Focal Length
今回のテーマは「揺らぎ」。
カラーは目に見える世界を鮮やかに撮ることができ、モノクロは人の心を撮ることができる。
モノクロの世界は余分な情報が排除され、被写体を一番近くで見ている感覚になる。
その人の人生が写真から滲み出て、フォトグラファーとして、心からぶつかっている気にもなる。
表現をメインとする世界は、進む時間の速度がかなり変化し、人が1年で経験することを1ヶ月で経験することもある。
蝋燭の火のように
常に揺らぎながら
波のようにいったりきたりを繰り返し順応する。
そこに正解はないし、もちろん不正解もない。
今までの自分を捨てて
新しい自分を探す
何を想い
どう流れるのか
この写真の彼女とはもう2度と会えないのだろうと想うと、さらにこの瞬間に感謝する。
Thank you Ayaka
Model: Ayaka Miyoshi
HairMake: mayumi shiraishi
古屋呂敏
俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。カメラ歴は7年。Nikon Z fを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。俳優のみならず、カメラマン、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。CHANEL、FENDI、ISETAN、SK-IIなどの映像制作も手掛ける。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「Love Wind」を開催。