【私が創り出すときめきの世界 #8】Gretchen Röehrsさんのエディブルアート

「好き」という気持ちは、頑張る原動力になる。
「好き」がどんどん膨れ上がると、自分だけの特別が欲しくなる。
「自分だけの特別」を創り上げ、世に放つことで「好き」を伝道させているアーティストたちをクローズアップ。
#8では、カリフォルニアの新鮮な食材を絡めた遊び心あるアートが話題を呼んでいるGretchen Röehrsさんの一途な思い、そして溢れ出る情熱に迫ります。

  • 作成日:
  • 更新日:

Gretchen Röehrs

アーティスト アメリカ・ミッソーリ州出身。ファッションデザインを学び、NYのファッション業界でキャリアを積んだ後、サンフランシスコに拠点を移す。カリフォルニアの新鮮な食材を絡めた遊び心あるアートが話題を呼び、『Edible Ensembles』という本も出版。

「エディブルアート」

「すましたNYのファッションウィークよりもキッチンが好きな人のための、カリフォルニア流ランウェイ!」。

私自身も見た人もハッピーになれる遊び心が大切

まるでハイブランドのデザイン画のような、センスあふれるスケッチ。でもコレクションのランウェイと異なるのは、彼女たちの色鮮やかなドレスはすべて野菜やフルーツなどエディブル=食べられるものだということ。サンフランシスコ在住のグレチェンさんが描く斬新なアートは『Edible Ensembles』という本としても出版され、雑誌『VOGUE』でも取り上げられるほど話題に。
「イーストコーストへ引っ越した友人がカリフォルニアの新鮮な野菜を恋しがっていたので、ちょっとした冗談でランチにイラストを加えたものを携帯で撮影して送ったのが始まり。カリフォルニアの美しい自然の産物が、インスピレーションのソース。生き生きとしたドラマチックなものなら、なんだって材料になり得るんです。ただ、新鮮な食材は痛むのも早いから、本当にスピーディに描かなくちゃいけないんだけど...(笑)。私自身はもちろん、見た人もハッピーになれたらいいな、という遊び心を持って楽しみながら描いています」。

カリフォルニアの食材をまとうアートのランウェイショー

ロブスターのドレスでおめかし。

ラディッシュのお揃いドレスを着た双子姉妹。

「12月のオーストラリアで、南半球の夏を満喫中に描いたもの」。

「ナショナル・ピンク・デイにちなんで、ピンク衣装の3人娘」。

「フランス革命記念日の作品。バターたっぷりのクロワッサンが似合う日なので」。

Q. ファッションへの興味は?

専攻はファッションデザインでした
「学校でファッションデザインを勉強して、以前はNYのファッション業界でキャリアを積んでいました。人間の体を描くことは、その経験で学んだものです。お気に入りのブランドはフセイン・チャラヤン、アレキサンダー・マックイーン、ヴァレンティノ。女性をまるで花びらのように美しく見せてくれる服が好きなんです」。

「アカデミー賞の時期にインスパイアされて作った作品。もし映画館ベストサポートお菓子賞があれば、オスカーはこんなチョコレートかも?」。

Q. エディブルアート以外のアート活動は?

油絵と建築のイラストに夢中
「最近は、油絵と建築のイラストにほとんど時間を費やしています。私のホームページではエディブルアートのほか、女性や花などを描いた作品を発信しています」。

Gretchen Röehrs WEB

散りばめられたブルーベリーガールたち。

Q. エディブルアートのこだわりは?

食材の個性を際立たせること
「絡めている食材の個性をより際立たせるために、アートワーク自体はシンプルで一貫性のあるものにしています。それ以外は特にルールはなく、食材ありきで描くこともあるし、イラストに合わせて食材を探すパターンもあります。ブリストルボード(厚紙)とペンがあればOK!」

ウニのアップヘアが、たまらなくオシャレ。

Gretchen Röehrs Instagram

GENIC VOL.56 【私が創り出す、ときめきの世界】
Edit:Satoko Takeda

GENIC VOL.56

「“好き"を撮る」をテーマに、 好きなものを愛でるように撮って表現する人たちにフォーカス!

Amazonへ

おすすめ記事

【私が創り出すときめきの世界 #3】ipnotさんの緻密すぎる手法と斬新な着眼点に脱帽!

【私が創り出すときめきの世界 #1】土谷みおさんの映画に捧げる唯一無二の菓子アート

前の記事