目次
- It’s my life. 暮らしの写真
- カバーフォトは中川正子さん
- 【Cover Story】
- 「半径1kmにある幸せ」中川正子
- 【Focus】
- 「My room and the time.」濱田英明
- 「旅の中にある暮らし」髙梨沙羅
- 【Spotlight】
- 【連載第20回】小関裕太の自分探しの旅「スキ」
- 【Features】
- ①Life is Beautiful. 私の愛する暮らし
- ②子どもたちの日常 Every day, Greatest day
- ③好きよ、ごはん
- ④うちのねこ
- ⑤“◯◯屋さん”の暮らしの風景。
- ⑥My Days カメラとともにある日常 from GENIC Featuring
- ⑦あの人の本棚
- 【連載】
- 女優・橋本愛「日日是好日」
- 小関裕太の自分探しの旅「スキ」
- 古屋呂敏のMY FOCAL LENGTH
- KYON.Jが出会った“奇跡の一瞬”「Exploring the World」
- 【and more】
- カメラカタログ:CAPTURE EVERY MOMENT 一緒に暮らしたいカメラたち
- Nikon Z6IIIとF1.4の世界 ~何気ない日常さえも特別に
- Canon愛が止まらない!大人気クリエイター ゆ~とびが語る「EOS R5 Mark II」の魅力
- 送料無料での購入はこちら
- プロフィール
3月4日(火)朝9時までに予約注文されたお客様には、3月4日(火)中に発送いたします。日本全国、ほぼ発売日までに到着します。
It’s my life. 暮らしの写真

3月7日(金)発売 GENIC4月号
It’s my life.
暮らしの写真
いつもの場所の、いつもの時間の中にある幸せ。日常にこぼれる光。“好き”で整えた部屋。近くで感じる息遣い。私たちは、これが永遠じゃないと知っているから。尊い日々をブックマークするように、カメラを向けてシャッターを切る。私の暮らしを、私の場所を。愛を込めて。
【編集長 藤井利佳 コメント】
「暮らしの写真」をテーマの号を作りたい。そう思い始めたのは、vol.72 のランドスケープ号を作っているときでした。
GENICではそのとき、「自然がつくり出した大きな景色も、暮らしの中で視界の隅っこに入ってきた風景も。全部ひっくるめて、ランドスケープ(眺め)である」という定義をしました。
そして、その号を制作中に、自分が好きだと感じる写真が、そこにたくさんあることに気づきました。
今まで私は、「日常写真」や「スナップ写真」が好きだと自覚し、話してきました。(ごく個人的な好き、の話です)
でも、ランドスケープ号に私の好きを感じる写真がたくさんある。それはなぜ?
答えを導き出すために好きな写真を集めてみました。それは、フォトグラファーたちが普段の生活の中の眺めを撮った写真ばかりでした。
これをひとつの言葉で表したら何になるのだろう?「日常」ではシーンとして広すぎるし、「スナップ」だと手法寄りになってしまう。
そこで気づいたのが「暮らし」というキーワードでした。
そうか。これは「暮らし」を写したものなんだ。
わたしは、「暮らしの写真」が好きなんだ。
今までそれを、「日常写真」とか「スナップ写真」という言葉でくくってきていたんだな、と。
それはなぜか?
写真のジャンルとして「暮らしの写真」というのが存在しなかったからです。
もちろん、「暮らしの写真」という言葉を今まで聞いたことがないか?言ったことがないか?といえば、そうではありません。
でも、写真のジャンルとしてこれまできちんと存在していたか?というと、していなかったと思います。
だから、きちんと言語化ができていなかったけれど、私が好きな写真は「暮らしの写真」なのです。
「ライフスタイル写真」とも違う。人それぞれの生きざまが見え隠れするような、息遣いをそこに感じられるような、リアルを切り取った写真です。
だから今回、GENICは世の中に「暮らしの写真」という新ジャンルを作ることを提案します。
ポートレート写真、ストリート写真、風景写真、ドキュメンタリー写真、旅写真、花の写真、料理写真、静物写真…さまざまなジャンルがありますが、そこに「暮らしの写真」が誕生しました!(もう勝手に追加します!)
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
カバーフォトは中川正子さん

