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写真家 小川義文が監修するグループ写真展「モノクロームの世界へ」が代官山ヒルサイドテラスで開催。デジタル時代にも生き続ける、モノクロ写真にしかない魅力とその奥深い世界観

自動車写真の第一人者として活躍する、写真家 小川義文による、「アマチュア写真家育成プログラム」は、写真と花の好きなアマチュア写真家を対象に、「半逆光」を捉える小川メソッドを繰り返しレクチャーすることで、多くの参加者をハイアマチュアの領域に育ててきました。第11回を迎える同プログラムのグループ写真展のテーマは「モノクロームの世界へ」。代官山ヒルサイドテラス エキシビションルームにて、2025年9月11日(木)~9月14日(日)に開催されます。

  • 開催期間:2025.9.11 ~ 2025.9.14
目次

プロフィール

小川義文

写真家 自動車写真の第一人者。2014年に花の写真集「MOMENT OF TRUTH」の出版を機に花を専門的に撮りはじめる。同時にアマチュア写真家育成プログラム「花の写真グループ展」を主宰し、その活動は10年間に及ぶ。著書には「写真家の引き出し/幻冬舎」、写真集「小川義文自動車/東京書籍」他がある。

写真家 小川義文の作品をご紹介

Photo:小川義文
「手水鉢」
庭の片隅に見える手水鉢。何の変哲もない日常の一コマだが、モノクロ写真は特殊な被写体を選ぶ必要はなく、目を凝らせば日常の中にいろいろなものを見ることができ、質感を際立たせるための光を読むことで作品は生まれる。

Photo:小川義文
「エッフェル塔」
見方によっては巨大な構造体の無骨さが目立ってしまうエッフェル塔。パリを訪れるたびに自分の主観で撮ってみたいと思いその優美な曲線と繊細な鉄骨の組み合わせを切り取ってみた。
やはり写真は構図と光の読み方に尽きると感じた瞬間だった。

Photo:小川義文
花を長く撮っていると、ありのままの花では飽き足らないで、夢想の花を撮ってみたくなる。一見すると一種類の花に見えるかもしれないが、ギボウシの葉に丸いつぼみのアリウムを合体(接木)させてみた。写真家はすべて異なる視点とスタイルを持っているはず。

Photo:小川義文
花は色のない世界でも美しく生き生きとしている。「花の魅力は何だろう」異性を惹きつけるための魅力、生き物が持つ独自の危うさみたいなものだろうか。モノクロ写真はカラー以上に質感からフォルムまでよくわかる。

Photo:小川義文
繊細な光と影により植物それぞれの「テクスチャ」が発見できる。写真にルールはなく、多角的な視点を養うことができれば、独自の視線が生まれ、漠然と眺めていては見えなかった花の美しさが見えてくる。花から学べるものはたくさんある。

Photo:小川義文
私は自動車写真の専門家でもあるが、光と影が織りなす美しい一瞬の「美」にこだわり続けることが、より良い作品を生み出す秘訣となる。光の差し方ひとつで花の印象は大きく変わる。花も車も美しく見えるかどうかは、光と影の妙味で決まる。

写真家 小川義文は「5分で生けて、コンデジで撮る」をコンセプトに、2014年に出版した花の写真集「MOMENT OF TRUTH」をきっかけに、花の写真グループ展を10年間にわたって開催してきました。写真と花の好きなアマチュア写真家を対象に、「半逆光」を捉える小川メソッドを繰り返しレクチャーすることで、多くの参加者がハイアマチュアの領域へと育ってきました。これまで長年にわたり写真家として培ってきた小川義文の知見を生かし、参加者たちがプロと同じ経験を積み、レベルの高い知識を習得しかつ応用できるようになること、それが「アマチュア写真家育成プログラム」の狙いです。

そしてこの活動も11年目を迎えます。花の写真展の活動をはじめた時から、いつかはモノクロ写真をテーマにしてみたいと考えていました。モノクロ写真には、写真の本質が詰まっています。光の特性や被写体の質感、造形美に向き合えます。写真表現を学ぶうえでも今なお重要な位置を担っています。今がモノクロ写真を経験するのに最適なタイミングだと思いました。

第11回目を迎えるアマチュア写真家育成プログラムは、2025年9月11日(木)から14日(日)までの4日間開催します。今年のテーマは「モノクロームの世界へ」。アマチュアとは思えないクオリティの高い作品を、ぜひご覧ください。

── グループ写真展「モノクロームの世界へ」 プレスリリースより

グループ展参加者の作品を一部ご紹介

Photo:中村一之 @kazlotusesprit
建築写真をテーマにしたところ、目を奪うほど魅力的な螺旋階段のデザイン空間に出会う。建築物のさまざまな表情の中から、螺旋階段が見せるグラフィック的な面白さを切り取ってみた。デザイナーをする傍ら、デザインをモチーフとした写真表現に取り組んでいる。

Photo:吉川正敏 @kikkawamasatoshi
東京・三田の一角にありながら、周りとはまったく交わらずに孤高の存在となっているアリマストンビル。再開発地域で、周りの建物がすべて壊されても、なお一人孤立している姿は反骨精神の象徴とも思える。写真に刻まれた都市の記憶を感じた一瞬だった。

Photo:谷恭子 @tani.kyoko
写真は身体を通じた体験そのものであり、大自然の中でカメラを構える行為そのものが特別な意味を帯びているのだと思う。その厳しさを身体全体で受け止めているからこそ、自然と一体化する感覚が生まれてくるのだろう。厳冬の垂水遺跡の鳥居を撮影。

小川義文監修 アマチュア育成プログラム・グループ写真展「モノクロームの世界へ」情報

開催日時

2025年9月11日(木)~9月14日(日)11:00〜18:00

入場料

無料

会場

  • 代官山ヒルサイドテラス エキシビションルーム
  • WEB
  • 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18−8 ヒルサイドテラスF棟
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
東急東横線「代官山駅」から徒歩で3分
東急東横線、東京メトロ日比谷線「中目黒駅」から徒歩で7分
JR山手線・埼京線、東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」から徒歩で10分

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