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2024年度ライカ・オスカー・バルナックアワード開催。44回目の開催を迎える権威ある国際写真コンテストの審査員が決定、いよいよ審査がスタート

ライカカメラ社による、国際写真コンテスト「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」が開催。LOBAは世界的な権威を誇る写真コンテストで、1980年から始まり、今回は44回目となります。「一般部門」と「新人部門」の2部門において、毎年傑出した写真家とその作品シリーズを表彰しており、現代の写真界において意義あるコンテストとして大きな役割を担っています。

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目次

候補者の選出方法

一般部門

著名なキュレーター、ギャラリーオーナー、アートディレクター、写真編集者、そして世界中の数多くの写真家が、それぞれの専門知識と経験を活かして候補者を選びます。15~20点の写真で構成される作品シリーズを評価し、最大3つの写真シリーズをノミネートします。写真家が推薦を受けるための条件は、その作品が「人々とその周辺環境との関係」をテーマにした、ドキュメンタリー写真またはコンセプチュアルアート写真であること。“常に人間に主眼を置く”というこの選考コンセプトは、1979年のLOBA設立時から一貫しています。

新人部門

新人部門である「ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワード」は、30歳未満の若手写真家が対象となる部門で、2009年に設立されました。世界20カ国の写真関連の高等教育機関からの推薦で、候補者が選出されます。

審査員

作品を審査する審査員は国際色豊かで、毎年異なる顔ぶれとなっています。審査はすべてこの5名が担当します。

DIMITRI BECK

フランス:ポルカ(雑誌、ギャラリー、コンセプトストア)写真部長

DIMITRI BECK Instagram

PER GYLFE

アメリカ:国際写真センター(ICP、ニューヨーク市)教育部門長

CIRIL JAZBEC

スロベニア:写真家(2013年度ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマー)

CIRIL JAZBEC Instagram

AMÉLIE SCHNEIDER

ドイツ:『ディー・ツァイト』紙 写真編集部長

AMÉLIE SCHNEIDER Instagram

KARIN REHN-KAUFMANN

オーストリア:ライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクター

審査

すべての応募作品を確認した後、5名の国際審査員が本年5月にウェッツラーのライカカメラ本社に集まり、審議を行います。最終選考に残った最大12作品の中から、メインおよび新人部門のLOBA 2024 受賞者を選出します。全ファイナリストとその作品は、今夏にLOBAのウェブサイトで発表され、両部門の受賞者の発表と授賞式は、10月にウェッツラーで開催される予定です。

賞金

一般部門

賞金:40,000ユーロ
副賞:10,000ユーロ相当のライカのカメラ製品

新人部門

賞金:10,000ユーロ
副賞:ライカQ3

・受賞作品とファイナリストの作品は、巡回展として世界各地で展示予定。
・2024年10月、ウェッツラーのエルンスト・ライツ・ミュージアムでの展示を皮切りに、ライカギャラリーや主な写真フェスティバルでも順次展示予定。
・受賞者とファイナリストの全作品を掲載し、各作品を詳細に解説したカタログが出版される予定。

2024年度ライカ・オスカー・バルナックアワード 情報

・ウェブサイトでは、コンテストの概要、今年度の推薦者および推薦教育機関のリストを閲覧可能。
・全ファイナリストとその作品は今夏にアップされる予定です。
・過去の審査員と推薦者のインタビューも掲載されています。

Leica Oskar Barnack Award 2024 WEB

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