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プロフィール
yomowasa
フォトグラファー 1981年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にカメラに出会い、3年ほど前から本格的に写真に向き合うように。ライフスタイルの一部として撮影を楽しみ、写真を通じて自己表現を続けている。
愛用カメラ:FUJIFILM X-S10、Nikon Zf
愛用レンズ:XF 35mm F1.4 R/18mm F1.4 R LM WR、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S/Z 40mm f/2(SE)
CAT DATA
よもぎ(♂ 13歳)
気は優しくて力持ち。わさびに対して過保護。
わさび(♀ 13歳)
誰よりもかまってほしい、わがままなお姫様。
兄妹の2匹。当初はよもぎだけを里親として迎える予定でしたが、ケージに残されたわさびがギャン泣き→2匹一緒にお迎えしました。
“愛らしさ”と“ユーモア”
人間みたいな仕草、飼い主だけに見せるだらしない姿...。豊かな表情を余すところなく伝えたい
日々の生活で、思わず笑ってしまう仕草や表情を切り取る
「我が家にねこズ2匹が来た時に、友人から『天使なのは一瞬だから、写真をたくさん撮っておいた方がいい』と言われました。そこで、当時あまり使っていなかったRICOHのカメラGR IIを引っ張り出して、成長記録として彼らの撮影を開始。猫は表情が少ないと言われがちですが、我が家のねこズは個性的な性格で、豊かな表情を見せてくれます。撮影する際は、彼らの感情が伝わるような、日々の生活の中で思わず笑ってしまう仕草や表情を切り取ることを心がけています。愛猫たちの魅力を余すところなく伝えたい想いで、“愛らしさ”と“ユーモア”という2つの面を意識しています。大切なのは、信頼関係を築くことと、その子本来の魅力を見つけて最大限に引き出そうとする気持ち。以前は『猫はどう撮っても可愛い』と思っていましたが、角度や構図に少し気を使うだけで、その魅力をさらに伝えられる一枚になります。無理強いせず、なるべく自然な表情を撮ることにもこだわっています。中には『仕方なく付き合ってやっている』ような顔の写真もありますが(笑)。私にとって猫を撮影することは、もはやライフスタイルの一部。写真は日々の暮らしの中にある何気ない“愛しい”瞬間を切り取る記録で、後から振り返った際、その時の感情や空気感をもう一度感じられると思っています」。
GENIC vol.74 うちのねこ
Edit:Satoko Takeda
GENIC vol.74
2025年4月号の特集は「It’s my life. 暮らしの写真」。
いつもの場所の、いつもの時間の中にある幸せ。日常にこぼれる光。“好き”で整えた部屋。近くで感じる息遣い。私たちは、これが永遠じゃないと知っているから。尊い日々をブックマークするように、カメラを向けてシャッターを切る。私の暮らしを、私の場所を。愛を込めて。