美しさを求めるあまり窮屈になったり、誰かに見せるためのような視点で無理をしたりしない、自分らしい暮らし。そこに見つけたありのままを、ありのままの美しさで写した1枚。
【編集長 藤井利佳 コメント】
1つ上の編集長コメント欄を読んでいただけたら、この中川さんの写真が、どれだけ「暮らしの写真」号の表紙としてぴったりか、おわかりいただけると思います。日常写真、より、ライフスタイル写真、より、暮らしの写真という言葉がふさわしい。中川さんの生きざまが表れています。
【Cover Story】
「半径1kmにある幸せ」中川正子

出産を機に行動範囲が半径1kmに狭まったかわりに、日常の解像度が上がり、新たな視点を獲得したという中川正子。「日常にこぼれる、なんでもないただの光」に目を向け切り取った、美しい日々の記録をお届けします。
【編集長 藤井利佳 コメント】
カバーも担当いただいた中川正子さん、暮らしの写真の代表フォトグラファーであり、私が「暮らしの写真」というジャンルを生み出したいと思ったきっかけになる気づきをくださった方でもあります。いろいろなことを手掛ける中川さんが、多忙な中でも暮らしをとても大切に、丁寧に人生を生きていることが伝わってくる写真の数々です。
【Focus】
「My room and the time.」濱田英明

「時間の移ろいと光の質量の変化が見えた時、日本の片隅の小さな部屋の中にいても、地球や宇宙にいることを感じられる」と話す濱田英明。部屋とそこに流れる時間を写した作品、暮らしの写真への想いに触れる6ページです。
【編集長 藤井利佳 コメント】
濱田さんの、「HAMADA HOUSE」アカウントのファンの方も多いのではないでしょうか?私もその一人です。暮らしの写真は、仕事や作品制作とは違い、純粋に写したい思えたときに撮っているもので、それ自体が生活の中の営みのひとつだと捉えているそう。通り抜ける風まで感じられるような写真を、ぜひ大きな誌面でご覧ください。
「旅の中にある暮らし」髙梨沙羅

写真を撮ることは競技生活でもいい気分転換になるので、常にカメラを持ち歩いているという髙梨沙羅。
フィルムカメラで撮影し帰国してから現像する写真は、自分へのお土産であり宝物。いつも旅の中にある彼女の暮らしの写真をご覧ください。
【編集長 藤井利佳 コメント】
シーズン真っ只中ですが、ちょうど日本へ帰国するタイミングがある、ということで、ご登場いただくことができました。暮らすように旅をする、という言葉はよくあるけれど、彼女の場合は、常に暮らしが「旅の中にある」。すごくすごく大変なことがたくさんあるだろうけれど、その気分転換としてカメラや写真が存在していると思うと、嬉しい気持ちになります。オフタイムの沙羅ちゃんの暮らしがわかる写真が満載です。小さなころから一緒、という選手2名の写真も!
【Spotlight】
【連載第20回】小関裕太の自分探しの旅「スキ」

連載第20回となる今回は、久しぶりに会ったという同じ事務所の俳優、堀田真由を撮りおろし。6ページのスペシャルver.でお届けします。本人による構成、デザインもお楽しみください。
【編集長 藤井利佳 コメント】
連載20回目になりました!2024年は連載をまとめた作品集「LIKES」の発売や、展示も行いまして、ますますカメラ熱も実力もアップされていらっしゃる小関さん。GENICへの初回登場となったのは、2020年4月号 vol.54ですが、実は同じ号に写真好きとして堀田真由さんも出演いただいていました。今回は、ゲスト被写体として登場です!
【Features】
①Life is Beautiful. 私の愛する暮らし

大好きな場所で毎日を丁寧に過ごしながら、日々変わりゆく光や機微をすくいあげ、写真に写す。
自身の暮らしを愛する写真家やクリエイターたちが、日常の中で心動く瞬間とは?すぐそばにある美しさに気づくことの大切さを学びます。
出演:
「あたたかいけれど、ちょっとせつない。明るいけれど、去りゆくものたち」大森めぐみ(写真家)
「暮らしは光とともに」川野恭子(写真家)
「北国で、愛着を育む暮らし」sachi(エディトリアルデザイナー)
「日々の隙間」砺波周平(フォトグラファー)
「単純なくらし」東海林広太(写真家 / フォトグラファー)
「ヴィンテージのある暮らし」Nana*(フォトグラファー)
「1杯の白湯からはじまる愛しき日々」木本日菜乃(写真家)
「好きなものにだけ、囲まれて。」嵐田大志(フォトグラファー)
【編集長 藤井利佳 コメント】
いつもの場所の、いつもの時間の中にある幸せに目を向けること。簡単なようですが、実際はそうではありません。でも私たちには「カメラ」というものがあります。カメラは、それらを見過ごさないようにしてくれる、大きな武器です。暮らしに向き合い、写真として残している8名の想いに触れ、刺激を受けました。私もちゃんと、暮らしの中にある大切なものたちを残していこう!
②子どもたちの日常 Every day, Greatest day

