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ずっと知りたかった「あの写真の秘密」第10回:加藤 光/ホワイトミスト No.05

第10回は、フォトグラファーの加藤 光さんが、Kenko「ホワイトミスト No.05」の魅力をお届けします。ホワイトミストは、ハイライトとシャドウのコントラストを和らげ、全体を淡く柔らかな雰囲気に仕上げるソフトフィルター。逆光ではオールドレンズのような柔らかなフレアが生まれ、手持ちのレンズでレトロな描写が楽しめます。中でもホワイトミストNo.05は、ホワイトミストNo.1の半分のソフト効果で、スキントーンを優しく整え、ポートレート撮影の常用フィルターとしても最適です。

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目次

写真表現のかなめともいえる大事な要素が「光」。その光を味方にして、思い描く表現を叶えるのが「レンズフィルター」です。写真や動画に一瞬で魅力を加えることができるレンズフィルターは、実は多くのフォトグラファーやクリエイターが愛用するアイテム。本連載では、Kenkoのレンズフィルターを用いて撮影した作品とともに、彼らがレンズフィルターを使う理由をご紹介。

プロフィール

加藤光

フォトグラファー 愛媛県出身、東京都在住。「日常に差し込む光の美しさ」をテーマに、家族写真やライフスタイルフォト、旅先で出会う風景の撮影を中心に活動。自然光を生かした柔らかい描写や、空気感まで伝える透明感のあるトーンが特徴。広告撮影からSNS向けの写真、映像制作まで幅広く携わり、近年はLightroomプリセットの開発やコラム執筆にも取り組んでいる。

フィルター撮影のBefore/After

作例1. 子どもと光が共鳴しているような“日常の魔法”をそのままに表現

Before 使用レンズフィルター:なし

After 使用レンズフィルター:Kenko ホワイトミスト No.05

日常の中の一瞬なのに、どこか物語のような光を感じて撮った作品です。ホワイトミスト No.05を使うと、背景の夕日が大きく滲み、温度感が増しました。子どもの横顔や髪の輪郭が柔らかく溶け、シャボン玉の光も丸く優しく広がっています。ハイライトとシャドウのコントラストが抑えられ、画面全体がフィルムのような空気感で、肌やニットの質感も柔らかいトーンに変化。特に、夕日の光で入るハイライトがふわっと広がることで、写真全体が柔らかい層に包まれたように見え、子どもと光が共鳴しているような雰囲気に変わったことに感動しました。いつもの公園で起こる『日常の魔法』を、そのまま作品にでき、とても気に入っています。

作例2. 光が優しく揺れて見えるような仕上がりに

Before 使用レンズフィルター:なし

After 使用レンズフィルター:Kenko ホワイトミスト No.05

レースカーテン越しの光が床に優しく落ちてくる時間帯に、猫が気持ちよさそうに寝転がっている姿。太陽が高く昇りきる前の、光がまだ柔らかい黄金の朝時間で、猫の白い毛並みと、床に伸びる影のコントラストが美しく感じられました。ホワイトミスト No.05の優しい効果が引き立つよう、光が背景から面で入る位置にカメラを構えました。レースカーテンのハイライトが程よく滲むことで、猫の表情がより穏やかに見えることを想定して、少し低いアングルから撮っています。また、露出は飛ばしすぎないように抑え、光の柔らかさだけを足すという撮り方を意識。光が優しく揺れて見えるような仕上がりになり、お気に入りの1枚に。被写体の輪郭や立体感はしっかり残しながら、光だけがふわっと広がるホワイトミスト No.05の魅力を改めて感じます。

作例3. 目で見るよりも爽やかな、夢のような緑の世界に

Before 使用レンズフィルター:なし

After 使用レンズフィルター:Kenko ホワイトミスト No.05

公園で、木漏れ日が綺麗に差し込んでいた時間帯に撮影したカットです。緑のもみじが太陽の光を透かし、風と一緒に揺れていた瞬間を切り取りました。フィルターを使っていない写真は、葉の輪郭がシャープで、光と影のコントラストがハッキリと出ています。デジタルのクリアさを感じられる、引き締まった描写です。そこにホワイトミスト No.05を用いると、光の粒が拡散され、ハイライトのにじみが発生。緑の階調が淡く広がり、背景のボケが溶けるような雰囲気になり、全体がフィルムのような優しいトーンになりました。まさに、空気ごと柔らかくなったような描写です。光の滲みによって葉の透け感もより引き立ち、また、背景のブルーグリーンのボケが美しくまとまっています。目で見るよりも爽やかな、夢のような緑の世界になりました。

