YUUKI
YUUKI 1984年生まれ、和歌山県出身。専門学校卒業後アパレル数社でデザイナーとして勤務しながら、自身のハンドメイドブランドを展開。26歳でフリーランスのファッションデザイナーとして独立。数年前より、趣味の旅行と写真が高じてトラベルフォトグラファーとして世界各国を取材。オンラインセレクトショップ「ANCIENTALA」のオーナーも務める。
愛用カメラ:Nikon Z 50
愛用レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
旅とは…❝クリエイションのインスピレーションであり、人生でなくてはならないもの。❞
─旅を撮影する際のこだわりは?
現地の空気感をそのまま伝える。
きれいな観光地ばかりではなく、その土地の暮らしが感じられる場所で撮影するのが好き。現地の空気感を大切にしたいので、ローカルの人とは積極的に触れ合います。
上の写真はトルクメニスタンのマーケットでの一枚。
日本人が珍しいらしく、カメラを向けると笑ってくれる人が大勢いました。
─これから行きたいところは?
南米。
特にアルゼンチンとチリ。写真でしか見たことがない世界を、実際に自分の目で見てみたい。
─カメラにハマッたきっかけは?
写ルンです。
中学とか高校の頃「写ルンです」が流行り、カラオケとかで撮り始めたのがきっかけ。現像に出すと、自撮りしたはずが鼻から下しか写ってなかったり、フラッシュが効きすぎて真っ白だったり…。見ていた景色とは違う思わぬ仕上がりがおもしろくて、撮ることにハマりました。
─今までのベストトリップは?
キューバ。
2017年に訪れたキューバは、時代の何もかもが止まっているかのようでした。
旅行ってこんなに大変だったんだ、と痛感。インターネットも繋がらず、何年ぶり!?って感じで紙の地図を見ながら歩き、わからないことは人に聞きました。
実は前の結婚の新婚旅行だったんです。
それって、普通の人は「ベストトリップ」にはならないですよね(笑)。
それでも一番だと思うくらい、心が躍った旅先でした。近々、また行きたいです。
─思わずシャッターを切りたくなる瞬間は?
初めて見る光景に出くわしたとき。
その国のローカルらしさが溢れる一瞬にときめきます。
この写真は、ネパールの街中でよく見かけるスナックの屋台車を思わずパチリ。
─旅先でのベストショットは?
南アフリカのヒョウ!
サファリからホテルに戻る途中、「レオパード!!」という叫びとともにジープが急停止。
とっさに構えたカメラで捉えることができた、偶然の一枚。
GENIC VOL.54 【Traveling with Camera】
Edit:Satoko Takeda
GENIC VOL.54
「My Identity with Camera.写真を通して伝えたいこと」を大特集。
国内外の表現者やクリエーターたちが、レンズを通して切り取りたい世界、写真という表現を使って伝えたいこと、にたっぷり迫りました。