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【表現者たちの旅スタイル #2】eri(DEPTカンパニー代表)

弾丸派、長期滞在派。ホテル派、エアビー派。一人旅、友達と。旅の仕方は人それぞれだけれど、旅への思いには、その人の生き方が現れています。
様々なジャンルで活躍する表現者たちは、どんな旅をしてきたのでしょうか。
#2では、ヴィンテージショップ DEPTのバイヤー兼オーナーであるeriさんのオンリーワンな旅のスタイルを見せてもらいました。

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eri

DEPTカンパニー代表 1983年生まれ、NY出身。ミュージシャンとして学生時代から活動し、現在は古着屋「DEPT」のオーナー、自身のブランド「mother」「VTOPIA」「TOWA CERAMICS」のデザイナー、また中目黒のVEGANカフェ「明天好好」のディレクターも務めるなど活動は多岐にわたる。年に海外へ8~10回、国内5~6回ほどの旅に出る。

運命の一着を探して。

初めてのロシアでの買い付け。今まで行った世界のマーケットとは違う雰囲気に興奮しました。

運命の出会いのために、とにかく歩く。とにかく根気よく。

「バイイングの旅の醍醐味は人との会話」。
そうeriさんが語るように、様々なマーケットを写した写真からも現地の人の声が伝わってくる。
「売り手の人と話していて、仲良くなって見せてもらえるものや、忘れ去られた箱の奥底から見つけたレアなものに運命を感じます。事前に下調べしつつ、アクシデント的な現地での出会いや、冒険も楽しんでいます」。

「ロサンゼルスにて。毎回、この古着の山を見るたびに、これを全部救うことができたらなあと思う。そんなことを考えながらシャッターを切った」。

「モロッコのマラケシュは、今まで行った国の中でもかなりのフェイバリット。こうしてカフェのテラスからマーケットを眺めているだけで面白い」。

This is Fate, Buying Trip.

「買い付け中に、売られているものをよく撮影する。これはメキシコシティの蚤の市で売られていたポートレート。思いがけず売られている誰かのポートレートはとてもアイキャッチー」。

「買い付け中に訪れた南フランスの店。店内はとにかく様々な古いものが積み上げられ、宝探しのようで楽しかったけれど骨が折れた。話好きな変わり者の女店主だった」。

旅とは運命の出会いをもたらすもの。

例年は年に8~10回ほども海外へ。
「仕事とプライベートの境はないけれど、旅は私にとってマインドセットするための行為。行きたいところや見たいところがたくさんあるから1週間以上のゆったり旅派です」。

「旅先で写真を撮るのは、おもしろいじゃん、って思った時。この子とはメキシコシティで出会った。ふと振り返った顔にメガネが描かれてて、思わず日本語で『何してるの超いいね~!』って写真を撮ったら、周りの大人も子供も笑ってた」。

「メキシコの街で出会った、大きな荷物を背負ったおばあさん。こうした日常が美しいなと思う」。

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GENIC VOL.57 【表現者たちの旅スタイル】
Edit:Yoko Abe

GENIC VOL.57

テーマは「100人の旅という表現」。
表現者たちのオンリーワンな旅スタイルや、撮欲も満たすひとり旅、旅するように暮らす多拠点生活など、様々な旅する人とその想いに迫ります。

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