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プロフィール
瀧本幹也
1974年愛知県生まれ。1998年、瀧本幹也写真事務所を設立。広告写真をはじめ、エディトリアル、作品制作、コマーシャルフィルム、映画など幅広い分野の撮影を手がける。映画撮影では、是枝裕和監督作品『そして父になる』(2013)でカンヌ国際映画祭コンペティション審査員賞、『海街diary』(2015)で日本アカデミー賞最優秀撮影賞、『三度目の殺人』(2017)でヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門を受賞。その他、CANNES LIONS GOLD、ニューヨークADC GOLD、ロンドンD&AD YELLOW PENCIL、東京ADC賞、ACCグランプリ、CLIO AWARDS GOLDなど、国内外での受賞歴多数。作品はメトロポリタン美術館(ニューヨーク)、フランス国立図書館BnF(パリ)、東京都写真美術館(東京)などに収蔵。
解説と収録作品の一部をご紹介
解説
瀧本幹也は、幼少期に天体観測に親しみました。毎夜星空を仰ぎながら、宇宙と自分とがひとつながりであるという感覚を育み、11歳のときには望遠鏡にカメラを装着して撮影した天体写真に強く魅了されます。やがて、その関心は遠い星々から「惑星としての地球」へと向かい、自然と宇宙、人間と都市、ミクロとマクロといったスケール感の違いや、可視と不可視といった捉えどころのないものへの思いが、写真家としての思考の基盤を形づくっていきました。
16歳で写真の世界に入り、広告写真、コマーシャルフィルム、映画など幅広い分野の撮影を手がけ、第一線で活躍しています。初期から作家として精力的に作品制作を行い、モンゴルの遊牧民を写した『MONGOLIAN TRIBE』(1997)、多様な海面の表情をとらえた『GRAIN OF LIGHT』(2014)など、世界各地を舞台に独自の視点で作品を発表してきました。代表作である『LAND SPACE』(2011)では、ケネディ宇宙センターのスペースシャトルと太古から続く地球の静謐な営みを対比させた壮大な構成で話題を呼びました。一方、コロナ禍を機に、足元の草花や静寂に満ちた寺院に焦点を当てた『LUMIERE』『PRIERE』(2020-2024)に取り組み、身近な存在へと視点を移すことで、これまでと異なるスケール感を際立たせました。
国内美術館で初の大規模個展となる本展では、海辺の街にある茅ヶ崎市美術館の特性を活かし、新月と満月がもたらす朔望を軸に、海の表情と天体の運動、水面に注ぐ微光から人類の生命へと思いを馳せる新作『LUNATION 朔望』を展開します。
本展の見どころ
1.公立美術館で初となる瀧本幹也の大規模個展を開催
写真家・瀧本幹也がこれまで取り組んできた作品が一堂に会する貴重な機会となります。
2.海辺の街ならではの写真と映像作品を発表
本展のために茅ヶ崎で新たに撮影された、満月の光が水面に映し出す生命を彷彿とさせる新作『LUNATION 朔望』を発表します。
3.作品世界を届ける図録
フランス国立図書館 現代写真チーフ・キュレーターのエロイーズ・コネサ氏、東京都写真美術館 学芸員の伊藤貴弘氏の寄稿文とともに、出展作品の数々を掲載した瀧本作品の魅力が詰まった一冊をお届けします。
本展のタイトルについて
タイトルの「朔望(さくぼう)」とは、月が太陽と同じ方向にあり月が姿を消す「朔(新月)」と、太陽の反対側に位置して月が輝く「望(満月)」、その満ち欠けの周期を指します。月と太陽の引力が重なり、潮汐がみせるリズムは、海辺の街に位置する当館において、ひときわ深い意味をもちます。水面に注ぐ微かな光、刻々と表情を変える海、そして連動する天体の動き。瀧本が捉えた光景は、私たちの日々の営みのすぐ傍らに、厳然とした宇宙の法則が存在していることを思い出させてくれるでしょう。
引用はすべて、写真展「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」プレスリリースより。
写真展「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」情報
開催日時
2026年9月2日(水)〜11月8日(日)10:00~17:00(入館は、16:30まで)
休館日:月曜(9月21日、10月12日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)
入場料
一般:1,200円(1,100円)
大学生:1,000円(900円)
市内在住65歳以上:600円(500円)
※()内は前売り券および20名以上の団体料金、前売り券は9月1日(火)まで販売(休館日除く)
会場
茅ヶ崎市美術館
- 〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
JR東海道線・相模線「茅ケ崎駅」南口から高砂通りを南へ、徒歩で8分
関連イベント情報
瀧本幹也 アーティストトーク
瀧本幹也が自身の言葉で作品世界について語ります。
開催日時
2026年9月19(土)、11月1日(日)各15:00〜15:45
参加費
無料
※要観覧券、事前申込不要
会場
茅ヶ崎市美術館 展示室
写真家 小林真梨子による写真ワークショップ「ポスターカレンダー作り」
写真の撮り方のヒントをもとに、自分で撮った写真で世界にひとつのオリジナルポスターカレンダーを作ります。
開催日時
2026年9月26日(土)①10:30~12:30②14:30〜16:30
参加費
500円(税込)
対象
①小学生(小学3年生以下は保護者同伴)、②中学生/高校生
定員
各回10名(事前申込制、先着順)
持ち物
携帯電話のカメラ(撮影データを出力できるもの)、カレンダーに飾り付けしたいシール等、水筒等(屋外撮影時の水分補給用)
※汚れても差し支えのない服装で参加ください。
※雨天の場合は、雨具を持参ください。
講師
小林真梨子
写真家 1993年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。大学入学をきっかけに「楽しいこと」を追求する写真を撮影。現在、フォトグラファーのみならずキャスティングやイベント企画など、多岐に渡り活動中。写真集『ふれる、ゆれる。』(2017年)、在原みゆ紀との写真集『meet you』(2024年)を刊行。
会場
茅ヶ崎市美術館周辺、2Fアトリエ
申込方法
9月2日(水)10:00より電話(0467-88-1177)、または、美術館受付にて開館時間内に申込み。
瀧本幹也×伊藤貴弘 ゲストトーク「撮ること、見ること」
写真家と専門家による、写真の魅力について語る対談。
開催日時
2026年10月12日(月・祝)14:00〜15:30
参加料
無料
※当日先着順
定員
50名
登壇者
写真家 瀧本幹也
東京都写真美術館 学芸員 伊藤貴弘
伊藤貴弘
1986年東京生まれ。2013年より東京都写真美術館に学芸員として勤務。主な企画展に「アレック・ソス 部屋についての部屋」展、「即興 ホンマタカシ」展、「松江泰治 マキエタCC」展、「琉球弧の写真」展、「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」展、「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」展、「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」展など。
会場
茅ヶ崎市美術館 エントランスホール
茅ヶ崎市美術館 藤川悠によるギャラリートーク
担当学芸員が展覧会の魅力を紹介します。
開催日時
2026年9月27日(日)、10月25日(日)各日14:00〜14:45
参加料
無料
※要観覧券、事前申込不要
会場
茅ヶ崎市美術館 展示室
ラスカ茅ヶ崎× 茅ヶ崎市美術館タイアップ企画
茅ヶ崎駅直結のショッピングセンター ラスカ茅ヶ崎3階の正面ガラスドアおよびエントランス、そのほか各所にて本展と連動したディスプレイを実施。
開催期間
2026年9月1日(月)〜9月30日(火)