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【#とある私の5ルール:5 】ふうちゃん

表現者たちそれぞれの、日々の“決めごと”。
毎日の生活の中で、これだけは譲れない。そんな自分だけの決めごとは、誰にでもあるもの。では、こだわりが強いクリエイターたちのマイ・ルールとは?
彼らが切り取る写真とともに、それぞれの日常に迫ります。
今回は、表情豊かにコーヒーを淹れる4歳児マスター、ふうちゃんです。

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ふうちゃん

コーヒーマスター 4歳、北海道在住。一棟貸しの体感型宿maoiqnokoyaを運営するおきぬさんの一人娘。おきぬさんが発信するSNSで”ふうちゃんカフェ”のマスターとして本格的にコーヒーをハンドドリップする姿と、天真爛漫な表情が人気に。
おきぬさん愛用カメラ:Canon EOS 6D
愛用レンズ:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art

コーヒー愛はゆずれません

大人顔負けの手慣れた様子でコーヒーを淹れる4歳の女の子、ふうちゃん。
トレードマークの手ぬぐいを被り、“マスター”として、日々本格的にコーヒーを淹れる姿がSNSで話題に。北海道の一棟貸しの宿maoiqnokoyaを運営しながら”コーヒー焙煎修行”をしているママの様子を見ているうちに、一昨年の秋頃からハンドドリップを始めたんだそう。4歳にしてドリップ歴2年近く、濁りのないコーヒーを淹れる腕前はママより上手。コーヒーの色や香りから、豆の種類も嗅ぎ分けるこだわりぶり。毎日楽しみながらコーヒーを極めることはふうちゃんにとって自信となり、どんなことにも意欲的に取り組むことにつながっているのだとか。

Rule01:マスターになるときは、手ぬぐいが必須

マスターとしてのふうちゃんの朝は、7時くらいにスタート。まずはユニフォームである手ぬぐいを、アシスタント母と選ぶことから始まります。ファンの方からいただく機会も増え、手ぬぐいコレクションはかれこれ100枚近くに。大相撲が始まると綱取り手ぬぐい、おやつを作るときはプリン手ぬぐい、出張コーヒーなどここぞというときには全日本コーヒー協会のコーヒー豆手ぬぐい…と、ふうちゃん的TPOに応じてコーディネート。

キャニスターから豆を出して豆を挽く→ドリッパーに豆をトントンして水平にならす→ケトルを使ってドリップ→合間に歌ったり踊ったり…→ドリッパーを外してコーヒーを注ぐ、がふうちゃんカフェのルーティーン。体の成長や技術の向上に合わせて扱うコーヒー器具も進化し、最近は大きめのケトルも使いこなします。

Rule02:美味しいときは、ついつい白目に

2歳のときに保育園のお友達との変顔ブームをきっかけに、白目芸を習得。今では美味しいときや満足したときなどの、定番キメ顔に。「渋い顔もできるよ!」と、眉間にシワを寄せる渋顔バージョンも、最近ラインナップに増えた模様。

話題のマリトッツォをパクリ!白ひげを生やした白目マスター。お気に入りのコーヒーカップ柄手ぬぐいがお似合い。

美味しい葡萄ジュースを手に、思わず白目。

Rule03:朝の乾杯は欠かせない!

ドリップを終えたら、ふうちゃんマスターとアシスタント母は、朝の乾杯をするのがお約束。ふうちゃんは乳酸菌飲料、アシスタント母はコーヒーを、隣同士で飲みながらコミュニケーションを楽しむのが日課です。

コーヒー愛が深いマスターも、いざ乾杯のときは乳酸菌飲料。コーヒーを飲んでみたものの、まだ牛乳たっぷりのカフェオレがギリギリOKな様子。コーヒー愛は、もっぱら淹れる専門です。

Rule04:空いた時間もサービス精神に余念なし

お気に入りの歌を歌ったり、踊ったり…ふうちゃんのパフォーマンスタイム。ただドリップするだけではなく、アシスタント母や見ている方を楽しませたいという、サービス精神あふれる意識の高さをうかがわせます。

美味しいコーヒーができたらしく、鼻歌を歌うご機嫌のマスター。最近は期間限定アイスコーヒー用のレーコー豆を使ってレーコーを作り、さらにその上にアイスクリームを載せるのが、ふうちゃん的流行りメニュー。

maoiqnokoyaの一角にあるマスターのコーヒースタンドで「ドリップ始めますよ~♪」の合図。宿泊中のお客様は、ここで過ごしていただけます。

Rule05:気分が乗れば、出張コーヒー承ります

稲作作業やピクニックのときなど機会があれば、コーヒーカーに乗って“出張ふうちゃんカフェ”で武者修行。いつもと勝手が違うアウトドアカフェでも、堂々とコーヒーを淹れます。

稲作作業を終えて、田んぼを背景にレーコーをふるまうマスター。普段より人が多く、やや緊張気味。

コーヒーセットを積んで、手ぬぐい姿で湖畔へドライブ。

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GENIC VOL.60 【写真家が撮る日常】
Edit:Satoko Takeda

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