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プロフィール

中川正子
1973年横浜生まれ。写真家として、自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを雑誌や広告、書籍などで発表する。2011年東京から岡山に移住。写真のほかにもトークライブや執筆も手掛け、自身のアトリエ「GATHER」ではイベントを開催。これまでの代表的な仕事に、写真集『新世界』『IMMIGRANTS』『ダレオド』『Rippling』『AN ORDINARY DAY』、桜木紫乃との写真絵本『彼女たち』などがある。
TOKINOHA とは?「くらしの中で使われて、完成する清水焼をつくりたい」


京都で200年の歴史を持つ清水焼陶芸家「清水六兵衛」。TOKINOHAは、その五代目の曾孫にあたる清水大介氏が、自分の陶芸の道を探す中で、清水友恵氏とともに2009年から始めた活動です。「今を生きる私たちにとって、くらしに寄り添い、豊かにする器」、そして「これからも陶芸が続いていくこと」を模索。食器や花器の提供だけでなく、プロの料理人のためのオーダーメイドの取り組みなどを行い、 京都の清水焼団地町から世界へ発信を続けています。
ブランド写真集「TOKINOHA」

本作は清水大介氏と清水友恵氏を中心に、クリエイティブディレクターの野崎賢一氏、アートディレクターの加藤啓太郎氏、フードスタイリストのつがねゆきこ氏、写真家の中川正子氏らが参加し、写真と文章のひとつひとつに重みを込め、2年にわたる制作期間を経て完成しました。「TOKINOHA」の器と同様、手に取った人の暮らしの中で完成していく作品とのこと。1000部限定の自費出版として発行。

著者:清水大介・清水友恵
写真;中川正子
発行:Kiyo to-bo株式会社
発売:2025年2月5日(水)
定価:11,000円(税込。本体10,000円)
サイズ:A4変(270mm×205mm)
ページ数:200ページ
部数:1,000部
表紙・綴じ種別:ドイツ装・無線
背形状:クータ・バインディング
ISBN:9784991395109
造本装幀コンクール

造本装幀コンクールは、日本書籍出版協会・日本印刷産業連合会が主催する 造本装幀にたずさわる人々(出版、印刷、製本、装幀、デザイン)の成果を総合的に評価する 出版業界で唯一の賞です。
同コンクールは、「美しい本」づくりをめざす意欲を高め、国内・海外に向けて 造本技術・装幀デザインの素晴らしさを紹介し、また、読書推進をはかり、 ひいては出版文化産業の発展を促すことを目的とします。
入賞作品は、ドイツ・ライプツィヒの「世界で最も美しい本コンクール」に日本を代表して出品され、 さらにフランクフルト・ブックフェアで展示されます。
国内では、全出品作品を都内で公開展示し、その後、入賞作品は、印刷博物館をはじめ国内巡回展示され、 最終的に、全出品作品(一部、入手不可能な作品を除く)は国立国会図書館の原装保存コレクション※として収蔵される。
※原装保存コレクションへは、第47回の作品より収蔵されている。
──造本装幀コンクール WEBより引用
「世界で最も美しい本コンクール」
1963年から開催されている世界的に権威のあるブックデザインの国際コンクール。毎年2月にライプチヒで開催されている。 1991年から、現在の主催者であるStiftung Buchkunst(ドイツ・エディトリアルデザイン財団)が主催している。 世界で最も美しい本コンクールには、各国のブックデザインコンクールで受賞した作品や専門家グループの推薦があるもののみがエントリーされており、毎年約30か国600余りの書籍について、財団から依頼を受けた各国の書籍製作に携わる専門家たちが、 デザイン・コンセプト、機能性、タイポグラフィー、素材の選択、印刷、製本等の観点から審査にあたる。