庫/ICE BOX+マイハズバンド
開催日時
2024年4月13日(土)~5月12日(日)10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日: 4月15日(月)、4月22日(月)
入場料
No.12川内倫子展、No.12潮田登久子展は、共通のチケットで鑑賞可能
大人 1,200円
学生 1,000円(要 学生証提示)
No.11川田喜久治展との2展示セットチケットでも鑑賞可能
大人 2,000円
学生 1,600円(要 学生証提示)
パスポートチケット、単館チケットの詳細はKYOTOGRAPHIEのチケットを確認ください。
会場
京都市京セラ美術館 本館 南回廊2階
〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
行き方・アクセス
<電車>
京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩で約8分
京阪電鉄「三条駅」京都市営地下鉄東西線「三条京阪駅」から徒歩で約16分
- 【お問い合わせ先】
- KYOTOGRAPHIE
- www.kyotographie.jp