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ひとりっきりのご飯、どうする?/ひとりで世界を歩いたら Vol.4

ぽんず(片渕ゆり)<連載コラム>毎週火曜日更新
4年勤めた会社を辞め
旅に出ることを選んだぽんずが送る
ひとり旅のおはなし

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ひとりっきりのご飯、どうする?/ひとりで世界を歩いたら Vol.4

ひとり旅で避けて通れないイベントの一つが、ひとりっきりでの食事。
もちろん、「ひとりでレストランも平気だよ」という人もいるだろうけれど、慣れない国で人目を気にしながら食べるのはハードルが高い…と思う人も多いはず。
名付けて「ひとりご飯問題」、私なりの解決策をご紹介します。

<解決策その1 フードコートへ行く>
いろんなジャンルのご飯が選べて、しかも価格もリーズナブル。とくにタイのバンコクでは、デパートのフードコートが充実しており、フードコートのイメージがちょっと変わるくらい楽しい場所。
滞在中に必ず一度は利用します。

<解決策その2 カフェで軽食を>
海外のカフェはWi-Fiが使えることが多く、ご飯のついでに情報収集もできて一石二鳥。
あんまりお腹が空いてないな、というときは、わざわざレストランに入らずにカフェでさくっと食べちゃいます。

<解決策その3 地元の食堂へ行く>
私がいちばんよくとる手段。有名店ではなく、地元の人しかいなさそうな食堂を探して入ってみます。

ひとりでふら〜っと入ると、誰か話しかけてくれる場合が多く、隣の席の人と話がはずんで、そのまま一緒に食事をすることも。
指差し会話帳やGoogle翻訳のアプリがあれば、ただ注文するだけでも立派なコミュニケーションになるので楽しいです。

<解決策その4 宿で料理する>
ドミトリータイプ(個室ではなく、相部屋)の宿だと、共有キッチンを使えることがあります。
共有キッチンには、たいていの場合調理器具や冷蔵庫が備え付けられているので、食材さえ買ってくれば自炊が可能!食費も浮くし、地元のスーパーで買い物するのも面白いです。

ほかの宿泊者とも仲良くなれる可能性が高く、お互いが作ったご飯をシェアしたり、郷土料理を作ってもらったりすれば、忘れられない思い出になること間違いなし。


<覚えておくと便利なこと>
海外だと、料理のボリュームが多くて、たったひと皿でも食べきれないこともあります。「おいしいのに残しちゃった…」というときは、持ち帰らせてもらえないか聞いてみるのも手。すんなり持ち帰らせてもらえることも多いです。

また、長めの旅なら、インスタントのお味噌汁や出汁スープを日本から持っていくのがおすすめ!
強烈なスパイスで胃腸が弱ったときや、慣れない味付けで食欲が減ってしまったときに役立ちます。
お湯やカップが部屋にない場合は、フロントに頼んでみると貸してくれることが多いので、ぜひトライ。

マイ箸も、一膳あると何かと便利。持ち帰った料理を宿で食べるときや、共同キッチンで自炊したとき、インスタント味噌汁を作ったときなどに使っています。


避けて通れない「ひとりご飯問題」、最初は不安もあるかもしれませんが、案外そこから思わぬ出会いや思い出が生まれるかもしれません。
楽しいご飯になりますように。

【ひとりで世界を歩いたら】バックナンバー

Vol.3 初めてのひとり旅、どこ行こう?
Vol.2 英語ができなくても、ひとり旅はできますか?

ぽんず(片渕ゆり)

1991年生まれ。大学卒業後、コピーライターとして働いたのち、どうしても長い旅がしたいという思いから退職。2019年9月から旅暮らしをはじめ、TwitterやnoteなどのSNSで旅にまつわる文章や写真を発信している。

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