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プロフィール

ハービー・山口
1950年東京都出身。23歳でロンドンに渡り10年間在住。現地の日本人の劇団で役者として100回の出演をこなす。折からのパンクロックのムーブメントに遭遇しロンドンの姿を活写し代表作となる。幼年期にカリエスという病気を背負っていたことから、常に生きる希望を写真のテーマとしている。その清楚な作風を好むファンは多く、幅広い年代層から支持されている。写真の他、エッセイ執筆、ラジオのパーソナリティー、さらにギタリストの布袋寅泰には歌詞を提供している。2021年日本写真協会賞作家賞受賞 2024年から日本写真芸術専門学校校長に就任。
展示作品の一部と解説

Jam Photo Galleryでは2度目となるハービー・山口の個展「Materials ~日々変わりゆく世界に生きて~」を開催いたします。ハービー・山口の写真と言えば、何気ない日常を切り取った温かなスナップショットを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、実はロンドン時代から現在に至るまで、紛争、革命、災害、パンデミックといった状況に身を置く人々の姿も静かに見つめ続けてきました。
そこに写し出されるのは、ただの苦悩や悲しみではありません。被写体を一方的に写すのではなく、共にその時を生きているという他者との関わりを重視した眼差しは、どのような時代や場所であっても一貫しています。「人の心をポジティブにする写真」を撮るという信念の元、苦しみの中にも光を見出し、不安の中にも希望を写しています。
本展は、過去を振り返るためだけではなく、ハービー・山口の眼を借りながら未来への希望を再認識するための時間でもあるはずです。
── 写真家 Jam Photo Gallery主宰 鶴巻育子



ハービー・山口 個展「Materials ~日々変わりゆく世界に生きて~」情報
開催日時
2025年9月9日(火)~9月21日(日)12:00~18:00
※日曜は17:00まで
休廊日:月曜
入場料
無料
会場

Jam Photo Gallery
- 〒153-0063 東京都目黒区目黒2-8-7鈴木ビル2階B号室
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
JR山手線、東急目黒線「目黒駅」から徒歩で5分
ハービー・山口 ギャラリートーク情報
写真を始めた中学時代、ロンドンでの10年間、帰国後から現在に至るまで「人の心をポジティブにする写真」「生きる希望」をテーマにストリートスナップを写真を撮り続けてきたハービー・山口。紛争、革命、災害、パンデミックなど、困難な状況下で生きる人々に、どのように接し、カメラを向けきたか、また、その時感じた心境などを語るそう。トーク終了後には、ミニパーティーも予定。
開催日時
2025年9月14日(日)17:00~18:30
参加費
2,000円(税込)
定員
20名