Gretchen Röehrs
アーティスト アメリカ・ミッソーリ州出身。ファッションデザインを学び、NYのファッション業界でキャリアを積んだ後、サンフランシスコに拠点を移す。カリフォルニアの新鮮な食材を絡めた遊び心あるアートが話題を呼び、『Edible Ensembles』という本も出版。
「エディブルアート」
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私自身も見た人もハッピーになれる遊び心が大切
まるでハイブランドのデザイン画のような、センスあふれるスケッチ。でもコレクションのランウェイと異なるのは、彼女たちの色鮮やかなドレスはすべて野菜やフルーツなどエディブル=食べられるものだということ。サンフランシスコ在住のグレチェンさんが描く斬新なアートは『Edible Ensembles』という本としても出版され、雑誌『VOGUE』でも取り上げられるほど話題に。
「イーストコーストへ引っ越した友人がカリフォルニアの新鮮な野菜を恋しがっていたので、ちょっとした冗談でランチにイラストを加えたものを携帯で撮影して送ったのが始まり。カリフォルニアの美しい自然の産物が、インスピレーションのソース。生き生きとしたドラマチックなものなら、なんだって材料になり得るんです。ただ、新鮮な食材は痛むのも早いから、本当にスピーディに描かなくちゃいけないんだけど...(笑)。私自身はもちろん、見た人もハッピーになれたらいいな、という遊び心を持って楽しみながら描いています」。
カリフォルニアの食材をまとうアートのランウェイショー
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Q. ファッションへの興味は?
専攻はファッションデザインでした
「学校でファッションデザインを勉強して、以前はNYのファッション業界でキャリアを積んでいました。人間の体を描くことは、その経験で学んだものです。お気に入りのブランドはフセイン・チャラヤン、アレキサンダー・マックイーン、ヴァレンティノ。女性をまるで花びらのように美しく見せてくれる服が好きなんです」。
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Q. エディブルアート以外のアート活動は?
油絵と建築のイラストに夢中
「最近は、油絵と建築のイラストにほとんど時間を費やしています。私のホームページではエディブルアートのほか、女性や花などを描いた作品を発信しています」。
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Q. エディブルアートのこだわりは?
食材の個性を際立たせること
「絡めている食材の個性をより際立たせるために、アートワーク自体はシンプルで一貫性のあるものにしています。それ以外は特にルールはなく、食材ありきで描くこともあるし、イラストに合わせて食材を探すパターンもあります。ブリストルボード(厚紙)とペンがあればOK!」
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GENIC VOL.56 【私が創り出す、ときめきの世界】
Edit:Satoko Takeda
GENIC VOL.56
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「“好き"を撮る」をテーマに、 好きなものを愛でるように撮って表現する人たちにフォーカス!