ラファエル・ザルカ プロフィール
1977年フランス モンペリエ生まれ。パリを拠点に活動。
幾何学的形態の変遷について、芸術や科学技術のみならず、スケートボードといったポップ・カルチャーの側面から、学際的に探求するザルカの活動は、彫刻や写真、ドローイングから執筆まで多岐にわたる。
彫刻作品が内包するエネルギーを可視化し解放する姿
フランス人アーティスト ラファエル・ザルカの「ライディング・モダンアート」展が、エルメス財団と東京日仏学院によって開催。
ラファエル・ザルカは、美術史を再訪しつつ、過去の作品の流用と再利用といった行為を、新たなエネルギーの形態を解き放つプロセスとして解釈し、建築やアートについての再解釈を提示してきました。
《Riding Modern Art》(2007-2016)は街中に設置されたパブリックアートの彫刻の上で、スケートボーダーがアクロバティックな滑りを見せる様子をとらえたモノクロ写真のシリーズ。パリ、バーゼル、ビルバオ、東京など、様々な都市で撮影された「モダンアートに乗る(ride)」姿は、ミニマルで幾何学的な彫刻作品が内包していたエネルギーを可視化し、そのダイナミズムを解放する行為でもあります。
ラファエル・ザルカの探究は、のちにスケートボーダーのための《Rampe Cycloïdale》(2016)や《Cycloid Ledge》(2022~)といった作品へと発展しています。
《Rampe Cycloïdale》は、パリ・オリンピック2024に向けて、ルーアン市庁舎前に2023年末から設置されたほか、ポンピドウ・センター前の広場において、新たなスケートボードのための野外彫刻作品として発表される予定(2024年6月15日~9月15日)です。
アートやスポーツから相互に生み出されるエネルギーの姿がモノクロ写真で楽しめます。
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ラファエル・ザルカ「ライディング・モダンアート」展情報
開催日時
2024年2月17日(土)~4月21日(日)
火~木 9:30~19:30
金、日 9:30~17:00
土 9:30~19:00
休館日:月曜
入場料
無料
会場
東京日仏学院
〒162-8415 東京都新宿区市谷船河原町15
行き方・アクセス
<電車>
JR総武線「飯田橋駅」西口から徒歩で7分
東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋駅」B3出口から徒歩で7分
都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」A2出口から徒歩で7分
- 【お問い合わせ先】
- 東京日仏学院
- www.institutfrancais.jp