「大げさな演出にならず、その場の光を少しだけ優しくしてくれる」ホワイトミスト No.05

加藤 光さんとって写真とは、大切な人との“温度”を残すもの。時間の経過とともに最初に薄れてしまうのが、その瞬間に感じていた空気の温度感だと考えているからです。

光がふわっと揺れる瞬間や、家の中に差し込む朝の光の中にある、小さな笑い声や家族の表情、仕草などを、その場所の空気感ごと閉じ込めるような写真にしたいと思っています。“自然光” “日常” “柔らかい色と空気感”を軸に置きながら、子どもや猫、暮らしの風景、植物など、生活の中で目の前にいる大切な存在を被写体の中心にしています。

加藤さんは、作り込むことよりも光が綺麗なタイミングや人がふと笑った瞬間など、偶然の柔らかさを切り取ることを好んでいます。そのためレンズは、自然光を最大限に生かせるとの思いから、おもに単焦点レンズを愛用しているそう。

使用レンズフィルター:Kenko ホワイトミスト No.05
「夕方の公園で、遊びながら走り回っていた娘を撮影した1枚です。日が傾いて光が柔らかくなる時間帯で、背中側から差し込む逆光がとても綺麗でした。光が強く入る位置にあえて立ち、光が被写体の背後から柔らかく回り込む角度を探して撮影しています。ホワイトミスト No.05 はソフト効果が弱めなので、ここでは光が背景に大きく入る構図を選ぶことで、にじみの美しさがより引き立つように意識。表情や動きが自然に出るよう、声をかけるのではなく遊びの延長線上で撮っています」。

加藤さんがレンズフィルターを使うようになったのは、子どもや猫を撮るときに「光の柔らかさだけ少し足したいな」と思ったのがきっかけです。

デジタルカメラのクリアさは好きなのですが、逆光で撮ると光が硬く写りすぎることがあって、もう少しだけ空気を滲ませたいと自然に思うようになりました。そこからクロスフィルターやフィルムライクな描写になるレンズフィルターなど、シーンに合わせてフィルターを使うことが増えていきました。レンズフィルターの最大の魅力は、“光の質を変えられる” ことだと思っています。特に逆光シーンでは、光を少し滲ませたり、コントラストを優しくしたり、肌の印象を柔らかくまとめたりするなど、編集では再現しづらい現場の空気感が、一気に整うように思います。子どもや猫の撮影は一瞬の勝負なので、撮影時点で理想の空気感に近い状態にできるのは大きなメリット。もちろん、編集でもある程度は光を優しく滲ませることもできますが、実際の光がどう入ってきたかまで再現することはできません。その瞬間のリアルな光と被写体が触れていた空気がそのままに写り込むことは、レンズフィルターの大きな魅力です。

使用レンズフィルター:Kenko ホワイトミスト No.05
「自宅で、午後の柔らかい日差しが差し込む時間帯に撮影した1枚。カーテン越しの光が部屋全体を優しく包む中で、猫がゆったり横になっている様子がとても心地よく感じられました。カーテンの影が床に落ちてリズムを作っていたのも印象的で、残したいと思う日常のシーンでした。ホワイトミスト No.05 を使うことで、光のハイライトがふんわり滲み、室内全体の雰囲気が“春の午後”のような穏やかさをまとっています。どこかフィルム映画を見ているような、日常のワンシーンがより印象的な写真に昇華されたと感じています」。

