連写モード
もともと動きのある写真が好きで、「わくわくするようなものが撮りたい!」と思ったのをきっかけに、動きのあるフード写真を撮り始めたという茶々さん。基本的にひとりで撮影を行い、合成などはナシ。命が吹き込まれたような被写体たちの姿に、ついつい見入ってしまいます。
「これを撮るときはすごく緊張しました。ピントとタイミングを何度も確認して、キレイにカップからプリンを外せるよう、事前に取り出す練習を2回くらいしています。そのかいあって、“プリンが生まれる瞬間”をうまく表現できたかなと思います。最初にお皿に落ちたカラメルソースが、全体のバランスを良くしてくれました。」
by 茶々
「カフェオレを作る工程を撮影しました。グラスに氷とミルクと濃いめのコーヒーを入れるだけの簡単な工程ですが、その単純なことをオシャレに撮ったら、特別感が出るのではないかと思い撮ってみました。氷を入れたときの“カランッ”という音やミルクを注いだときのグラスの純白さ、氷のひび割れる音などを想像してもらえると嬉しいです。」
by 茶々
Shooting Tips
「基本、撮影は一発勝負です。カメラをセルフタイマー+連写モードに設定し、三脚に固定してタイミングを合わせて撮影します。真横から、余白を多めのアングルにして撮ると、全体の雰囲気が出せるのでおすすめ。F値を小さくしてフードの手前の一部分にピントを合わせると、美味しそうには撮れますが、単調で飽きそうなので、通常F4~F5.6で。食べ物のイメージで露出を決めて、光の当たり具合を見ながら撮影しています。」
by 茶々
茶々
茶々 休日フォトグラファー。1994年生まれ、秋田県出身。カメラ歴は約2年。普段は会社員で、休日に撮る風景やポートレート、最近は家で撮影するフード写真に夢中。
愛用カメラ:FUJIFILM X-Pro2/FUJIFILM X100V
愛用レンズ:NOKTON Classic 35mm F1.4 SC
GENIC VOL.56 【撮影がもっと好きになる写真術】
Edit:Izumi Hashimoto
GENIC VOL.56
「“好き"を撮る」をテーマに、 好きなものを愛でるように撮って表現する人たちにフォーカス!