Ai Horikawa
Ai Horikawa 1993年生まれ、東京都出身。
Food Designer|Food Coordinator|Graphic Designer
幼少期をミラノ、NYで過ごし、高校より東京の学校に進学。
多摩美術大学ではグラフィックデザインを専攻。
現在はメディア会社でクリエイティブディレクターをしながら、季節のイベントに合わせてお菓子のワークショップを開催するなど、個人でも活動中。
愛用レンズ:Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
❝美術とお菓子の融合が 私のアイデンティティ❞
「写真が上手い人も、料理が上手い人も世の中にはたくさんいるので、その中でどうやって自分らしさが出せるのか、かなり考えました。今では投稿するたびに小さく隠れたイラストを探してくれる方もいて、自分のスタイルとして確立できてきたなと思っています」
もともと好きだった美術の世界と、趣味で始めて夢中になったお菓子作りと写真を融合することで、アイデンティティを見いだしたというAiさん。
「写真にハマったのは高校生の時、卒業アルバムの写真担当になったのがきっかけ。クラスのメンバーが楽しそうに笑うのを撮るのが楽しくて、景色も人もなんでも撮っていました。大学でも写真をベースにした作品を作るようになり、写真が好きだと再認識。一方で美大に進んだのに、毎日お菓子作りに没頭している私もいて(笑)、でもただおいしさを追求するだけではなく、完成品のデザイン性にもこだわるところが自分のスタイルに合っていると気づいたんです」
「フードにはまず作る楽しみがある。おいしく、美しく作るのが第一のゴール、そのあとスタイリングして、さらに可愛く、素敵に見せるのが第二のゴールです。作ったものを人にあげると喜んでもらえるのがうれしくて、誰かにあげることを前提に作ると、ポジティブな連鎖で、味にも見た目にもさらにこだわるように。みんなを笑顔にできるのもフードの魅力ですね。私の写真を見て、おいしそう!だけでなく、デザイン的にもいいなと思ってもらえたら幸せです」
SWEETS+Illustration
おいしいだけじゃなく、デザイン的なフードの魅力を 感じてほしい
写真を撮るときは、とにかくシンプルを心がけているというAiさん。
「あくまでも主役は食べ物なので、周りに置く小物たちも、イラストも主役を引き立たせるため。白が基調になっているので、なるべく柔らかく、でもすっきりとした写真になるように気をつけています」
GENIC VOL.54【表現者が撮る世界】
Edit:Yoko Tadano
GENIC VOL.54
「My Identity with Camera.写真を通して伝えたいこと」を大特集。
国内外の表現者やクリエーターたちが、レンズを通して切り取りたい世界、写真という表現を使って伝えたいこと、にたっぷり迫りました。