キヤノンギャラリー50周年企画展 浅田政志写真展「Canon Colors」が、東京（品川・銀座）・大阪の3拠点で順次開催

14歳の頃、父のカメラを貸してもらい、初めて手にしたカメラ。
その日から、かれこれ30年。
これまで様々なカメラやレンズを使ってきました。

現在、私はキヤノン製のカメラを愛用しています。
（EOS R5で、プリズム部分のロゴを、キヤノン初代の”KWANONカンノン”ロゴにカスタムしています←ただの自己満なのですが…）
古今東西、春夏秋冬、いつも行動を共にするカメラは、まさに私の相棒そのものです。
相棒がいるからこそ、私は色んなところに行けて、沢山の方と出会うことが出来ます。
語り出すと長くなりそうですが、とりあえず、相棒には足を向けて寝られないほどお世話になっています。

今年、キヤノンギャラリーが開設50周年を迎えるにあたり、光栄にも写真展のお話を頂きました。
なにを展示すれば良いのか悩みましたが、キヤノンの社員さんを撮影したいと思い立ちました。
なぜかと言うと、頼もしい相棒を私の元に届けてくれた方々に、ぜひともお会いしてみたい。
そして、みなさんが働いているところに行って、相棒にサプライズで故郷を見せてあげようと考えたからです。

今回の写真展では15人の社員さんを撮影させてもらいました。
世界中には約18万人（2022年時点）の社員さんがいるとのことなので、これはもう本当に少ない人数です…。
けれど、被写体となったみなさんにじっくりとお話を聞いてみると、キヤノンそれぞれの部門が深く繋がっていて、カメラやレンズに対する姿勢はとても熱く刺激的なものでした。
製品のデザイン、設計をする方、組み立てる方、使い方の相談にのってくださる方、修理をする方、これからの「Canon」を創造していく方などなど。
みなさんが担っている役割は思った以上に多種多様でした。
まさにキヤノンのカメラとレンズで写し出される写真のように、とても鮮やかなカラーを持つ社員のみなさん。
私と社員さんとの対話の記録を、ぜひとも会場で観て頂きたいと思っています。

浅田政志

キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第2弾として、キヤノンギャラリー S （品川）、キヤノンギャラリー銀座・大阪の３拠点で順次実施。
本写真展の展示作品は、すべて最新のキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示されます。

主に、全国さまざまな地域や部門で働く15名のキヤノングループ社員を、浅田政志ならではの視点で捉えた作品を展示。
被写体となった社員それぞれの思い出のカメラやレンズを使用して浅田政志が撮影した写真と、生い立ちや会社生活をまとめた文章を交えた作品からは、素顔や人となりが生き生きと伝わります。浅田政志がユーモアたっぷりに捉えた家族写真の新作も展示するほか、浅田政志の演出によるフォトスポットで記念撮影を楽しめます。

2023年6月24日（土）～8月7日（月）10:00～17:30

無料

キヤノンギャラリー S（品川）
〒108-8011 東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F・2F

＜電車＞JR「品川駅」港南口から徒歩で約8分
京浜急行「品川駅」から徒歩で約10分

2023年7月8日（土）13:30～14:30

本展の撮影時のエピソードなど

150名（先着申込順、参加無料）
※会場参加のみ

下記のキヤノンギャラリー（canon.jp/gallery）にて申し込み

最新シリーズ「私の家族」の作品を展示。家族が全員集合して撮影する「家族写真」ではなく、浅田政志が一つの家族を複数枚に分けて撮影した写真と、写真に写る本人たちによる文章で構成されており、新しい家族像を表現されています。
本シリーズは、これまで全国4か所の写真展で展示されており、都内では初めての展示となります。本展では約10の家族を捉えた作品を展示されます。

2023年7月4日（火）～7月15日（土）10:30～18:30

無料

キヤノンギャラリー銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座3-9-7

＜電車＞都営地下鉄「東銀座駅」A7、A8出口より徒歩2分
日比谷線「東銀座駅」A2出口より徒歩3分
銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A12出口より徒歩3分

2023年7月8日（土）20:00～21:00

後日、キヤノンギャラリー（canon.jp/gallery）にてお知らせ

後日、キヤノンギャラリー（canon.jp/gallery）にてお知らせ

定員

会場参加 15名
オンライン参加は制限なし

キヤノンギャラリー S（品川）と同様にキヤノンで働く社員15名を捉えた作品と、額縁やペンダントなど、浅田政志の私物コレクションを展示。

2023年7月4日（火）～7月15日（土）10:00～18:00

無料

キヤノンギャラリー大阪
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島３丁目２−４ 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F

＜電車＞地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅、京阪中之島線「渡辺橋」駅直結
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅から徒歩で約5分
JR東西線「北新地」駅から徒歩で約8分
JR「大阪」駅から徒歩で約11分

写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集「浅田家」（2008年赤々舎刊）で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」（2015年赤々舎刊）を原案とした映画『浅田家！』が全国東宝系にて公開され、10年ぶりの新作、「浅田撮影局　まんねん」（2020年青幻舎刊）と「浅田撮影局　せんねん」（2020年赤々舎刊）を発表。新作個展「浅田撮影局」をPARCO MUSEUM TOKYO、「だれかのベストアルバム」を水戸芸術館で開催した。