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【“好き”を極める表現:5】yui.

好きだからシャッターを切り続け、好きだから自分らしい表現を追求し続ける。そんな“好き”を極めた7人の表現者たちが辿り着いた独自の世界観にフォーカス。見る人の心を動かすトキメキを宿した作品とその想いに迫りました。
第5回は、#愛しい日々と青 を大切に切り取る、yui.さんです。

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yui.

フォトグラファー 1998年生まれ、愛知県出身。高校2年生の時に写真にはまりカメラを購入。高校生の頃は空や友達を撮ることが多かったが、大学生になると旅先の景色を写真に残すことに注力。現在は海や青色の写真を中心に撮影しSNSに投稿している。2023年3月、表現舎PHOTOGRAPHY主催の企画展「私色の日常」に作品を出展。
愛用カメラ:Canon EOS RP、Canon EOS kiss X7、OLYMPUS PEN EE-3
愛用レンズ:Contax Carl Zeiss Planar T*50mm F1.4、Super Takumar 55mm F1.8、FUJINON 55mm F2.2

海と青にときめいて

「夕方の海で花火をした日。久しぶりに天気のいい海でとても楽しかったのを今でも覚えています。明るすぎず暗すぎずといった時間帯に撮ったのがポイントです」。

「家のベランダで撮ったシャボン玉。少し西に傾いてきた太陽の光に照らされ、とても綺麗でした。クロスフィルターを使いキラキラ感をさらに演出した一枚です。この後シャボン玉が家の中に入ってきたりカメラに飛んできたりで大変でした(笑)」。

「朝日に照らされた海がただただ綺麗。そんな思いだけでシャッターを切っていました。静かな海も好きですが、こういう波が立っている躍動感のある海もまた大好物です」。

少し緑の混じった青が私の青色

「大学生になり車で遠出できるようになって海に行った日のこと。海面がキラキラ輝くその光景にドキドキワクワクしたのを覚えています。その日をきっかけに海を撮るようになり、そのうちに青いものにも魅力を感じるようになりました。見ているだけで心が落ち着くので昔から好きな色だったのかもしれません。私の青色はただの青ではなく少し緑の混じった青色です。レタッチの際、少し緑色を足していますが、その時見た青色も消さないように気をつけています。それから太陽の光も欠かせません。光の取り入れ方、角度で同じ被写体でも全く異なるものになるので注意しながら撮影しています」。

「これまでに拾ってきたシーグラスを瓶に入れ撮影。瓶がメインなので海のボケは強くなりすぎないように、でも海面のキラキラは弱くなりすぎないようにしました」。

「香川県の父母ヶ浜で撮った一枚。海を歩く彼とキラキラ光る海が眩しくて、気づいたらシャッターを押していました。夢中で撮っていたのでピントがぼけてしまいましたが、このピンボケ具合が“淡い記憶”と合わさっていてとても気に入っています」。

自分の写真を見ると“あぁやっぱり私の色や世界観だ”と感じるんです

「青色を撮るフォトグラファーさんはたくさんいらっしゃいますが、それぞれの切り取り方がありますよね。だから自分の写真を見ると“あぁやっぱりこれが私の色や世界観だ”と感じるんです。とはいえ、大切なのはレタッチ技術などの難しいことではなく、大学生のあの日、海を見てドキドキワクワクした時の好きという気持ちのような気がします。今でも海に到着したら興奮して何も考えずにカメラを持って車から飛び出します。世界ってこんなにも美しいもので溢れているんだ、そしてこの瞬間を脳や写真にも強く残したい。そう思いながら夢中でシャッターを切っています」。

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GENIC vol.66【“好き”を極める表現】
Edit:Megumi Toyosawa

GENIC vol.66

GENIC4月号のテーマは「撮らずにはいられない」。
撮らずにはいられないものがある。なぜ? 答えはきっと単純。それが好きで好きで好きだから。“好き”という気持ちは、あたたかくて、美しくて、力強い。だからその写真は、誰かのことも前向きにできるパワーを持っています。こぼれる愛を大切に、自分らしい表現を。

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