大人にとっては当たり前の日々も、小さな世界で泣いて、笑って、一生懸命生きている子どもたちにとっては、毎日が最高の1日。我が子の意外な表情、愛らしい仕草、ふと気づく成長..。尊い瞬間を抱きしめるように写真に残す7名の作品をご紹介。
出演:
「いつもの1日」久慈鈴奈(フォトグラファー)
「家族との時間」喰田佳南子(写真家)
「変わらない景色」加藤新作(フォトグラファー)
「冒険と平穏の間にある小景」吉田周平(写真家)
「日常の愛おしさ」鬼澤礼門 オニザワレイモン(フォトグラファー)
「 “今だけ” の瞬間を」こんこん日記 めぐみ(一児の母 / 写真家)
「飾らない暮らし」くさのしほ(フォトグラファー)
【編集長 藤井利佳 コメント】
これはまず、タイトルに注目していただきたいです。あくまでも「子供たちの日常」を切り取った写真なのです。大人にも日常があるとおり、子供たちには子供たちの、まっすぐに生きる日常があります。その目線で見ていただけると、愛しさが倍増します。とっても可愛い特集です。
③好きよ、ごはん

生活に欠かせない3つの要素、衣食住。その中でも「食べること」は、生の根源を支えながら、暮らしをより豊かにしてくれるものでもあります。食の風景にカメラを向けるフォトグラファーたちに、その理由を伺いました。
出演:
「豊かな時間のお裾分け。」Mai Murakawa(写真家 / 詩人)
「2人の美味しい時間」MIKI*(Model」Photographer)
「どれも愛おしい時間だ」内村円(フォトグラファー)
「食べることを真ん中に」奥はる奈(フォトグラファー / ビデオグラファー / フードデザイナー)
「TO EAT そのまわりにある風景」森本菜穂子(写真家)
【編集長 藤井利佳 コメント】
ごはん写真が個人的に大好きです。食べなければ人は生きていけないけれど、生きるためだけなら、何を食べてもいいわけで。でもそこに、美味しさや美しさをのせたり、栄養を考えたり、誰かの喜ぶ顔を想像したり…。ごはんの写真には幸せが詰め込まれていて、それをいつも受け取っています。私はあえてお腹が空いているときに見たい派です。
④うちのねこ

気まぐれで、マイペースで、わがままで...そして、ただただ愛おしい存在。そんな愛猫と暮らす4名の写真家による、「うちの子」たちの写真をご紹介。どっぷりと猫沼に落ち、愛情を込めて切り取られた至福の愛猫ギャラリーです。
出演:
「幸せのかたまり」井上知(出張いえねこ写真家)
「“愛らしさ” と “ユーモア”」yomowasa(フォトグラファー)
「私たちのゆっくりな生活」大段まちこ(フォトグラファー)
「1人と2匹の子供たち」YURIE FURUYA(フォトグラファー)
【編集長 藤井利佳 コメント】
飼い主がカメラ好きだって、多分この子たちは知っています。毎日何枚も撮ってるな、しょうがないなあ、って、きっと思ってます。今日はちょっとサービスしとくか、なんてときもあるでしょうが、今はやめてよね、ってときもあるでしょう。お互いを感じあいながら残された1枚1枚。人のおうちのお猫様ですが、まったく問題なく、可愛いが止まりません。
⑤“◯◯屋さん”の暮らしの風景。

仕事をすることと、暮らすこと。かけ離れている人もいれば、2つがお互いに関係しあい、ひとつの人生のようになっている人もいます。そこには、より良い暮らしのヒントが隠されているかもしれません。 “〇〇屋さん” の暮らし、を見せていただきました。
出演:
「パン屋さんの歴史を紡ぐ日々」四釜明拓(パン職人)
「穏やかな時間が流れる川沿いの小さな珈琲店」松島二朗(コカチ珈琲店主)
「カレー屋さんの自然に生きるシンプルな暮らし」坂本圭司(飲食店経営 / 料理家)
「プロップ&フードスタイリストの “自分を緩める場所”」つがねゆきこ(Prop & Food stylist)
【編集長 藤井利佳 コメント】
今回もご出演いただいている「さいぱん」さんこと、四釜さんに以前GENICに出ていただいたあと、ニセコのお店に遊びに行ってきました。そのときいろいろなお話を聞いて、暮らしと仕事がとっても近いところにあるのだな、と感じました。それがすごく興味深くて、今回はもっと多くの方に聞いてみたいと企画した特集です。
⑥My Days カメラとともにある日常 from GENIC Featuring

