【私が創り出すときめきの世界 #2】磯 いづみさんの五感を刺激する夢見心地の美味しい食卓

「好き」という気持ちは、頑張る原動力になる。
「好き」がどんどん膨れ上がると、自分だけの特別が欲しくなる。
「自分だけの特別」を創り上げ、世に放つことで「好き」を伝道させているアーティストたちをクローズアップ。
#2では、フォトグラファー 磯 いづみさんの一途な思い、そして溢れ出る情熱に迫ります。

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磯 いづみ

フォトグラファー 千葉県出身。写真と料理が好きで投稿していたSNS をきっかけに、テーブルコーディネートや商業写真撮影の依頼を受けるようになる。
愛用カメラ:Sony α7 III/Sony α 6600
愛用レンズ:TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD/SIGMA35mm 1:1.4

「普通が特別になるおうちごはん」

「メレンゲのフォルムが可愛く、テンションが上がったイートンメス。照明を調整する撮影用のソフトボックスを使って、ナチュラルな光を表現。果物の艶感が出るように光を微調整しました」。

“料理を通じて、家族への思いや自分の世界観をすべて表現できる”

食通の旦那様に刺激されて、ガストロノミーの世界に没頭することになったという磯さん。
「とにかく味にうるさく、何が食べたい? と聞くと必ず、食べたことがない料理! と答える主人のおかげで、食に目覚めました。
“普通の家庭料理をどうやったら素敵に見せられるか”が私のこだわりなのですが、それは主人の転勤による4年間のアメリカ生活が原点です。現地の方々の自宅に招かれることが多く、また、そのお返しに大勢の方々をお招きしました。みんなが楽しめる空間作りは日本人の感覚では難しかったのですが、だんだんと自分らしい空間を演出できるようになったと思います。帰国後も同じような価値観を持った仲間が広がり、人を招いては刺激を頂いています。料理を通して、私が今まで経験したこと、旅の思い出や自分の好きなもの、家族に対する思いなど、私の世界観すべてを表現できると思っています」。

「実は撮影時は色味がなく、地味すぎて投稿しなかった写真。彩度を上げてマット感を出したら、素敵に生き返りました!」。

Q . 好きな料理のジャンルは?

香りに惹かれる素朴な焼き菓子
「 パウンドケーキやマフィンなど素朴な焼き菓子が好き。あまり時間をかけずに作れる点と、焼き上がりの香りに惹かれます。また、最近は電気圧力鍋や低温調理器を使い、ほったらかしにしても美味しくできる料理にハマっています。今後はスパイスが効いたカレーを極めたいですね」。

「ラムレーズンwithコーヒークリーム。1年ほどラム酒に漬けたレーズンを使った、大人のケーキです。クリームをかけるところをリモートで連続撮影」。

Q . 自分にとって、料理とは?

心と体を元気にし、すべてを満たすもの
「 自分のために作ったり、大切な人に作ったり…。家族の健康を守るためにも良い食材を使って、心を込めて料理をすることが私の使命だと思っています。丁寧に作る料理は心と体を元気にし、すべてを満たしてくれます」。

「マスカルポーネで作った、ちょっと甘めのイタリアンプリン。甘くて美味しい佐藤錦をアクセントに」。

Q . 盛り付けや器へのこだわりは?

余白と高さ
「 器はモノトーンのものが好きで、盛り付けはシンプルにするよう心掛けています。ポイントは余白と高さ。余白を残すことで、料理がより引き立ちます。色味が単調になってしまうときは、ハーブやスパイスなどを最後に散らすことでバランスが良くなります」。

「ブルーベリーがたっぷり乗ったワッフル。シロップをかける瞬間を捉えることで、シズル感を演出」。

Q . 撮影する際のポイントは?

ストーリーのある空気感
「 高さのあるものは斜め45度、高さがないものは真俯瞰、シロップを垂らしたりコーヒーを淹れる手元の場合は真横から撮影。ストーリーがある空気感を捉えたいので、光や影を利用して立体感のある写真を撮るようにしています。美味しく見える角度を探し、細部にまでこだわってより可愛く美しく見える瞬間が見つかるまで何枚も撮ります」。

「低温調理で作った塩麹鶏ハムのオープンサンド。朝9時頃の自然光で撮影。編集の際にクラリティーを少し上げることで、具材の細部を鮮明に出しました」。

「私が持つ食事をするときのイメージは、空間の心地良さ。すっきりとしたテーブルにリネンのクロスを掛け、美味しい料理を食べながら楽しい会話が聞こえてくる。好みの器とお花、そして音楽。そんなシーンを思い描きながら料理を楽しんでいます」。

磯 いづみ Instagram

GENIC VOL.56 【私が創り出す、ときめきの世界】
Edit:Satoko Takeda

GENIC VOL.56

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