その上で、今回使用したホワイトミスト No.05は、「自然な、ちょうどいい柔らかさが魅力的でした」と加藤さん。

ホワイトミスト No.1より効果はぐっと控えめで、輪郭や立体感はそのままに光だけふわっと滲むので、ホワイトミスト No.05はレンズに付けっぱなしでも違和感がありません。どんなシーンでも馴染みがよく、フィルムのような淡い描写が自然に生まれました。特にレースのカーテン越しに午後の光が入る室内の猫や夕方の逆光ポートレートにおいて、素晴らしい描写をしてくれました。大げさな演出にならず、その場の光を少しだけ優しくしてくれる感じが気に入りました。

使用レンズフィルター:Kenko ホワイトミスト No.05
「娘がシャボン玉を追いかけながら走り出した瞬間、逆光の中で泡が光を受けてキラキラと舞い、芝生の上に光の粒が降ってくるように見えました。その一瞬の美しさを逃したくなくて、咄嗟にシャッターを切りました。ホワイトミスト No.05の効果は逆光で特に映えるので、太陽の光が娘の斜め後ろに入る位置を意識して撮影場所に立ちました。シャボン玉のハイライトが滲み、背景はふわっと溶け、子どもにまとわりつく光も柔らかくなっています。光が強い時間帯だったので露出は明るめにセットし、ミストの滲みを自然に浮かび上がらせています。公園で過ごす日常が、記憶の中の光景のように仕上がりました」。

使って実感するホワイトミスト No.05の魅力

ホワイトミストはハイライトとシャドウのコントラストを抑え、全体を淡い色調にしつつ、ほんのりと柔らかな描写にします。逆光時には、オールドレンズのフレアのように、光に包まれるような拡散効果が表れます。ホワイトミスト No.05は、ホワイトミスト No.1の半分のソフト効果。05(ゼロゴ)は0.5の意味。非常に弱いソフト効果なので、逆光撮影でほどよい拡散効果が得られるのが大きな特徴です。スキントーンを柔らかくする効果があり、ポートレート撮影の常用フィルターとしておすすめです。

※マグネティック・マウント・システム コンバージョンリング装着状態

効果が大げさすぎずどんなシーンにも馴染むホワイトミスト No.05ですが、子どものポートレート、猫やペットの自然光写真、室内の暮らしのシーン、植物や窓辺、夕方の逆光、そして日常のスナップなど、“生活の光が見えるシーン”に特に向いていると感じました。効果が強すぎないので被写体を選ばず、家族写真や日常記録にも使いやすいです。

Kenko ホワイトミスト No.05を2名様にプレゼント

今回ご紹介したKenko ホワイトミスト No.05 を2名様にプレゼントいたします。 Instagram、Xから応募ください。両方からの応募も大歓迎です。

GENICキャンペーン規約

応募方法

その1)Instagramアカウントで応募

Instagramで、GENIC @GENIC_mag とKenko公式 @kenkofilters.jp をフォローし、「ホワイトミスト No.05」プレゼントの投稿に"いいね"してください。

GENIC Instagram @GENIC_mag
Kenko Instagram @kenkofilters.jp

その2)Xアカウントで応募

Xアカウントで、GENIC @GENIC_web と Kenko公式 @KenkoTokina_JP をフォローし、「ホワイトミスト No.05」プレゼントの投稿をリポストしてください。

GENIC X.com @GENIC_web
Kenko X.com @KenkoTokina_JP

応募締切とご注意

・締切:2026年1月25日(日)23時59分
・当選した方にはInstagram @GENIC_mag またはX @GENIC_webからDMで連絡を差し上げます。Instagram @GENIC_mag、X @GENIC_web 以外のアカウントから連絡を差し上げることはございません。偽アカウント、フィッシング詐欺のアカウントにご注意ください。
・当選は公開アカウントに限ります。
・賞品の発送は日本国内に限ります。
・応募された方はキャンペーン規約へ同意いただいたとみなします。
・賞品引換、発送時点まで該当のアカウントをフォローされている状態が保持されていない場合、応募が無効となります。

プレゼントキャンペーンのお問い合わせ先

ミツバチワークス株式会社

「撮影体験に、さらなる喜びを」

カメラ用光学フィルターの専門ブランドである「Kenko Filters」。60年以上の歴史を持つ光学設計のノウハウを結集した、ブラックミストシリーズなどの高品質な光学フィルターは、写真や映像に豊かな表現力を与え、クリエイティブな可能性を広げます。

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