InstagramやXなどで「GENIC Featuring」としてピックアップした中から、3ヶ月に一度、編集部がもっとも注目したクリエイターと、その作品を紹介するコーナー。今回は写真を愛する5名の、日々を写真に残すことの大切な想いに迫ります。ぜひ、各SNSのタグを付けて投稿してください。
Instagram:#GENIC_mag & @GENIC_mag
X: #GENIC_web
出演:
「何気ない日常に潜む美しいもの」Kimura Hinami(理学療法士 / 写真家)
「想像が膨らむ断片的な日常」佐野寛了(会社員)
「暮らしの中の “好き” を集めて」関恵理子(会社員)
「日日是好日」Sosuke Ishihara(会社員)
「愛おしい時間」林部浩太(会社員)
【編集長 藤井利佳 コメント】
もし、カメラと出会っていなかったら?写真が好きになっていなかったら?今と同じ日常を暮らしていたのか?きっと違ったのではないかと思います。私たちは、カメラを通して、今まで気づかなかったものが見えるようになり、光を感じることの素晴らしさを知り、残すことの大切さを覚えます。カメラがあると、暮らしが輝きますね。感謝です!
⑦あの人の本棚

今号に出演している表現者たちに、お気に入りの本棚を見せていただきました。
出演:
砺波周平(フォトグラファー)
Nana*(フォトグラファー)
sachi(エディトリアルデザイナー)
久慈鈴奈(フォトグラファー)
Mai Murakawa(写真家 / 詩人)
MIKI*(Model / Photographer)
つがねゆきこ(Prop & Food stylist)
東海林広太(写真家 / フォトグラファー)
【編集長 藤井利佳 コメント】
どれだけデジタルな世の中になっても、残っていって欲しい紙の本。どんどん増えていくのは少し悩みどころだけれど、クリエイターの皆さんはどんな風に収納しているのか?気になりますよね。美しい本棚と、本に対する想いをお伺いしたので、ぜひご覧ください。
【連載】
女優・橋本愛「日日是好日」

現実のなかに溢れる愛おしい瞬間を封じ込めた写真と、そのとき感じた想いを言葉にのせて。かけがえのない日々を写真と言葉で表現する、橋本愛の連載第21回。
小関裕太の自分探しの旅「スキ」
- ※小関裕太連載は 【Spotlight】 に記載
古屋呂敏のMY FOCAL LENGTH

俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏が、人との距離感、生きるスタンスなど、さまざまな「焦点距離」をテーマに「Nikon Zf」で撮りおろす連載第6回。
KYON.Jが出会った“奇跡の一瞬”「Exploring the World」
世界を照らす美しい光を追いかけ続けるトラベルフォトグラファーKYON.Jが出会った、光溢れる大自然の姿。第23回「クイバーツリーの月光浴」をお届けします。
【and more】
カメラカタログ:CAPTURE EVERY MOMENT 一緒に暮らしたいカメラたち

Nikon Z6IIIとF1.4の世界 ~何気ない日常さえも特別に

出演:
Hiroki.Nose(フォトグラファー)
久慈鈴奈(フォトグラファー)
Canon愛が止まらない!大人気クリエイター ゆ~とびが語る「EOS R5 Mark II」の魅力

出演:
ゆ~とび(写真愛好家 / YouTuber)
送料無料での購入はこちら

3月4日(火)朝9時までに予約注文されたお客様には、3月4日(火)中に発送いたします。日本全国、ほぼ発売日までに到着します。
プロフィール

藤井利佳
GENIC編集長 東京都出身。大学卒業後、ラジオ番組の制作からキャリアをスタートする。ブログサービスのディレクション、雑誌創刊、写真集や書籍の編集、イベント/ 写真展のプロデュースなど、多岐の分野にわたりクリエイティビティを発揮。雑誌「女子カメラ」の監修・リニューアルプランニングを担当し、2016年9月よりGENIC編集長に就任、現職。